BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸、7月8日投下 ( No.46 )
- 日時: 2018/06/26 19:15
- 名前: 苺 (ID: D.emxQSg)
これは、ドキドキプリキュアの百合小説です。
この話は、相田 マナの視点で書かれています。
〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第20話☆
あたし達は、ベールから感じるキングジコチューを超えるジャネジーの量に圧倒した。
「力がみなぎってくるぞ……
これなら誰にも負けないぞ」
ベールは、満足そうに高々と笑い声をあげた。
でも突然ベールがうずくまって苦しみだしました。
「うっ!?
なんだ、力が逆流する……
助けてくれ、イーラ、モーラ……」
ベールは、苦しそうにイーラとモーラの方に手を伸ばした。
「そうなったらもう無理だよ……」
イーラは、気まずさそうにベールを見つめた。
「そんな……うわ〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
ベールの体が膨れ上がると大きくて黒くて丸い球体になった。
しばらくすると球体が割れて球体から三メートルくらいの黒くて悪魔みたいなまがまがしい姿のプロトジコチューが現した。
「ぐお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
プロトジコチューは、高々と叫び声をあげると辺りに地響きが鳴り響いた。
「ッ!?」
あまりにも大きな叫び声だった為にあたし達は、耳をふさいでしゃがみ込んだ。
「それでは、人間共の殺戮を始めようか」
プロトジコチューは、腕を広げて高々と宣言をした。
「そんなのさせないよ!
行くよ、皆!!」
あたしは、六花達を向いて掛け声をあげた。
「うん、解った」
六花は、あたしの方を向いて返事をした。
あたし達は、ラブコミューンに変身したシャルル達を掴んだ。
あたし達は、ラブリーコミューンにキュアラビーズをはめた。
「「「「プリキュア、ラブリンク!」」」」
あたし達が大声で掛け声を出した。
あたし達は、ラブリーコミューンの画面に指でL・O・V・Eと描いた。
するとあたし達の体が光に包まれた。
あたしは、キュアハートに変身した。
「みなぎる愛!キュアハート!
このキュアハートがあなたのドキドキ取り戻しみせる!」
キュアハートは、両手でハートの形を作って決めポーズを決めた。
六花は、キュアダイヤモンドに変身した。
「英知の光!キュアダイヤモンド!
このキュアダイヤモンドがあなたの頭を冷やしてあげる!」
キュアダイヤモンドが両手でダイヤの形を作って決めポーズを決めた。
ありすは、キュアロゼッタに変身をした。
「ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ!
世界を制するのは、愛だけです。
さあ、あなたも私と愛を育んでくださいな」
キュアロゼッタが両手でクローバーの形を作って決めポーズを決めた。
真琴は、キュアソードに変身した。
「勇気の刃!キュアソード!
このキュアソードが愛の剣であなたの野望を断ち切ってみせる!」
キュアソードは、両手でスペードの形を作り決めポーズを決めた。
「プリキュア、ドレスアップ!」
亜久里ちゃんの掛け声と共にアイのアプッリケのハートマークから生み出されたラブアイズパレットの台座に変身用のキュアラビーズをはめ込んだ。
それから本体に付属されたチップペンで本体下部にはめ込まれた5つのロイヤルクリスタルをタッチした。
それから瞼にピンク色のアイシャドーを塗りミラーのハード形の光が目に映った後にキュアエースに変身した。
「愛の切り札!キュアエース!!
美しさは正義の証しウインク一つであなたのハートを射抜いてさしあげますわ!」
キュアエースは、両手でAの形を作って最後に右目をウインクをした。
「「「「「響け!愛の鼓動!ドキドキプリキュア!」」」」」
キュアハート達は、プリキュアに変身するとキュアハート達5人で決めポーズを決めた
「皆、これで最後にするよ!」
あたしは、キュアダイヤモンド達に掛け声を伝えた。
「キュアハート、あたしにも手伝わせてよ」
レジーナは、自分の胸に手を置いてあたしを手伝いたいことを伝えた。
「えっ、レジーナも手伝ってくれるの?」
あたしは、レジーナの提案が嬉しくてニッコリと微笑んで手伝ってくれるのか質問をした。
「もちろんだよ。
だってキュアハートは、あたしがいないと全然駄目だもんね」
レジーナは、自分の腰に両手を置いて自慢するように話した。
「ありがとう、レジーナ〜〜!」
あたしは、レジーナの気持ちが嬉しくてレジーナに抱き着くと直ぐにレジーナを離した。
「それでは、皆行くよ!」
あたし達は、プロトジコチューの元に向かった。
プロトジコチューの近寄るとプロトジコチューを睨んだ。
「煌めきなさい、トゥインクルダイヤモンド!」
キュアダイヤモンドは、右手の人差し指から無数のダイヤ形の氷を飛ばしてプロトジコチューにぶつけた。
「プリキュア・スパークルソード!」
キュアソードは、ラブハートアローの弓を展開させて弓床部分のハート模様を素早くなぞった。
すると大量の剣形光弾がプロトジコチューに向かって連射させた。
キュアエースは、ラブキッスルージュのルージュを唇に塗った。
それからプロトジコチューに向かってキッスを投げて前方にハート形のエネルギーを発生させた。
「ときめきなさい!エースショット!ばっきゅ〜〜〜〜〜ん!」
キュアエースの掛け声でハート形の投げキッスを飛ばしてプロトジコチューにぶつけた。
「プリキュア・ハートシュート!」
あたしは、ラブハートアローの弓を大きく展開させて台尻部分の引き金を引き絞り前方にハート形のエネルギー体を生成した。
その後左目をウインクしてから弓を放つとプロトジコチューにぶつかった。
「や〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
レジーナは、ミラクルドラゴングレイブをプロトジコチューに向けた。
光のビームがプロトジコチューに向かって行った。
あたし達の攻撃がプロトジコチューにぶつかり大きく煙が立ちのぼった。
「やったの?」
煙がはれると無傷のプロトジコチューが現れた。
「そんな無傷だなんて信じられないわよ……」
プロトジコチューの姿が消えたと思うとキュアソードの後ろに現れるとキュアソードを殴って飛ばした。
「キャ〜〜〜〜〜!?」
またプロトジコチューが消えたと思うとキュアロゼッタの前に現れた。
直ぐにキュアロゼッタは、投げ飛ばされてビルの壁に叩きつけられた。
「痛っ!?」
プロトジコチューがキュアダイヤモンドの方を向いたと思うと蹴り飛ばされていた。
「ひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!?」
プロトジコチューがまた姿が消えたと思うとキュアエースが殴り飛ばされていた。
「キャ〜〜〜〜〜〜!?」
プロトジコチューがまた姿が消えたと思うとレジーナが蹴り飛ばされていた。
「キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
プロトジコチューがまた姿が消えたと思うとあたしが蹴り飛ばされていた。
「いや〜〜〜〜〜〜!?」
あたし達は、どうにか立ち上がった。
「皆、まだ行ける?」
キュアダイヤモンド達の方を向いてまだ戦えるのか質問をした。
「そんなの当然よ!」
キュアダイヤモンドは、あたしに向かって大丈夫だと伝えた。
「あたしは、もう駄目かも……」
レジーナは、あおむけにひっくり返って泣き言を呟いた。
「諦めるの早っ!?」
キュアダイヤモンドは、すかさずレジーナに突っ込みを入れた。
「嘘よ、だってキュアハートが一緒だもん。
どんな苦しい事でも乗り越えられるわよ」
レジーナは、立ち上がって自分の腕を曲げて力瘤を作りあたしに向かって笑いた。
「ありがとう、レジーナ。
それでは、皆行くよ!」
あたしの掛け声と共にプロトジコチューに近づいた。
キュアロゼッタは、クローバーのトランプカードをキュアエースは、Aのトランプカードをキュアダイヤは、ダイヤのトランプカードをキュアソードは、トランプカードのスペードをマジカルラブリーパットから出現させた。
「「「「私達の力をキュアハートの元へ!」」」」
キュアエース達は、四枚のエネルギーカードをあたしのラブリーパットに送った。
キュアハートがマジカルラブリーパットの画面の上でハート形を描いた。
「プリキュア・ラブリーストレートフラッシュ!」
あたしは、プロトジコチューに向けてハート形の泡を飛ばした。
「こんな物が私に聞くと思ってるのか?
は〜〜〜〜〜っ!?」
プロトジコチューは、気迫だけで周りのハートの泡を吹っ飛ばした。
「消飛べっ!!」
プロトジコチューは、口からビームを出すとあたし達に当たり体が吹っ飛んだ。
「キャ〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
「ひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
「キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
「嫌〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
「ッ!?」
「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
あたし達は、どうにか立ち上がろうとした。
「わたくしは、まだいけますわよ」
キュアエースは、立ち上がってあたし達の方を向いて述べた。
「あたしもまだまだいけるよ!」
レジーナは、立ち上がりあたし達を見渡しながら述べた。
「何故だ、何故諦めないんだ」
プロトジコチューは、戸惑いながらあたし達を見渡した。
「そんなのキュアハートが一緒だからに決まってるよ!!」
レジーナは、プロトジコチューを睨んだ。
「それに私達が諦めるわけには、行かないのよ!」
キュアダイヤモンドは、プロトジコチューを睨んだ。
「そうか……
力の源は、キュアハートか……
これならばどうだ!!」
プロトジコチューの姿が消えたと思うとあたしの前に現れた。
「は〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
プロトジコチューは、あたしのプシュケーにジャネジーを注ぎ込んだ。
「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
あたしは、プシュケーにジャネジーを注がれるのが苦しくて悲鳴を出した。
「キュアハート!?」
キュアダイヤモンドは、あたしに急いで近寄ろうとした。
「負けちゃ駄目です!!」
キュアロゼッタもあたしに急いで近寄ろうとした。
「負けないでよ、キュアハート!!」
キュアソードもあたしに急いで近寄ろうとした。
「駄目ですわ、キュアハート!!」
キュアエースもあたしに急いで近寄ろうとした。
「しっかりしてよ、キュアハート!!」
レジーナは、あたしに急いで近寄ろうとした。
レジーナ達があたしの元に近寄る前にあたしのプシュケーがジャネジーで染まった。
プロトジコチューにプシュケーを抜き取られた。
あたしの体が地面に倒れ込んだ。
レジーナ達は、マナのそばに駆け寄りました。
「しっかりしてよ、キュアハート!!」
キュアダイヤモンドは、あたしの体をゆすった。
「しっかりして下さい、キュアハート!!」
キュアロゼッタは、あたしの体をゆすった。
「そんな……キュアハートが息をしていない……」
キュアソードは、あたしの顔に自分の顔を近づけて息を確かめた。
あたしが息をしていないと解ると絶望したようにあたしを見つめた。
「そんなのってありませんわ……」
キュアエースは、絶望したようにあたしを見つめた。
「お願い、目を開けてよ、キュアハート!」
レジーナは、倒れているあたしに抱き着いて涙を流した。
「わはははっ、これで全て終わりだな」
プロトジコチューは、あたしのプシュケーを持って高笑いをした。
プシュケーが綺麗になり始めました。
「させるか!!」
プロトジコチューは、プシュケーにジャネジーを挿入しました。
プシュケーは、綺麗になりプロトジコチューのそばを飛び回りました。
「ちょっと待ちやがれ!」
プロトジコチューは、プシュケーを掴もうとした。
でもプロトジコチューの手をすり抜けてあたしの体にプシュケーに戻った。
「う〜〜〜ん……」
あたしは、ゆっくりと目を開けると背伸びをした。
「マナ、大丈夫?」
レジーナは、心配そうにあたしを見つめた。
「うん、大丈夫だよ、レジーナ」
あたしは、レジーナの頭を優しく撫でてレジーナを安心させようとした。。
「信じられない……
人は、自己中心的だと言うのに何故お前は、ジコチューにならなかった。
お前には、自己中心的な心がないとでも言うのか……?」
プロトジコチューは、信じられないように茫然とあたしを見つめた。
「あたしは、自己中心的だよ。
嫉妬だってするし怒ったりするし嘘もつくもん。
でもレジーナ達が一緒だからあたしは、心が強くなれるんだよ」
あたしは、レジーナ達を愛おしそうに見渡した。
あたしの思いに答えるようにあたしの体が光輝きだした。
それに共鳴するかのようにレジーナのミラクルドラゴングレイブが光に輝いた。
キュアエースの持っているエターナルゴールデンクラウンも光輝いた。
キュアエースとキュアロゼッタとキュアソードとキュアダイヤモンドとキュアハートの持ってるマジカルラブリーパッドが光輝き出した。
そしてそれらがあたしの元に飛んで集まるとあたしの体が眩しい光に包まれてた。
光が治まるとあたしは、ウエディングドレスみたいな白い洋服と背中に六枚の羽が生えてる姿に変わった。
「姿が変わったからと言ってなんなんだ!」
プロトジコチューがあたしに向かって殴りかかってきた。
キュアハートは、それを右手で受け止めると直ぐにプロトジコチューの手を離した。
「はっ!!やっ!!ふん!!やっ!!はっ!!」
プロトジコチューは、パンチをしてキックしてチョップをしてキックをして最後に口からビームをだした。
あたしは、その全ての攻撃を紙一重で避けると最後にプロトジコチューの後ろに現れた。
「はっ!?」
プロトジコチューは、後ろを振り向こうとした。
でも振り向く前にあたしがプロトジコチューを蹴り上げた。
「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
プロトジコチューは、宇宙までふっ飛ばした。
あたしは、宇宙まで追いかけるとプロトジコチューの頭をかかと落としをした。
そのままプロトジコチューを地面に向かって叩き落とそうとした。。
「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
あたしは、プロトジコチューが地面に落ちる前に下から拳を腹に殴った。
「ぐふっ!?
私は、浄化なんかされないぞ!!」
プロトジコチューは、両手であたしの体を掴もうとした。
あたしは、プロトジコチューの攻撃を避ける後ろからプロトジコチューを抱きしめた。
「浄化は、しないよ……
それにあたしは、あなたの事を憎んでないよ。
あたしは、プロトジコチューあなたとと一緒に生きていきたいのよ」
あたしは、プロトジコチューを後ろから抱きしめながら述べた。
「お、お前は、何を言ってるんだ……?」
プロトジコチューは、あたしの言葉を聞いて戸惑いながら後ろから抱きしめているあたしを見つめた。
「あなたのお蔭でレジーナとも会えたのよ。
そんなあなたの事を憎めるわけないよ。
それにあたしも、自己中心的だもん。
あなたの事を悪く言えないよ」
レジーナもプロトジコチューを前から抱きしめた。
「あたしもプロトジコチューあなたの事は、憎めないよ。
プロトジコチューのお蔭でマナに出会えたもん。
だからあたしもあなたとも一緒に生きていく事を選ぶよ」
レジーナとあたしの思いを答えるように体が光輝きプロトジコチューを光を包み込んだ
「この心が温かくなるような気持ちは、何なんだ……?
生まれ変わるようにすがすがしい気持ちだ……」
プロトジコチューは、目を瞑るとプロトジコチューの体も光輝き2人に分かれた。
一人は、可愛らしい女の子の赤ちゃんだった。
もう一人は、サングラスをかけているベールに似ている男の子の赤ちゃんに変わった。
「この赤ちゃんがプロトジコチューだなんてね。
本当に可愛らしいな」
あたしは、赤ちゃんの女の子になったプロトジコチューのほっぺたを突っついた。
赤ちゃんは、嬉しそうに微笑んだ。
「こっちがベールなの!?
あはは〜〜〜〜こっちは、全然可愛くない〜〜〜〜」
レジーナは、楽しそうに笑いながら赤ちゃんになったベールのほっぺたを突っついた。
「止めろ、突っつくな!」
ベールは、嫌そうに手足を動かして暴れた。
「ねえ、あなた達は、どうするの?
まだ戦うつもり?」
キュアダイヤモンドは、イーラとマーモの方を向いて話しかけた。
「俺は、戦うのを止めるよ。
プロトジコチュー様に敵意がなくなったのからな。
俺に戦う理由は、ないよ」
イーラは、面倒くさそうに自分の頭に両手を回した。
「あたしも止めよ。
お腹がすいたから帰ってお菓子でも食べるわよ」
マーモは、お腹を擦りながらお腹がすいた事を伝えた。
「ちょっとイーラ、マーモ、何言ってるんだ!?
そんな事は、許さないぞ!!」
ベールは、レジーナに抱き抱えられながらイーラ達の方を向いて不満を伝えた。
「うるさい、ほら、帰るよ、ベール」
マーモは、赤ちゃんのベールを掴んだ。
「止めろ、掴むな!」
ベールは、手足をばたばたさせて暴れた。
「プロトジコチュー様の事は、キュアハートとレジーナに任せるよ」
イーラは、あたしとレジーナを見渡しながらプロトジコチューを任せる事を伝えた。
「うん、プロトジコチューの事は、任せてよ」
あたしは、小さく頷いてプロトジコチューの事は、任せてほしい事を伝えた。
「プロトジコチューは、あたし達がりっぱに育ててみせるからね」
レジーナは、自分の胸を軽く叩いてプロトジコチューの事は、任せてほしい事を伝えた。
「イーラ、また私の手料理を食べにきなさいよ」
キュアダイヤモンドは、イーラの方を向いて料理を食べに来ることを提案をした。
「まあ、気が向いたらキュアダイヤモンドの手料理を食べに来てやるよ。
じゃあな、キュアダイヤモンド」
イーラは、ぶっきらぼうに六花に話した。
イーラは、赤ちゃんのベールを抱えたマーモの方を向いた。
マーモは、小さく頷いてべールとマーモは、宙に浮かび上がった。
それからイーラとマーモとベールの姿が消えた。
あたし達は、プリキュアの変身を解いた。
「ねえ、この子の名前は、プロトジコチューじゃ可哀そうだから何か名前を考えてあげない?」
レジーナは、赤ちゃんになったプロトジコチューを覗き込みながら述べた。
「この子は、あたしとレジーナの赤ちゃんみたいなものだよね。
せれならばレジーナのレとあたしの名前のマナのナを合せてレナなんてどうかな?」
あたしは、プロトジコチューだった赤ちゃんを抱き抱えながら述べた。
「マナ、それは、凄く良いよ。
あなたの名前は、レナね」
レジーナは、あたしが抱えている赤ちゃんのレナのほっぺたを突っついた。
「きゃっきゃっ」
レナは、嬉しそうにレジーナの手を握り締めた。
「レナもこの名前を気に入ったみたいだね」
レジーナは、愛おしそうにレナを見つめた。
「ねえ、レジーナ、一緒にレナを大切に育てようね」
あたしは、レナを大切に抱きしめながらレジーナを見つめた。
「レナは、あたし達の子供みたいな者だからレナを育てるのは当たり前だよ」
レジーナは、腕を組みながら当たり前のようにあっけらかんと話した。
「これで全て終わったんだよね」
レジーナは、嬉しそうにニコニコしながらあたしを見つめた。
「うん、そうだよ、レジーナ」
あたしは、小さく頷いて全てが終わった事を伝えた。
「でも王女様は、帰ってこないのね……」
まこぴーは、辛そうに俯きながら呟いた。
「まこぴー……」
あたしは、まこぴーになんて声をかけたら良いのか解らずにまこぴーの名前を呟いた。
「悲しまないでよ、真琴」
突然どこからともなく王女様の声が聞こえてきた。
「えっ、この声は、王女様!?」
まこぴーは、王女様を探して周りを見渡した
「笑って、真琴……」
突然空にアンジュ王女様の姿が映し出された。
「王女様がいないのに笑えないよ。
お願い、王女様、私のそばに居てください!!」
まこぴーは、哀願するように王女様を見つめた。
「いいえ、それは、できません。
私は、レジーナや亜久里やアイちゃんと言う新しい命に変わりました。
ですから元に戻る事は、できません」
王女様は、軽く首を横に振り元には、
戻れない事を伝えた。
「そんな……」
まこぴーは、絶望したように王女様を見つめた。
「真琴、そんな顔をしないで下さい。
私の命は、アイちゃんやレジーナや亜久里に引きづけれてろのよ。
だから私は、キュアソードといつも一緒よ」
王女様は、人型サイズになりまこぴーのほっぺたを触った。
「王女様……」
まこぴーは、涙で目をうるわせながら王女様を見つめた。
「真琴、私の事は、アンと呼んで言ったでしょう」
王女様は、まこぴーを慰めるようにまこぴーの涙を触ろうとした。
「私は、そろそろ行かないといけません」
王女様は、ジョナサンの方を向いた。
「ジョナサン、そばにいれなくてごめんなさい」
王女様は、ジョナサンの方に頭を下げて謝った。
「謝らないでよ、アン。
これは、仕方がない事さ」
ジョナサンは、仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。
王女様は、王様の方を向いた。
「お父様、こうなった事を許してください」
王女様は、王様に頭を下げて謝った。
「謝らないでくれ、アンジュ。
私の心の弱さが招いた事でもあるんだからね。
悪いのは、私の方だよ」
アンジュ王女様は、レジーナと亜久里ちゃんの方を向いた。
「レジーナ、亜久里、お父様の事をお願いします」
王女様は、亜久里ちゃんとレジーナの方に頭を下げて王様の事を頼んだ。
「はい、お父様の事は、頼まれましたわ」
亜久里ちゃんは、自分の胸を触りながら王様の事を任せてほしい事を伝えた。
「うん、パパの事は、任せてよ。
なんたってあたしがそばにいるもん。
だから何も心配いらないよ」
レジーナは、大きく頷いて自分がいるから何も心配がいらない事を伝えた。
「もうやり残した事は、ありません。
後の事は、お願いします……」
アンジュ王女様は、あたし達を見渡してやんわりと微笑んだ。
アンジュ王女様は、空に飛び上がるとアンジュ王女様の姿が薄くなるとそのまま姿が消えた。
「王女様……あなたがそう望むのですね。
でしたら私は、王女様の思いを胸に生きていきます」
真琴は、王女様が消えた空を見上げながら呟いた。
こうしてジコチューとの戦いは、幕を閉じた。
まだまだ問題は、残ってるけれどもレジーナと一緒だからそれも解決していくと確信をしている。
〜つづく〜