BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: カゲプロのBL小説書いていこうと思います ( No.16 )
日時: 2014/06/21 17:10
名前: こまとむ (ID: ???)  

玄関のドアを開け俺の部屋に入ると伸ちゃんに問う。

『どうして無視したんすか?』
「関係無いだろ…」
『関係無くないっす、俺は無視されて悲しかったっす。』
「だって知り合いと話してたから…」
『いつもなら声を掛けると、何があってもすぐ振り向いてくれるのに?』

そう言うと伸ちゃんは苦虫でも噛み潰した様な顔をした。

『どうして無視したんすか、俺怒ってるんすよ…?』
「別に何だって良いだろ…」

『良くないっす、どうして無視したんすか』理由を話してくれるまで俺は何回も問う。

「幸兄が嫌いだから…」
自分の耳を疑った。
伸ちゃんの口から俺の事が嫌いという言葉を聞く日が来るなんて思いもしなかった。

『え…?』
「幸兄が嫌いだから無視した。」
『何で』
「え…えっと…」

俺は無言で伸ちゃんをベッドに押し倒す。
「なに…」
『お仕置きっす…』
「変な冗談はやめろよ」

『本気っすよ?』俺は笑顔で伸ちゃんに言う。
「それより手離せ…」
『嫌だ』

俺は伸ちゃんの唇に自分の唇を重ねる。
「なっ…おい、やめ…」
反応が凄い可愛い。

『例え泣こう喚こうががやめないっす』自分でもこの台詞は最低だと思った。
そして伸ちゃんの洋服にするりと手を滑りこませる。
「や、やめ…ろ!」
伸ちゃんは俺を突き飛ばして部屋を出ていく。

その後を俺は急いで追い掛ける。

「幸兄なんて大嫌いだ!こんな家出てってやる!」
『そうっすか、もう勝手にしろ!』

そして伸ちゃんは家を飛び出してしまった。