BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 【BL】居候が無駄に可愛い件について。 ( No.10 )
日時: 2014/08/31 22:29
名前: http:// (ID: ???)  

しのさん→
すみません…(´・ω・`)
一人で執筆したいものでして…







取り合えずコンビニでは珈琲と肉マンを。口に入れると、とても熱くてはふはふと漫画の様な音が口から出る。周りに誰もいない事を確かめてはもう一口かじる。

あのとき、大家さんの家に泊めさせて貰えば良かったな…
隣の住人は取り合えず一生恨む。そう心に決めた。

頭がぼーっとしてる。体の芯まで暖まったのかな…
目がくらくらして…あれ…?

「まずい…」

その時からの記憶はよく覚えていない。





…………ん……
あれ?なんかいい臭いが…する…

「……ここ…どこだ?」

明るい部屋。
一軒家に見える。なんせ、俺のもといた家より倍くらい広い。整備された綺麗な庭でワンカップにワインを入れて飲んでいるのが…どこかで見たことが…

「…起きたか…」

この渋い大人って感じの声…

と…藤堂さんだ…

あの時はどうとも思わなかったがやっぱり声だけでは無く、顔まで格好いい。よく漫画とか小説の挿し絵で見かけるハードボイルドなおじさんとかより、格好いい。

すっかり気持ちよくなった俺は横に顔を向けるといい臭いがする。男がたくようなものでも無い気がするが…横にはアロマが。香りからすると…

「…ラベンダー?」
「よく分かった。娘が置いていった…」

娘?

俺が首を傾げると罰の悪そうな顔をしてまた後ろを向いた。

「い…今の話は忘れてくれ…」

よほど聞かれたく無い話なのかな…
そんな一面が見れた所で帰ろうか…よし。

「……あ…もう行くのですか?」
「はい。すみません…何でかよく分からないけど助けていただき…」

少し残念そうに見送る藤堂さんの顔をなるべく見ない様に俺はドアノブを握る。

…なんか忘れてる気が…

あ……

「マンションの火事…大変でしたね。」

「とっ…藤堂さんデシタッケ…」

急に片言になる俺を見つめる。

「俺…を、ここに住ませてください!」