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「団長さん、見てくださいこれ！」

丁度私の真向かいに座っている団長さんに私は、手に持っている２つのペンダントを見せる。
『なんだ…これ？』
「こっちが私のでこっちのが団長さんのなんです！」
と言うと団長さんに薄紫色のハートがついているペンダントを差し出す。

『可愛いな…』
「でしょでしょ？ちょっとつけてみて下さいよ！」

すると団長さんはフードを取り私が渡したペンダントを身に付けた。
『どうだ』

「可愛いです」
『なっ…可愛い！？』
「ええ、可愛いですよ」

私は団長さんの顎を指でくいっと引き寄せ、唇同士を重ねる。

『おい、何するんだ…』
そう言った団長さんの顔はトマトの様に赤くてとても可愛らしかった。

「え？なにってキス…」
『だから、その…』
「良いじゃないですか、恋人同士なんですし」
にっこり笑顔で返すとうつ向いて無言になられてしまった。

「団長さん、大好きですよ」
『俺も…大好きだぞ…』

本当、可愛いなあ…
END

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