BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒バスで書きます!![R指定なし] ( No.67 )
日時: 2014/10/19 22:21
名前: 理花 (ID: BKGAQbzV)

今日こそ虹赤書いてやるー、と久々にやる気です。
シリアス風(あくまで風)を書きたいなぁ…などと自惚れています((
帝光時代です!!→つまり俺司




[虹村side]

雨の中、赤司と2人きり
話す事なんて無くて、黙りこんだ。





「俺は虹村さんが苦手です」




唐突に赤司が呟く。


「そっか」

返す言葉なんて無い。

<俺はお前の事、好きなんだ>
そう言えたらどんなに幸せだろう。


後輩を好きになるなんて許されない。


その上、赤司だ。
色々と辛い思いをしているのは知っている。
彼は強い。けど弱い。
傷ついているのをいつも隠して、独りで抱え込んでいる。

自分には救えない。
だから諦めた。


知ろうとすればするほど、話を聞こうとするほど
彼の傷が見えそうで怖い。



呟いた隣を見る。
赤司が震えてる。


「赤司?」

傘に隠された顔を覗き込む。
俯かれた顔を見る。



泣いている。


「虹、村さん…虹村さ、んは」

正直、驚いた。
けど次の言葉をじっと待つ。



「憧れだけじゃ足りない位…眩しくて、一緒にいるとドキドキして…」



「ドキドキする…から苦手です」









[赤司side]

涙が止まらない。
苦手なのに何故か可笑しい。





いや、違う。

俺は前から気が付いてる




苦手なんじゃない。







「好きです、虹村さん」






[虹村side]

好きって赤司が言ってる。
分かっているけど返事に迷う自分がいる。


雨音が静寂を告げた。



「やっぱり無理ですよね。」

赤司が作り笑いをして俯く。


そんな顔、すんなよ。
俺は…






傘を投げ捨て、赤司に抱き着く。


「俺は赤司が好きだ!!だけど、お前を支えられるか自信が無くて…ずっと言えなかった!!」





虹村さんが行方不明ー
一旦切ります!!