BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸、5月24日投下 ( No.41 )
日時: 2018/06/24 10:37
名前: 苺 (ID: fmblAt2h)


これは、ドキドキプリキュアの百合小説です。
この話は、円 亜久里の視点で書かれています。

〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第18話☆

全ての悪は、断絶しないといけないと思ってました。
それがプリキュアの愛の戦士の務めだと疑う事もありませんでした。
でも本当の愛は、罪を許して一緒に歩んで行く事だとエルちゃんに教えてもらいました。
だから私は、もう迷わないと決めました。
私は、信念を貫くためにマナ達に会う事にしました。

「亜久里ちゃん、それで話ってなんなの?」

マナは、わたくしの話しが気になり私に話の内容を質問をした。

「今からトランプ王国に行こうと思いますわ」

わたくしは、真剣な表現でマナ達を見渡した。

「いきなり何を言い出すのよ!
トランプ王国は、敵の本拠地なのよ!」

真琴は、驚いてわたくしに詰め寄った。

「落ち着いて、まこぴー。
亜久里ちゃん、トランプ王国に行かないといけない理由を教えてくれないかな?」

マナは、真琴の肩を触り落ち着かせるとわたくしの方を向いたトランプ王国に行く理由を質問をした。

「皆さんに知ってもらいたい事があります。
その知ってもらいたい事は、レジーナにも知ってもらわないといけません。
だからどうしてもレジーナに会いにいかないといけません」

わたくしは、真剣な表現でマナ達を見渡した。

「でも亜久里ちゃん一人でトランプ王国に行くのは、危険よ!」

六花は、わたくしを心配してわたくしに詰め寄った。

「それは、大丈夫ですわ。
エターナルゴールデンクラウンが安全にレジーナの元に行く方法を教えてくれます。
だからマナ達は、ここで待っていてほしいのです」

私は、真剣な表情でマナ達を見渡した。
ありすは、わたくしとマナ達の間に立った。

「……亜久里ちゃんを信じて持ってみては、どうでしょうか?。
亜久里ちゃんならきっと大丈夫です」

マナ達を見渡してマナ達を安心させるようにやんわりと微笑んだ。。

「……解ったよ。
ここは、亜久里ちゃんを信じるよ。
でも無理をしたら駄目だよ」

マナは、小さく頷いてわたくしを信じる事を伝えた。

「ええ、無理をするつもりは、ありません。
それでは、レジーナに会いに行ってきます」

私は、マナ達と別れてからキュアエースに変身した。
それからエターナルゴールデンクラウンで知った方法でレジーナの元に向かった。
レジーナは、王女様の部屋にだった場所にいた。
王女様の部屋は、レジーナによって部屋全体がピンク色に模様替えされていた。
そしてレジーナは、退屈そうにソファーで腰を掛けていた。

「王女様の部屋をこんなにする何て悪趣味ですわね」

わたくしは、レジーナの前に立つと呆れたようにレジーナを見つめた。

「何であんたがこんな所にいるのよ!」

レジーナは、わたくしに気が付い驚いてわたくしを睨んだ。

「エターナルゴールデンクラウンがわたくしをレジーナの元まで導いてくれました。
それよりもレジーナ、大切な話しがあります。
わたくしについて来てもらえませんか?」

わたくしは、真剣な表現でレジーナを見つめた。

「そんなのは、嫌よ。
なんであんたなんかと話さないといかないのよ!」

レジーナは、嫌気が差したようにわたくしを睨んだ。

「それは、キングジコチューの苦しみの話だとしてもですか?」

わたくしは、真剣な表現でレジーナを見つめた。

「パパの苦しみ!?
それは、なんなのよ!!」

レジーナは、驚いてわたくしの肩を触って質問をした。

「それでは、話を聞く気になったのですね。
ではわたくしについて来て下さい。
マナ達と一緒の時に話をしますわ」

わたくしは、自分の腕を組んでレジーナを見つめた。

「マナ達とも一緒の時に話すの?
解ったわ、ついて行ってあげる。
だから早くマナ達のところに案内しなさい」

レジーナは、自分の腕を組んで真剣な表現でわたくしを見つめた。
私は、エターナルゴールデンクラウンの知識で知った方法でマジカルラブリーパットで転送ゲートを出現させた。

「行先は、このゲートの先よ。
だから先に、ゲートを通りなさい」

わたくしは、レジーナに行き先を伝えた。

「解ったわよ、早くマナ達のところに行くわよ」

レジーナがゲートを通ったのを見送ってからわたくしもゲートを通った。
ゲートを通った先は、お兄さんの家の庭だった。

「レジーナ、会いたかったよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

遠くから声がしたかと思うとマナがレジーナに抱き着ついた。
そのままマナは、レジーナのほっぺたにすりすりとした。

「ひゃん!?
マ、マナ、何をするのよ!?
こそばゆいから止めてよ!?」

レジーナは、マナにほっぺたにすりすりされるのが嬉しいのを隠すように嫌がってみせた。

「マナだけでは、ないわよ。
ほら、レジーナに出会えたのが嬉しいのは、解るわ。
でも亜久里ちゃんの用事が終わってからにしなさい」

お兄さんの家から六花とありすと真琴が出てきて近づいてきた。
六花は、仕方がなさそうにため息を吐いた。

「うん、そうだね。
亜久里ちゃんの用事が終わってからにするよ」

マナは、名残惜しそうにレジーナを離した。

「皆が揃った所で話を始めますわね。
レジーナ、キングジコチューを助けたいと思わない?」

わたくしは、レジーナを真剣な表現で見つめた。

「パパを助けるってどういう事よ?!」

レジーナは、キングジコチューな事を言われると驚いてわたくしに近づいた。

「レジーナ、あなたに真実を知る勇気がありますか?
知る勇気があるんでしたらこのエターナルゴールデンクラウンを手に取りなさい」

私は、服からエターナルゴールデンクラウンを出すとレジーナに向けた。
レジーナは、エターナルゴールデンクラウンを手に取ろうとした。
でも途中でレジーナの手が止まった。

「レジーナは、やっぱり真実を知るのが怖いのね」

わたくしは、レジーナの態度を見てレジーナを挑発した。

「こ、怖くないわよ!
あ〜〜〜もうそれに触れば良いんでしょう!?
ほら、触らしてよ!!」

レジーナは、わたくしからエターナルゴールデンクラウンを奪い取った。
するとレジーナの動きが止まった。
そしてエターナルゴールデンクラウンとレジーナの体が光輝いた。

「レジーナ!?
亜久里ちゃん、レジーナに何をしたの!?」

マナは、レジーナの様子を見て慌ててレジーナに近づいてからわたくしの方を向いた。

「レジーナの頭にエターナルゴールデンクラウンからある出来事の映像が流れています。
ある出来事って言うのは、トランプ王国で起こった本当の悲劇の事ですわ」

わたくしは、エターナルゴールデンクラウンを見てからマナ達を見渡した。

「トランプ王国で起きた本当の悲劇ですって!?
それは、王女様の事にも関係ある事なのよね?」

真琴は、トランプ王国の事を言われると驚いてわたくしを見つめた。

「むしろ王女様が全ての現況と言っても良いかもしれませんわ……」

わたくしは、トランプ王国で起こった出来事を思い出して辛そうに俯いた。

「お願い、亜久里ちゃん。
私にもトランプ王国で起こった悲劇を教えてよ」

真琴は、わたくしの肩を触り真剣な表現でわたくしを見つめた。

「解りました。
真琴にトランプ王国の出来事を教えますわ」

わたくしは、小さく頷いてトランプ王国の出来事を教える事を伝えた。

「待ってよ、亜久里ちゃん。
あたし達にもトランプ王国で起こった悲劇を教えてよ」

マナは、慌ててわたくしに近づいた。
そしてマナ達にもトランプ王国で起こった事を教えてほしい事を伝えた。

「もちろんマナ達にも教えるつもりですわ。
それでは、皆さんで手を繋いで下さい」

ありすは、真琴の手を繋ぐと真琴は、六花と手を繋いだ。
次は、六花がマナと手を繋ぐとマナがわたくしと手を繋いだ。
そしてわたくしがレジーナの持っているエターナルゴールデンクラウンを触った。
わたくし達の頭の中にトランプ王国で起こった悲劇の情報が流れ込んできた。
その内容は、謎の病気で倒れたアンジュ王女様の為に王女様の父親である王様が病気の治す情報を知る為にエターナルゴールデンクラウンを探した事。
苦労したけれどもエターナルゴールデンクラウンを探し出す事が出来た。
でもエターナルゴールデンクラウの中にプロトジコチューが封じ込まれていた。
世界と娘の命を天秤にかけて苦しんだ。
王様は、悩みに悩んで娘の命を選んでプロトジコチューの封印を解いてしまった。
エターナルゴールデンクラウンのお蔭で娘の命を助ける事が出来た。
でも王様は、プロトジコチューに心の迷いに付け込まれてプロトジコチューに体を乗っ取られれた。
そして王様は、キングジコチューになった。
キングジコチューになった王様は、ジコチューと共にトランプ王国を滅ぼし始めた。
王女様は、キングジコチューになった自分の父親を止めるためにミラクルドラゴングレイブを手に取ってキングジコチューと戦いました。
でも王女様は、自分の父親のキングジコチューを滅する事が出来なかった。
キングジコチューを石にして封じ込める事しかできなかった。
王女様の頑張りも虚しくトランプ王国が滅んでしまった。
最後のトランプ王国の生き残りの王女様と真琴は、トランプ王国から逃げる事しかできなかった。
でもトランプ王国から逃げ出す時に追手が来たので真琴を逃がす為に王女様は、足止めをした。
王女様を追ってきたジコチューの幹部により世界よりも父親の命を選んだ自分の自己中振りを指摘された。
王女様のプシュケーがジャネジーが染まりだした。
王女様は、プシュケーがジャネジーで染まりきる前に自分の体からプシュケーを抜き取った。
ジャネジーで染まったプシュケーと染まっていないプシュケーの部分を半分に割った。
ジャネジーで染まったプシュケー……つまりパパへの愛が詰ったプシュケーは、キングジコチューの元に流れ着いた。
そしてレジーナになった。
ジャネジーで染まっていないプシュケー……つまり世界への愛がプシュケーは、人間界に流れ着いた。
そして亜久里になった。
そしてプシュケーを抜き取られた王女様の体は、卵になると人間界に流れ着いた。
そして卵からアイちゃんが生まれた。
エターナルゴールデンクラウンから全ての情報が流れ込むのが終わるとわたくし達は、目を開けた。

「……これが真相の全てですわ」

わたくしは、マナ達を見渡して真剣な表現で見つめた。

「そんな亜久里ちゃんとレジーナとアイちゃんが元は、一人だったなんてね……」

六花は、衝撃の事実を聞いて戸惑いながらわたくしとレジーナとアイちゃんを見つめた。

「そして王様は、王女様への愛を利用されたのね……」

真琴は、王女様と王様の事を思って辛そうに俯いた。

「レジーナ……?」

マナが心配そうにレジーナの方を見つめていた。
あたくし達もレジーナの方を向いた。
レジーナは、涙を流して泣いていた。

「皆は、こんなに大きな愛を貰った事はある?
やっぱりあたしの考えは、間違いじゃなかったんだ……
あたしは、パパに一生着いて行くわよ……」

レジーナは、キングジコチューな事を考えてぼろぼろと涙を流した。

「レジーナは、本当にそれでいいの……?」

マナは、レジーナの気持ちが解ったように辛そうにレジーナを見つめた。

「それは、どう言う意味よ!
マナは、パパがくれた愛が偽物だというの!!」

レジーナは、怒ったようにマナを睨んだ。

「そうは、言ってないよ。
レジーナがさっき流した涙は、嬉し涙に見えなかったよ……
レジーナのパパがレジーナの為に罪を犯した事が悲しかったように見えるよ。
その思いを何処に伝えたら良いか解らなくて……心が悲しくて……泣いているように見えたよ……」

マナは、レジーナの事を考えて今にも泣きそうな辛そうな表現でレジーナを見つめた。

「マナが何でそんな事が解るのよ!
マナなんてあたしの事なんか何にも解らないくせに!!
他人のくせに!!」

レジーナは、大声を出して怒りを表した。

「レジーナの事は、解るよ」

マナは、真剣な表現でレジーナを見つめた。

「何でそう言いきれるのよ!」

レジーナは、マナの言葉に腹を立ててマナを睨んだ。

「それは、レジーナの事が好きだからだよ。
レジーナの事が好きだからだよ。
レジーナの事をいつも考えてレジーナの事をいつも見ているんだよ。
だからレジーナの辛そうにしているのが解るよ。
それが理由じゃ駄目かな……?」

マナは、自分の気持ちを押し付けてないのか心配で不安そうにレジーナを見つめた。

「……マナの気持ちは、嬉しいよ。
でもあたしは、パパを裏切る事なんか出来ないよ……
あたしは、どうすればいいのよ。
あたしがどうすれば良いのか解るのなら教えてよ、マナ!!」

レジーナは、どうしたら良いのか解らずに辛そうにマナを見つめた。

「そんなのレジーナのパパを助けたら良いだけじゃない」

マナは、真剣な表現でレジーナを見つめ返した。

「そんなの無理に決まってるじゃない。
他人の事だと思ってそんなにお気楽みたいに言わないでよ!!」

レジーナは、マナの言葉に怒ってマナに大声を出して叫んだ。

「無理じゃないよ。
本当は、レジーナだってレジーナのパパを助けたいんでしょう」

マナは、優しくレジーナに話し掛けた。

「そんなのパパを助けたいに決まってるでしょう!」

レジーナは、辛そうな表現をしながらマナを見つめた。

「それならレジーナがする事は、決まってるじゃない。
それに亜久里ちゃんだってレジーナのパパを助ける為にこの真実を教えてくれたんでしょう」

マナは、わたくしの気持ちを確認するようわたくしの方を向いた。

「ええ、そうですわ。
キングジコチューは、絶対滅ぼさないといけない存在だと思ってました。
でもそれは、間違いだとある人に気づかされました。
愛は、罪を許して受け入れる事だと言うことに気づきました。
レジーナのお父様は、私やアイちゃんのお父様でもあります。
それでしたらわたくし達のお父様を助けるのは当たり前です。
お願いします、レジーナ。
わたくし達のお父様を助ける為に手を貸してください」

わたくしは、真剣な表現でレジーナを見つめてお父様を助ける力を貸してほしい事を伝えた。

「でもあたしは、お父様を助ける自信がないよ……」

レジーナは、辛そうに俯いた。
それを見たマナは、レジーナを前から抱きしめると耳元で囁いた。

「ねえ、レジーナ、一人で苦しまないで良いんだよ。
気が進まないのならレジーナは、何もしなくても良いだよ。
あたし達が必ずレジーナのパパを助けるからね。
レジーナは、安心して任せていてよ」

レジーナは、ゆっくりとマナから離れた

「あたしもパパを助けるのを手伝うよ。
うんん、パパを助けるのを手伝ってよ。
お願い、マナ!」

レジーナは、軽く首を横に振ってマナを真剣な表情で見つめた。
そしてパパを助ける力を貸してほしい事を伝えた。

「レジーナのお父さんを助けるのを手伝うのは、当り前だよ。
だってあたし達は、友達じゃない」

マナは、レジーナの言葉が嬉しくてニッコリと笑った。

「ありがとう、マナ!!」

レジーナは、マナに抱きつくと嬉し泣きをしてマナを見つめた。
マナが何か言おうとすると突然海の方で光輝いた。
それから直ぐ後に大きな爆発音が聞こえてきた。

「いったい何がおこったの!?」

六花は、慌てて周りを見渡した。

「大変です、ありす様」

声をした方を向くとセバスチャンが立っていた。

「セバスチャン、どうしたのですか?」

ありすは、落ち着いてセバスチャンにに慌ててる内容を質問をした。

「こちらの映像を見てください」

セバスチャンは、ノートパソコンをありすに渡した。
ノートパソコンには、近くの海が映し出されていた。
海の上には、大きな空間の裂け目が見えた。
避けた空間からキングジコチューの巨体が出てきてくる途中だった。

「パパ!?」

レジーナは、キングジコチューの姿を見て驚いて大声を出した。

「キングジコチューの封印は解けたって言うの!?」

真琴もキングジコチューの姿を見て驚いた。

「でもこれは、好都合だよ。
いずれキングジコチューと話さないと思っていたんだよ。
それがキングジコチューの方から来てくれたんだよ。
レジーナのパパを助けるチャンスじゃない」

マナは、わたくし達を見渡してレジーナのパパを助けるチャンスな事を伝えた。

「もうマナは、お気楽ね。
でもマナらしいくて落ち着くわ」

六花は、マナの態度を見て仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。

「もう六花たら褒められている気がしないよ……
それよりも今は、キングジコチューの方が先だよね。
皆、行くよ!」

マナは、シャルルが変身したラブリーコミューンを掴むとわたくし達を見渡した。

「ええ、解ったわ、マナ!」

わたくし達は、プリキュアに変身した。
それからレジーナも含めて6人でキングジコチューのいる海に向かった。
でもこの時のわたくし達は、まさかあんな事になるなんて思ってもいなかった。

〜つづく〜