BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: カゲプロのBL小説書いていこうと思います ( No.77 )
- 日時: 2014/07/09 02:20
- 名前: こまとむ (ID: A9wxTbZM)
クロシンでニャンニャンニャンするボカロ曲のパロ小説です( ・ω・)」
突然部屋の窓がコンコンと叩かれる。
俺はどうせ風かなんかだろうと思い、無視をしていた。
だが、次の瞬間バンッと音をたて部屋の窓が開かれる。
俺はそれに驚き窓に駆け寄る。
カーテンを開けると黄色くギラギラと光る瞳がこちらを見つめていた。
「誰だお前」
俺がおそるおそる聞くと
『お、あんたがシンタローか、噂通り綺麗だな…』と返ってきた。
「は?何言ってるんだお前…俺は男だぞ?」と言うとクロハはクスッと笑う。
『そんなの知ってるよ、あ…俺はクロハだ、よろしくな』
「こちらこそよろしく、所でクロハは何処の飼い猫なんだ?」
『俺、野良猫なんだ…
野良猫は最高だぞ?好きな時に寝て好きな時に起きて好きな時にご飯を食べる…
それってとても素敵な事だと思わないか?』
「それも良いな…でも、俺は決められた時間に寝て決められた時間に起きて、決められたご飯を食べて、お風呂に入る方が好きだな…」
『それって疲れないか…?
シンタローも野良猫になろうぜ』
と言われ俺は強く手を引かれる。
「い、いや…でも…」
『ほら、一緒に行こう?』
窓から体が乗り出しそうになった途端、ふいに後ろから大好きな飼い主の声がする。
部屋のドアが開き、部屋に飼い主が入ってくる。
[シンタローさ〜んもう寝る時間っすよ〜]
『あいつがシンタローの飼い主か?』
「ああ、そうだよ」
『へぇー…』
[シンタローさん!?]
さっきまでの穏やかな表情はどこにいったんだ と聞きたくなるほど俺の飼い主は焦った顔を浮かべ、俺を窓から引き離す。
[だ、大丈夫っすか、怪我ないっすか!?]
俺は飼い主を安心させる様に頬擦りすると飼い主は幸せそうに笑う。
俺はふとクロハの事が気になり、窓の外を見てみるとそこにはもうクロハは居なかった。
明日も来てくれるかな…なんて期待を胸に抱きながら飼い主とともに暖かいベッドに入る。
END
飼い主は多分セットさん(・ω・)
セットさんって絶対ペット溺愛するよね…ね?ね?