BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸、6月28日投下 ( No.24 )
- 日時: 2018/06/13 11:38
- 名前: 苺 (ID: LHKQiUSD)
これはドキドキプリキュアの百合小説です
この話は、相田マナの視点から書かれています
〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第12話☆
レジーナを助けるために強くなると心に誓ってから色んな事が起きた。
一つ目は、亜久里ちゃんのキュアエースが仲間になった事だ。
二つ目は、今までと比べない程の強敵達と戦いその度に強くなった事だ。
三つ目は、マジカルラブリーパットも手に入れて使えるようになった事だ。
本当に色んな事があった。
「ねえ、あたし達って強くなったよね」
あたしは、おふざけで六花に殴りかかろうとした。
「確かにあたし達は強くなったよね。
それにマジカルラブリーパットも使えるようになったものね」
六花は、軽くあたしの拳を避けるとあたしに向かって蹴りを放った。
「これならばレジーナとも対等に話が出来るよね」
あたしは、軽く六花の蹴りを受け止めた。
「くすっ、マナは、相変わらずレジーナ命なのね……」
まこぴーは、楽しそうに口元を押さえてクスクスと笑った。
「……マジカルラブリーパットを扱えるようになったんだビィ。
次のステップに進んでも良いんじゃないかビィ?」
ダビィは、あたしの近寄ってあたし達に意見を提案した。
「ダビィ、それは、どういう事なの?」
六花は、ダビィの方を向きながら質問をした。
「ミラクルドラゴングレイブの事を言ってるビィ」
ダビィは、腕を組んで六花達を見渡した。
「ミラクルドラゴングレイブて確か王女様が使っていたよね。
今は、何処にあるの?」
あたしは、ダビィにミラクルドラゴングレイブの所在を質問をした。
「確かトランプ王国の地下にあるはずよ」
まこぴーは、軽く腕を組んで考え込みながら述べた。
「それじゃあ、取りにいけないよね……」
あたしは、残念そうに話した。
「その事だけども僕に任せてもらえないだろうか?」
声がした方を見るとジョナサンが立っていた。
「やあ、皆、久しぶりだね」
ジョナサンは、似非笑顔を浮かべながら右手を振りながら近づいた。
「お兄さん、王女様をほっといてこんな所にいて良いのですか?」
まこぴーは、怪訝そうにジョナサンを見つめた。
「アンジュ王女様の事なら心配いらないよ。
誰にも見つからない所にかくまってるからね」
ジョナサンは、やんわりと微笑みながら何かを隠すように自分の頰を触った。
「それでトランプ王国にどうやって行くつもりなのですか?」
六花は、ジョナサンを見つめながらトランプ王国の行き方を質問をした。
「それは、僕の空間転送魔法で行くんよ」
ジョナサンは、自慢するように右手の人差し指を立てながら述べた。
「えっ、お兄さんは、空間魔法なんて使えたんですか?」
まこぴーは、驚いたようにジョナサンを見つめた。
「えっ……?
それは、その……そう空間魔法が使えるように特訓をしたんだよ。
僕は、今まで遊んでいたわけでないんだよ」
ジョナサンは、腕を組んで人差し指を立てて自慢をした。
「そうだったのですね」
まこぴーは、納得したように頷いた。
「善は急げだよ。
早速トランプ王国に行こう」
あたし達は、プリキュアに変身するとお兄さんに連れられてトランプ王国の地下に向かった。
「ほら、あれがミラクルドラゴングレイブだよ」
ジョナサンは、地面に刺さっているミラクルドラゴングレイブを指を指した。
「あれがそうなんですね……
ところでベール、お兄さんの姿をしているつもりなの?」
あたしは、冷めた眼差しでジョナサンに変装をしているベールを見つめた。
「な、何を言ってるのかな?」
ジョナサンに変装しているベールは、冷や汗をかきながら述べた。
「お兄さんは、アンジュ王女様の事を親愛を込めてアンって呼ぶわよ」
キュアソードは、冷めた眼差しでベールを見つめた。
「うっ……」
お兄さんに変装しているベールは、言葉に詰まり言い返せなかった。
「お兄さんが空間魔法を使うなんて怪しすぎでしょう」
キュアダイヤモンドは、冷めた眼差しでベールを見つめた。
「ううっ……」
お兄さんに変装しているベールは、言葉に詰まり言い返せなかった。
「それにマフラがベールの時のままだよ」
あたしは、冷めた眼差しでベールを見つめた。
「うううっ……」
お兄さんに変装しているベールは、変装を忘れた箇所を指摘されると言葉を詰まった。
「ベールの変装は、園児レベルですわ!」
キュアエースは、右手の人差し指でベールを指してベールにとどめを刺した。
「が〜〜〜〜ん!?」
お兄さんは、両手を地面につくとお兄さんの変身が解けてベールの姿に変わった。
「気づいていたなら何故黙って私についてきた?」
ベールは、悔しそうにあたし達を睨んだ。
「あたし達では、トランプ王国に来る事が出来ないからね。
ベールを利用させてもらったんだよ」
あたしは、腕を組んでベールを見つめた。
「くっ……プリキュアを利用するつもりが逆に利用されていたわけかよ」
ベールは、悔しそうにあたし達を睨んだ。
「ベールの足止めをよろしくお願いしますわ。
わたくしは、その間にミラクルドラゴングレイブを手に入れますわ」
キュアエースは、あたし達に向かって指示を出した。
「解ったよ、キュアエース」
あたしは、キュアエースに返事をした。
あたし達は、ベールに向かって攻撃をして行った。
キュアエースがミラクルドラゴングレイブに駆け寄り抜こうとした。
だけれどもミラクルドラゴングレイブは、抜けなかった。
「あたしも抜くの手伝うよ。」
あたしは、キュアエースに手を貸して抜こうとした。
でもミラクルドラゴングレイブは抜けなかった。
だからキュアソードとキュアダイヤモンドとキュアロゼッタの全員で抜こうとした。
でもミラクルドラゴングレイブは、抜けなかった。
「プリキュアでも抜けないとは、どういう事だ……?」
ベールが驚いたように戸惑いながらこちらを見つめていた。
突然天井の辺りから声が聞こえてきた。
「嫌な感じがしたと思ったらやっぱりあんただったのね。
キュアエース、あんたの事は、忘れた事はないわよ」
声がした方を見上げるとレジーナが宙に浮いていてキュアエースを睨んでいた。
「レジーナ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
あたしは、レジーナに会えたのが嬉しくてレジーナに抱き着いた。
「ひゃん!?」
レジーナは、あたしに抱き着かれると驚いように悲鳴ををあげた。
「んんっ……レジーナ…うっ……んんっ……んんんっ…………」
あたしは、レジーナを求めるように激しくキスをした。
「んっ……んんっ……んっ……んんんっ……うんっ……」
レジーナは、あたしに激しくキスをされると苦しそうに涙目であたしを見つめた。
「んっ……レジーナ……んっ……うっ……ん……んんっ……」
あたしは、レジーナを求めるようにさらに激しくレジーナにキスをした。
「んんっ……んっ……あっ……んんんっ……うんっ……やっ……」
レジーナは、あたしに激しくキスをされて涙目であたしを押して突き放そうとした。
「んんっ……レジーナ…………んんっ……うんっ……んっ……」
あたしは、レジーナが離れようとするレジーナを強く抱き締めてさらに激しくレジーナとキスをした。
「んんっ…………うっ……ん……あっ……んんっ……ん〜〜〜!?」
レジーナは、あたしに激しくキスをされて体力の限界が来て体を震わせてあたしの方に倒れ込んだ。
「えへへ〜〜〜やっと再会できたね。
あたし、レジーナと話したい事が一杯あるんだよ」
あたしは、レジーナを抱き締め嬉しそうにニッコリと笑った。
「は〜〜〜は〜〜〜……あたしには、ないわよ!」
レジーナは、息を整えてからあたしを投げ飛ばした。
あたしは、大きく宙返りをして地面に着地した。
「は〜〜〜〜〜〜〜!!」
レジーナは、着地したのを見てすかさずあたしに向かって殴りかかってきた。
「あたしは、レジーナと対等に話せるようにって強くなったんだよ」
あたしは、右手でレジーナの拳を受け止めてレジーナを間近で見つめた。
「そんなのあたしに関係ないわよ!」
レジーナは、あたしに向かって回し蹴りを放った。
あたしは、後ろに飛んで避けた。
レジーナは、すかさず黒いビームを放った。
あたしは、右腕でビームを弾いた。
「ッ!?
や〜〜〜〜!」
レジーナは、あたしがビームを弾いたのを見て驚いた。
レジーナは、すぐにあたしに近づくと殴りかかった。
あたしは、レジーナの拳をかわした。
「ねえ、レジーナ、愛してるよ」
あたしは、レジーナを愛おしそうに見つめてレジーナに告白をした。
「そんなのあたしに言われても知らないわよ!」
レジーナは、あたしに蹴りを出してきた。
あたしは、蹴りをかわしてレジーナを投げ飛ばした。
レジーナは、地面にどうにか着地した。
近くにあったミラクルドラゴングレイブを手に掴んだ。
「は〜〜〜〜は〜〜〜〜……何で攻撃が当たらないのよ!?」
レジーナは、ミラクルドラゴングレイブを抜いた。
するとミラクルドラゴングレイブの槍先が黒色に光輝いた。
「レジーナにミラクドラゴングレイブが抜けるなんて信じられませんわ……:」
キュアエースは、戸惑いながらレジーナを見つめた。
「何なの力がわきでてくる……
これなら行けるかもしれないよ」
レジーナは、ミラクルドラゴングレイブをあたし達の方に向けた。
ミラクルドラゴングレイブから大型黒色のビームが向かってきた。
「いけない!カッチカチのロゼッタウォール!」
キュアロゼッタは、あたし達とレジーナの間に立った。
両手の平から四つ葉のシールドを出してからビームを防ごうとした。
でもビームの威力が大きすぎてロゼッタは、吹っ飛ばされた。
でもビームはどうにか消滅できた。
「さっきは、防げたみたいだけれどもこれで終わりよ!」
レジーナは、もう一度ミラクルドラゴングレイブを、あたし達に向けた。
黒色のビームがあたし達に向かってきた。
「私は、まだあきらめませんわ!
カッチカチのロゼッタウォール!」
ロゼッタは両手の平から四つ葉のシールドを出してからビームを防ごうとした。
でも徐々に押されていくとシールドに皹が割れ始めた。
シールドが割れる瞬間にマジカルラブリーパットが光輝いた。
あたし達の体が光に包まれて気がつくと学校の近くの公園に転送されていた。
あたし達は、変身が解けていた。
「えっ、ここって学校の近くの公園ですわよね。
わたくし達は、マジカルラブリーパットの力で転送されたみたいですわね。
でもどうにか助かりましたわ……」
亜久里ちゃんは、安心したように右手で胸を触った
「でもレジーナ、元気そうだったよね。
またレジーナに会えるかな?」
あたしは、両手を後ろで組み嬉しそうにニッコリと笑いレジーナの事を考えた。
「マナは、お気楽ですわね。
ミラクルドラゴングレイブは、敵の手に落ちたのですわよ」
亜久里ちゃんは、腕を組んで冷めた眼差しであたしを見つめた。
「うんん、レジーナは、敵ではないよ。
友達だよ、亜久里ちゃん」
あたしは、首を横に振りレジーナは、友達な事を伝えた。
「マナは、まだそんな事を言ってるのですか?
レジーナは、エースショットでもジャネジーを浄化できなかったのですわよ。
レジーナは、根が深いジコチューなのですわ。
だから仲良くなるなんて無理な相談ですわ」
亜久里ちゃんは、呆れたようにあたしを見つめた。
「でもレジーナは、他のジコチューと違う感じがするんだよ。
亜久里ちゃんもレジーナと仲良くできるはずだよ」
あたしは、亜久里ちゃんの両手を握り締めて真剣な表現で説得をした。
「こんな事をいくら口論してもらちがあきません。
今日は、帰って今回の対策を考えさせてもらいますわ」
亜久里ちゃんは、ため息を吐くとあたしが握り締めている手を振り解いて去って行った。
「まったく亜久里ちゃんには、困ったものね。
亜久里ちゃんの気持ちは、解らないでもないけれどもね……」
まこぴーは、困ったように苦笑いを浮かべた。
あたしと六花とありすは、互いに見つめると声をこらして笑った。
「い、いきなり笑い出してどうしたのよ……?」
まこぴーは、戸惑いながらあたし達を見渡した。
「だってまこぴーからこんな言葉を聞くとは思わなかったからね」
あたしは、クスクスと笑いながらまこぴーを見つめた。
「真琴は、亜久里ちゃんを昔の自分と重ねているのね」
六花もクスクスと笑いながらまこぴーを見つめた。
「うふふ、真琴さんらしいと思いますわ」
ありすは、優しくやんわりと微笑んでまこぴーを見つめた。
「もう皆してそんな事を言う事はないじゃない……」
まこぴーは、不機嫌そうに軽く腕を組んで横を向いた。
「ごめんね、でもまこぴーがレジーナを思う気持ちが嬉しんだよ。
レジーナを大切に思ってくれてありがとう、まこぴー。
ねえ、レジーナを必ず取り戻そうね」
あたしは、まこぴー達を見渡しにっこりと微笑んだ。
あたしは、「レジーナを取り戻したらあたしの気持ちを伝えるんだ」って心に誓った。
〜つづく〜