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黛黒のおまけ【告白の後】

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[黛side]

あの後、テツヤはかなりテンパっていた。階段で転びそうになり、俺の一言一言に過剰反応していた。
さっきまで繋いでいた手はぎこちないモノと化した。


俺も内心焦ってはいるが、なるべく冷静を装った。



☆

車内は大分空いていて、夕日が幻想的に見える。
そんな状況下でも隣に座るテツヤは落ち着きが無い。

—

しばらく黙っていると彼は眠そうにし始めた。
寝ていても平気だ、と告げるが頑として首を横に振り続けた。



が、そのやり取りも数回で終了する。




肩に寄りかかり、すやすやと眠る彼をスマホに納める。

今日はこれで何枚目だろう。
額にキスを落とすと不意に睡魔に襲われた。


『いつか自然なものとなって、俺の力であの笑顔が見れますように』


そんなことを願いながら抗う事無く深い所へ落ちた。







夕日が降り注ぐ車内の中、二つの影は寄り添いながら揺れていた。



＊END
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おまけも終了です。
黛さんをもっと活かした書き方をしたかった^^;