BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 君と僕(カノシンBL) ( No.8 )
日時: 2014/11/18 18:52
名前: 視力0.1 (ID: RHqvt9yZ)

2、堕とす(1)

「シンタロー君を僕の所まで堕としたい。」
そんな歪んだ願望は日増しに強くなっていった。
そんなある日____
セト「シンタローさん!ちょっと手伝ってもらってもいいっすか?」
シン「あぁ、いいぞ。」
セトとシンタロー君の会話が耳に入った。
ここ最近、僕はシンタロー君と関わるみんなが、少し気に食わなくなっている。
もちろんそんなことは知られてはいないのだが。
シン「うわあっ!」
物思いに耽っていると、台所から情けない悲鳴が上がった。
それに続いて「ガチャンッ!」という大きな食器の割れる音。
カノ「し、シンタロー君!?」
たまらず立ち上がり、台所へ慌てて飛びこむ。
次の瞬間、目の前に広がっている光景を見て、台所へ行かなければよかった、と心の底から後悔した。