BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【BL】居候が無駄に可愛い件について。 ( No.79 )
- 日時: 2015/07/26 09:56
- 名前: 優斗 (ID: uI3hDTJ6)
「…君さ……ホラー番組とか、観るのはいいんだけどね…」
「はい…」
「大声でドラえもんを歌わないでくれないか?しかも、夜中に。リビングで。」
トイレに行くのが怖くなって、ドラえもんを大熱唱しながら(ドラえもんの声真似もして)トイレに入るといきなり電気が消えてビビって泣いていた…そして、今に至る。
「…今日は、俺が夜遅いって知ってたから……ホラー番組を観てたって訳?」
「はいィ…不甲斐ないばかりですゥ…」
俺は今涙目だ。藤堂さんは呆れてものも言えないという表情をしている。まあ、実際喋ってますけど。
「外まで聞こえてたんだぞ…」と、藤堂さんはまた怒った。明確に怒りを露にせず、眉を動かして唇の端をひきつらせている。なんだこの威圧感…
「だって夜だったもんッ!俺悪くない…と……思う。はい。」
「ふーん。」
「藤堂さんの好きなこと…なんでも三つするし、買うし…それで許してください!プールとかダイヤは無理ですけどね!時計もですよ!」
今いった言葉を後悔するよりも早く、藤堂さんは口を開いた。
「じゃあさ、今日は俺が寝るまで起きてて。んで、隣で寝て。そんで今から……して」
「へ?」
「……うぅ……接吻しろっつってんのッ!殺すぞ!」
「いや、酔ってます!?」
「俺はいたって真剣だ!」
真顔で怒鳴る。
間違いない。
「少し…少し、待っててください!」
豪速球という表現はおかしいが、物凄い早さでフリック入力をしていく。
尚江さんが少し前に言っていた。「藤堂さんって、酔うと変なこと真顔でイッテキマスヨー。」を思い出したからだ。
メールを送信する。
帰ってきた答えは「イエース」
「やっぱりだ…」確信したのも束の間、藤堂さんの顔がニュッと肩からのびてきた。
「待てねーんだよ…なげえよ……」
「はっ!?え、ちょ、はっ!?」
「…待たせやがって……死ね…」
「んんっ…むぅ……うううぅ!!」
呼吸困難でも起こすつもりなのか?というくらい、強く吸い寄せる。優しく触れた唇からは、チューハイの甘いジュースのような味がした。
本当に死んでしまう。
恥じらいと、心臓の超スピードの鼓動。そして息ができない。
「…やめって…くださっ……い」
「ハァ…ハァ…多分俺さぁ…君以上に今、興奮してる。」
「それはお酒のせいです!多分!ベッド行ってからにしましょうよ!」
「……嫌だ。」
乱れた髪のまま頬を赤らめている。
相当余裕がないのか、服の中へと手を入れた。優しく触れる冷たい手は、緊張で火照った体にゆっくりと溶けていった。
いつのまにか気持ちよくなって
続きはWebで!
(てか、R18になりそうだからなんだよね。)