BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒バスで書きます!![R指定なし]NEXT黛赤 ( No.173 )
日時: 2015/02/19 23:15
名前: 理花 ◆amuOBZI1yA (ID: BKGAQbzV)

まず『森笠』から

*森山さんと笠松先輩、幼馴染だったと言う設定
*海常(現在)
*デレ松万歳!!
*キャラ崩壊



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[森山side]

今日は後期テスト最終日。
学業でも手を抜かない海常では1週間前から全ての部活動が禁止となる。
テストは3日間。その内、初日と2日目は禁止で3日目から活動が許される。

久しぶりの部活とあり笠松が監督と相談した結果、通常より軽めとなった。
練習が終わり、疲れの色を露わにしてぞろぞろと帰っていく部員。
その中で残った笠松は鈍った体を覚ます為、3Pを打ち続けている。
結局残ったのは俺と2人だけだった。

まだ足りないとでも言う様に周りのボールを集める笠松。籠の中のボールは既に空だ。


「そん位ににしておけよ、笠松。明日動けなくなるぞ」

声を掛けると少しこちらを見、ボールを放った。
綺麗なフォームで宙に放たれたボールはリングに吸い込まれるようだ。


「分かったよ。お前も帰んだろ?」

「流石にな」

幾ら軽めとは言え、キツかったには何の変りも無かった。

ボールを拾い集め足早に部室へ向かう。



シャワーを浴びる時間は無いので今回は我慢するとして制服を手に取り、Yシャツを着る。


「…眠い」

小さな声がして振り返ろうとすると、背中に重みが掛かった。


「どうした?」

「眠い」


背中に額を押し付けて今にも寝そうな目をしている。


「しょーがないなぁ」

まだ何も着替えてない笠松をベンチに座らせ、練習着から制服に着替えさせる。


「はーい万歳して」

「ん」




笠松はたまにこう言う状態になる。
あまり甘えたり弱音を吐かない彼だが、実は昔は泣き虫で甘えん坊だった。

俺は密かに『デレ松』と呼んでいる。
因みに発動条件は疲れ切っていること、2人きりであること。
単純だが確率はかなり低い。




「あれ?何だっけ…」

「何が?」

「小学生の時に笠松を何て呼んでたっけ?」

「…覚えて無い」



コレは嘘。顔真っ赤。



「ユーキちゃん」

「何?」

やっぱり覚えてたらしい。
おまけに返事をして貰えるとは

「やっぱりユキちゃんだよな(笑)」

「何で嬉しそうなんだよ」

「返事してくれたから?」

「意味分かんねー」


デレ松の時は蹴ったり殴ったりしないのだ。


「じゃあ、俺の事は何て呼んでた?」

「お覚えて無い」

「嘘だね。耳赤い!」


赤くなった耳にそっと触れる。

「く、くすぐったい」

耳が弱いのは初めて知った。
反応めっちゃ可愛い!!

顔まで真っ赤にして、体を捩じらせている。

「えー面白い反応(笑)」

いつも見られない反応につい癖になる。


…明日、どつかれるのがオチだが







「や、やめて由孝君」






凄く小さな声だったけど確かに聞こえた。


「かかかかか笠松ぅ???」


顔が見えない角度に俯いた彼から発せられた言葉が(いい意味で)衝撃過ぎた。



「ねぇ、帰ろ?」







俺がその日寝れなかったのはまた別の話。




END
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ナニコレ…