BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 黒バス・影プロ ちょっとなんスけど描けるッス! ( No.68 )
日時: 2015/01/03 21:51
名前: 石塚 悠斗 (ID: sE.KM5jw)

月高

伊月side


どんなに願ったってもう叶わない話。
あの時にはもう手遅れだったんだから。



事の始まりは誠凛と秀徳で
練習試合を行って居た時だった。

その日は緑間が欠席しており、
高尾が其をカバーする形に為って居た。

その時だった。

高尾が倒れた。

大丈夫か、と言う声が場内を駆け巡り、
辺りは騒然と為って居た。

高尾は近くに在る救急病院に運ばれた。

医者が言うには持って一週間だそうだ。
何の病気だかは言わないと。

話せる状態では無いらしい。
今は集中治療室に入ってる。

もうちょっと速く気付いていれば
助かった筈何だがどうして。

Re: 黒バス・影プロ ちょっとなんスけど描けるッス! ( No.69 )
日時: 2015/01/03 22:09
名前: 石塚 悠斗 (ID: sE.KM5jw)


あっという間に時は過ぎて行く。
一週間とは本当に短い。

高尾は手遅れで亡くなったそうだ。
俺は誠凛代表として葬式に参加した。

人は悲しすぎると涙さえ出なく為って行くんだ
改めて実感した。











あれから二年後の命日の事だ。

俺は高尾の墓の前に花を添えて拝んでた。
その時の事だ。

高尾の声が聴こえた。
それも“誠凛の伊月サンッスよね!”って。

俺は後ろを向いた。

高尾が笑顔で立っていた。

“高尾っ!”

高尾の名前を呼んで俺は高尾を抱き締めた。

“お別れって嫌だけど、伊月サン有難うッス”

高尾が消えた。
それ以来高尾を見た事は無い。



終わり