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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 遥伸ヤンデレ ( No.3 )
- 日時: 2014/12/01 16:31
- 名前: 啄木鳥 (ID: FDRArTRL)
*遥伸*
「伸太朗は僕のモノ。」
そんな風に想い始めたのは何時だったのだろうか。
最近? 去年? いや、逢ったときから?
何時も何時も伸太朗くのことばかり。
好きで好きで大好きで堪らない。
「遥、想い積めた顔してるよ?」
貴音にそう声をかけられて我に帰る。
「あ、うん。気にしなくていいよ。」
僕は何時ものように笑い返す。
貴音は顔を染めて「そう…」と云ってヘッドフォンをかける。
「遥先輩と貴音先輩いますか?」
教室のドアからヒョコッと顔を出すのは文乃ちゃん。
何時も伸太朗くんと一緒にいる。
後ろには伸太朗くんが立っていた。
「いるよぉ〜 どうかした?」
「はい、また勉強会したいなぁって!!」
「勿論いいよ。」
「勉強会ぃ? 面倒くさいなぁ。」
「いいじゃん、貴音も往こ?」
「まぁ、遥が云うなら…」
そうして僕たちは勉強会を開くために図書室へと向かった。
今日は誰もいないみたいだ。
文乃ちゃんの隣で伸太朗くんは面倒くさそうにしていた。
「面倒くさい?」
「えっ… あぁ、まぁ…」
話しかけられるとは想ってなかったのか、突飛な声をだす伸太朗くん。
そんなところも可愛い。
「伸太朗くん、頭いいもんねぇ〜」
「一之瀬先輩だって。」
「もぉ〜、遥って喚んでよぉ〜」
「すいません、何か慣れなくて…」
少し頬を染めながら云った。
本当に可愛い。
今すぐ食べちゃいたいよ。
でもこの想いは心に閉まっておきたい。
嫌われたりしたら大変だからね。
心の中でずっとずっと想い続ける。
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