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[高尾side]

あの日以降、黒子から毎日メールが届くようになった。
『伊月先輩が休みでした。』
だとか
『今日も休みでした。学校自体休んでいるんだそうです。』
など伊月サンのことが送られてくる。
心配ではあるがあまり関わりのない身としてはどうしようもなかった。


☆

あの日からちょうど一週間経った日のメールには驚かされた。
『入院していると聞きました。明日、全員でお見舞いに行って来ます。』

事に重大さに気づき、秀徳のスタメンに伝えた。
見舞いに行くのは悪いので俺を通じて黒子に伝言を頼むように言われた。




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To:黒子テツヤ
sub:秀徳スタメンより
本文:伊月サンにお大事にってよろしく。

　　　　　　　　　　　　　高尾
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☆



[黒子side]

高尾君は薄々気づいているでしょう。
先輩も彼になら話してくれるはずです。

病院の帰り道、送信ボタンを押す。






[高尾side]
翌日の夕方、返信が来た。



『行って来ました。元気そうでしたが、少し痩せたみたいです。
病状は教えて貰えませんでした。』




このメールで確信した。
黒子は気づいているのだ。
だから真ちゃんじゃなくて俺にメールが届く。

"伊月サンの不調に理由は目だ。"

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