BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.12 )
- 日時: 2018/05/31 06:58
- 名前: 苺 (ID: AJSrsss3)
「わ〜〜〜〜白くて綺麗〜〜〜
マナ、これは、何なの?」
レジーナは、雪の上をジャンプしたり走り回ったりした。
「レジーナ、雪を知らなかったんだね」
レジーナが雪の上を走り回ったりするのが子供みたいで可愛らしかった。
あたしは、そんなレジーナの様子をニコニコしながら見つめた。
「マナ、雪ってなんなの?」
レジーナは、初めて聞く雪って言う単語にキョトンと首を傾げて雪の事を質問した。
「空から降る氷の粉みたいなものだよ。
簡単に言うとかき氷みたいなものだよ」
あたしは、雪の事をどう説明したら良いのか解らなかった。
でもレジーナに雪の事が解るように優しく説明した。
「ふ〜〜ん、これが雪なんだね」
レジーナは、興味深く右手の人差し指で雪を突っついた。
「ねえ、レジーナ」
あたしは、悪戯ぽく微笑んで雪で雪玉を作った。
レジーナがこちらを見た瞬間にレジーナの顔に雪玉をぶつけた。
「うぅ……もう何をするのよ、マナ!」
レジーナは、指を鳴らすと雪の中から二十個位の雪玉が浮き上がった。
「レ、レジーナ、ちょっと待ってよ!?
それは、反則だよ!?」
あたしは、両手をレジーナの方に向けてレジーナを止めようとした。
「待たないよ、マナ!」
レジーナは、右手の人差し指をあたしの方に向けた。
すると一斉に雪玉があたしに向かって襲い掛かってきた。
「うわ〜〜〜!?
もう酷いよ、レジーナ……」
あたしは、レジーナの投げた雪玉が当たると雪に埋もれた。
どうにか雪から這い出て来ると洋服に付いている雪を両手で払った。
「あはは〜〜〜マナの顔が雪まみれだよ」
レジーナは、雪塗れのあたしの姿を見てあたしを人差し指で指して大声で笑った。
「もう雪まみれにしたのは、レジーナじゃない……あははは〜〜」
あたしは、あんまりもレジーナが楽しそうに笑うからあたしもつられて笑いがこみ上げてきた。
それからあたしとレジーナは、互いを見つめて二人で笑った。
「マナ、遊んでいないで早く荷物を部屋に運んでよ?
レジーナもそんな所にいつまでもいたら風邪をひくよ。
だから早く別荘に入ってよ」
六花は、あたしとレジーナを見て仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。
「うん、そうだね、六花の言う通りに先に荷物を部屋に運ぼう。
レジーナも荷物を部屋に運ぶのを手伝ってよ」
あたしは、六花の方を向いて小さく頷いて荷物を部屋に運ぶ事を伝えた。
それからレジーナの方を向いてレジーナに荷物を運ぶのを手伝ってほしい事を伝えた。
「え〜〜〜めんどくさいよ〜〜〜……
あっ、でもマナがほっぺたにキスをしてくれたら部屋に荷物を運ぶのを手伝っても良いよ」
レジーナは、自分の口元を右手の人差し指で触り悪戯っぽく微笑んだ。
「もうレジーナは、仕方がないな……」
あたしは、レジーナの態度を見て仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。
それからレジーナのほっぺたに軽くキスをした。
「んっ……」
レジーナは、あたしにほっぺたにキスをされるとこそばゆそうに体を少しだけ震わせた。
「これでレジーナも部屋に荷物を運ぶのを手伝ってくれるよね」
あたしは、レジーナのほっぺたにキスをすると恥ずかしそうに少しだけ顔を赤らめた。
「え〜〜……めんどくさいな……
でもマナとの約束だからね。
あたしも部屋に荷物を運ぶのを手伝ってあげるね」
レジーナは、面倒くさそうにため息を吐いた。
でも直ぐにあたしの方を向いて約束は、守る事をニッコリと笑いながら述べた。
「ありがとうね、レジーナ」
あたしは、レジーナが素直に手伝ってくれると聞いてレジーナの事を優しくて良い子だなって思った。
あたしとレジーナとまこぴーと六花とありすで荷物を別荘の部屋に運び込んだ。
荷物を運びこむとあたし達は、リビングに集まった。
「マナ、これは、何なの?」
レジーナは、壁に立てかけていたスキー板を指で指して不思議そうに見つめた。
「これは、スキーの板だよ。
スキーをするための道具だよ」
あたしは、スキー板を見上げながら述べた。
「スキーってなんなの?」
レジーナは、あたしの方を向いてスキーは、何なのか質問をした。
「板と棒を使って雪の上を滑るスポーツだよ」
あたしもレジーナの方を向いてスキーの説明をした。
「ふ〜〜ん、そうなんだ……
マナ、あたし、スキーをしてみたい!!」
レジーナは、スキー板を見上げながらしみじみと呟いた。
でも直ぐにあたしに詰め寄るように近づいてスキーをしたい事を伝えた。
「でも別荘についたばかりだからもう少し後にしない?」
あたしは、六花達が疲れているからもう少しだけ待ってほしい事を伝えた。
「嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ!
今する!
すぐする!
後でなんか待てないよ〜〜〜!!」
レジーナは、両手両足をバタバタとさせて我が儘を伝えた。
「でもありす達が疲れてると思うんだよね……」
あたしは、軽くありす達の方を向いてありす達の体調を心配した。
「マナちゃん、私達の事は、気にしないでください。
レジーナさんとマナちゃんの二人で先にスキーを楽しんでください。
私達も少し休んだらマナちゃん達に合流します」
ありすは、あたしとレジーナを見渡してやんわりと微笑んで先に遊んでいてほしい事を伝えた。
「でもあたし達だけ先に遊んでいて悪くないかな……?」
あたしは、まだやる事があるのに先に遊んでいて悪いんじゃないかと思い申し訳なさそうにありす達を見つめた。
「私達の事は、気にしないで良いよ。
だから二人で先にスキーをしておいでよ」
六花は、あたしに少しだけ近づいてあたしとレジーナに先ほどスキーに行く事を進めた。
「ごめんね、六花。
じゃあ、六花達の言葉に甘えるね」
あたしは、軽く両手を合わせて六花達に謝った。
「……レジーナに後ろから襲われないように気をつけなさいよ」
まこぴーは、じと〜とレジーナを見つめながらひにくを伝えた。
「もうまこぴーは、心配性だよね。
レジーナは、そんな事をする子じゃないよ」
あたしは、まこぴーの注意を聞いて苦笑いを浮かべた。
「どうかしら……?」
まこぴーは、レジーナを信じていないようにじと〜とレジーナを見つめた。
「むっ……あたしは、マナを襲ったりしないもん」
レジーナは、ほっぺたを膨らませて怒ったようにまこぴーを睨んだ。
「落ち着いてよ、レジーナ。
まこぴーも本気で言ってるわけではないと思うよ」
あたしは、レジーナをなだめるようにレジーナの頭を優しく撫でた。
「むむ……」
レジーナは、あたしに頭を撫でられるとどうにかまこぴーに文句を言うのを我慢して恨めしそうにまこぴーを見つめた。
「ほら、レジーナ、スキーをするんでしょう。
だから機嫌を直してよ、レジーナ」
あたしは、レジーナの機嫌をとるように何回もレジーナの頭を撫でた。
「それならばマナが抱きしめてよ……
そしたら許す……」
レジーナは、ほっぺたを膨らませてあたしを上目遣いで見つめた。
だからあたしは、レジーナを優しく抱きしめた。
「これで機嫌は、治った?」
あたしは、レジーナを抱きしめながらレジーナを見つめた。
「……全然駄目だよ、マナ。
もう少し強く抱きしめてくれないと怒りが治まらないよ……」
レジーナは、あたしに甘えるように上目遣いであたしを見つめた。
だからあたしは、レジーナをもう少し強く抱きしめた。
「これで機嫌は、直った?」
あたしは、抱きしめているレジーナに囁いた。
「……まだだよ。
もう少し抱きしめていてよ、マナ……」
レジーナは、あたしがレジーナを抱きしめている両腕を触り幸せそうに呟いた。
「解ったよ、レジーナ。
それならば機嫌が直ったら教えてね……」
あたしは、自分の腕に触ったレジーナの手を感じながら優しく伝えた。
「うん……」
レジーナは、あたしの体の体温を感じながら小さく頷いた。
レジーナは、あたしの体の温もりを感じながら目を瞑った。
レジーナは、五分くらいするとあたしから離れた。
「もう良いの、レジーナ?」
あたしから離れたレジーナに優しく話しかけた。
「うん、もう良いよ、マナ!
早くスキーに行こう、マナ」
レジーナは、満足そうに大きく頷いてニッコリと笑った。
「うん、スキーに行こう、レジーナ。
それじゃあ、スキーを滑って来るね」
レジーナの方を向いてからスキーを行く事を了承した。
それから六花達の方を向いてスキーに行く事を伝えた。
「ええ、いってらっしゃい、マナちゃん、レジーナさん」
ありすは、あたしとレジーナの方に右手を軽く振りやんわりと微笑んだ。
あたしとレジーナは、スキーウェアに着替えるとスキー板とストックを持ってスキー場に向かった。
「レジーナ、まずは、こうやってスキー板を付けるんだよ」
あたしは、スキー板を靴につけて手本を見せた。
レジーナもあたしに真似てスキー板をつけた。
「スキー板をつけたよ、マナ」
レジーナは、スキー板を付けると満足そうにスキー板で少しだけ歩いた。
「それじゃあ、滑る手本を見せるからよく見ていてね」
あたしは、ストックで体を押してスキー板を使い軽く滑って見せた。
「ふ〜〜〜ん、簡単そうだね」
レジーナは、あたしがスキー板で滑ったのを見て簡単そうに見えて何でもなさそうに呟いた。
「簡単そうに見えて結構難しいんだよ」
あたしは、苦笑いを浮かべてスキーは、簡単でないことを伝えた。
レジーナは、滑ろうとしたけれどもすぐに転んだ。
あたしは、慌ててレジーナに近づいた。
「だ、大丈夫、レジーナ?」
あたしは、転んだレジーナを心配そうに見つめた。
「うぅ……結構難しいよ……」
レジーナは、上手くいかずに悔しそうにしながら立ち上がった。
「レジーナ、急がずにゆっくりと滑れるようになれば良いんだよ」
あたしは、レジーナを慰めるように優しく話しかけた。
「その心配は、いらないよ。
だってスキーのコツを掴んだから大丈夫だもん」
レジーナは、自信満々に腰に両手を当てて自慢した。
「えっ、もうスキーのコツを掴んだの!?」
あたしは、驚いてレジーナを見つめた。
レジーナは、起き上がるとストックとスキー板を使い軽く滑った。
「わ〜〜〜凄い!?
もうそんなに滑れるんだね!!」
あたしは、あまりにもレジーナのスキーの上達ぶりに驚いた。
「えっへん、あたしにかかればスキーなんか簡単よ」
レジーナは、胸を張って自慢げに自分の胸を軽く叩いた。
「ねえ、マナ、あたしとスキーで競争しようよ」
レジーナは、悪戯ぽく微笑んであたしを見つめた。
「レジーナとスキーで競争するの?
でもスキー初心者のレジーナとあたしが競争なんてきつくない?」
あたしは、いくらレジーナが早く滑れるようになったとしてもあたしとスキーの競争は、無茶に思えた。
「むっ、それってあたしがマナに勝てないと言うの?」
レジーナは、怒ったように腰に両手を当てて怒ったようにあたしを睨んだ。
「そうは、言って無いよ……」
あたしは、レジーナの無茶の競争の申し出を困ったように見つめた。
「なら黙ってあたしと勝負するの!!」
レジーナは、あたしの方に右手の人差し指を向けた。
「もうレジーナたら仕方がないよね……
良いよ、レジーナ、あたしと勝負をしよう」
あたしは、レジーナの無茶ぶりに苦笑いを浮かべた。
「やった〜〜〜〜!
それじゃあ、早速、用意ドン!!」
レジーナは、掛け声と共に先に滑りだした。
「あっ、レジーナ、先に滑るなんてずるいよ!」
あたしは、急いでレジーナの後を追って滑った。
それからレジーナと競争するように滑った。
レジーナは、あたしに負けないくらい速く滑っていた。
しばらく滑ると突然レジーナが滑るのを止めて森の中を見つめた。
「どうしたの、レジーナ?」
あたしは、レジーナを呼びかけてレジーナの顔を覗き込んた。
レジーナの瞳が赤く輝いていた。
レジーナは、あたしの呼びかけにも答えないで森の方に歩き出した。
「ま、待ってよ、レジーナ!?」
あたしは、慌ててレジーナの後を追って森の中に入った。
しばらく歩くと洞窟が見えてきた。
レジーナは、洞窟に入るとあたしもレジーナの後を追って洞窟に入った。
しばらく歩くと氷漬けになった金髪の女性が現れた。
「わ〜〜綺麗な女性だね。
レジーナ、誰なのかな?」
あたしは、うっとりしながら氷漬けの女性を見上げた。
「アンジュ王女だよ、マナ」
レジーナは、氷漬けを見つめながら呟いた。
「この人がまこぴーが探していたアンジュ王女様なんだね。
綺麗な女性だね……」
あたしは、アンジュ王女をうっとりしながら見つめた。
「うん、本当に綺麗だね……」
レジーナもうっとりしながらアンジュ王女を見つめた。
「レジーナ、王女様を見つけてくれてありがとうね。
まこぴーもきっと喜ぶよ」
あたしは、レジーナの両手を握りしめてニッコリと笑いレジーナにお礼を伝えた。
「別に真琴の為にしたんじゃないよ。
ただアンジュ王女に呼ばれた気がしただけだもん」
レジーナがあたしに両手を握りしめられると恥ずかしそうに顔を赤らめた。
「レジーナってアンジュ王女と会った事があったんだね」
あたしは、レジーナの両手を離してアンジュ王女を見上げた。
「うんん、アンジュ王女とは会った事もないし写真も見た事も無いよ」
レジーナは、軽く首を横に振りアンジュ王女とは、初対面だと伝えた。
「えっ、だったら何でアンジュ王女だと解ったの?」
あたしは、レジーナがアンジュ王女と会った事がなくて驚いた。
「う〜〜ん、何となくだよ。
でも解ったから仕方がないじゃない」
レジーナは、アンジュ王女を見上げながら何故かアンジュ王女だと解った事を伝えた。
「レジーナとアンジュ王女に何か通じる物があるのかな?
それじゃあ、まこぴーにアンジュ王女の事を伝えるために一度別荘に戻ろう、レジーナ」
あたしは、アンジュ王女を見上げながらレジーナとアンジュ王女に何かあるのかなと思った。
あたしは、レジーナの方を向いて別荘に戻る事を提案した。