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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: お前が好きとがあり得ねぇから。 ( No.2 )
- 日時: 2014/12/24 00:47
- 名前: レチッド (ID: FDRArTRL)
*ビッチな俺が恋をしました*
息をすることさえ、
忘れてしまうほどだった。
自分は所謂ビッチ野郎な訳だが。
勿論女が好きだ。
だが、何故か眼を奪われた。
高校2年の秋。
そろそろ雪が降りそうなほど冷え込み、教室には暖房が入る。
つい最近の席替えで運良く窓側の一番後ろの席になった。
俺の隣には誰もいない。
チャイムが鳴り響くと担任が教室に入ってき、生徒たちは席に座り始めた。
「起立。礼。着席。」
ある生徒が号令を掛けた。
何等変わらない日常。
早く秋葉往って女吊りたいなぁ…
そんなことを窓の外を眺めながら考えていたその時だった。
「新入生を紹介する。名前は…」
ここは男子校だからどうせ男だ。
男には無論興味がない。
「……咲哉だ。」
意識を半分窓の外にやっていたので名字は聞き取れなかったが、名前だけは聞き取ることができた。
チラッと横目で診る。
「ドクンッ…」
周りに聴こえそうなほど心臓が高鳴った。
そう、俺は彼に恋をした。
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