BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 【BL】居候が無駄に可愛い件について。 ( No.50 )
日時: 2014/09/27 10:41
名前: 優斗 (ID: ???)  






「…げっ!木風さんだ…やべー。」

もくかぜ。確かに彼はこう言った。
なんの呪文だが分からないが、藤堂には多少心当たりがあった。恵一の友人の妹。あるサイトで漫画を書いているという。名前が確か楓だったはずだと。
だが、ここはあえて黙っておく。

今日も会社のブラインドからは暖かな光が立ち込めている。そして、尚江と軽石のゲーム実況も立ち込めている。前田の啜り泣く声も。藤堂の貧乏揺すりも。

現実逃避をしたおっさんと現実に悩むおっさんと若い二人はこの非現実的なオフィスで無駄に長い協奏曲を奏でている。そして、蝉の鳴き声が加わった。低い声音で藤堂はパソコンを閉じ、イスをくるりと回し言った。

「…お前らさ…ちゃんと仕事しろよ…」

それは確かに現実的な事だった。
迸る興奮を押さえきれなくなったゲームの発売を心待にする軽石は衝動に駆られ、叫び声を押し殺した様な声で突飛な事を口にする。

「藤堂さん…俺とポッキーゲームしまスミマセンッ!殴らないで!痛い!」

叩き付けられしわくちゃになった求人雑誌で軽石を殴る彼を一人冷静に尚江は見つめていた。この行動になんの意味があるんだろう。考えれば考えるほど確信に迫っていく。

それは、作者の書きたいシチュエーションが多すぎるんだ。そうだ。多すぎる件について。だ。

大体からこの話にはエロスが無い。他のスレにはプロレスごっこが多いというのになぜこんな悶え要素が少なすぎるんだ。それを真顔で考える作者も作者だが。
その為に頑張って三浦し〇んを買うも〇魚の真〇喜に萌えまくったというどうでもいい事をする。もっと勉強をしたいと思っているのだ。

眠たそうにブラインドから漏れる光を見つめる前田の目は虚ろだ。これはBLなのだろうか。そう考えている様にも見えた。ただ男達が騒いでいるだけでは無いだろうか。
不安を隠し、今日も会社は回る。

「……しい兄、くそ可愛い。」

そんな前田の呟きで水を打った様に静まり返った。





本当にこれBLなんですかね。
分からないです!
何か、コメントとリクエスト…お待ちしております!