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Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸、小説の修正完了 ( No.51 )
日時: 2018/07/10 17:24
名前: 苺 (ID: vwUf/eNi)

「良いけれど何処に行くの?」

レジーナは、キョトンと首を傾げて何処に行くつもりなのか質問をした。

「会ってほしい人がいるんだよ」

あたしは、亡くなったお婆ちゃんの事を思い浮かべて優しく微笑んだ。

「会ってほしい人って誰なの?」

レジーナは、あたしの態度を見て何となくあたしの大切な人だと解ったように優しく会ってほしい人を質問をした。

「それは、会ってからのお楽しみだよ、レジーナ」

あたしは、悪戯ぽく右手の人差し指を立てて自分の唇を触り会ってからのお楽しみな事を伝えた。

「もうマナの意地悪〜〜
でもマナが秘密なのは、理由があるんだよね。
良いよ、会ってからのお楽しみにしてあげる」

レジーナは、ほっぺたを膨らませて不満を伝えた。
でも仕方がなさそうに後ろで腕を組んで体を前に曲げてあたしの顔を覗き込むように上目遣いで見つめた。

「ありがとう、レジーナ。
それならば五時半に校門で待ち合わせだからね。
いってらっしゃい、レジーナ」

あたしは、いってらっしゃいのキスをレジーナのほっぺたにキスをした。

「うん、行ってきます、マナ、レナ」

レジーナは、あたしのキスに答えるようにあたしとレナのほっぺたにキスをした。
レナは、レジーナにほっぺたにキスをされて嬉しそうにきゃっきゃっって笑った。
あたしは、レジーナが職員室に入って行くのを見送ると校長先生のいる校長室に向かった。
あたしは、校長室のドアを叩いた。

「どうぞ、入りなさい」

校長室の中から校長先生の声が聞こえてきた。

「はい、失礼します」

あたしは、校長先生の声を聞いてから校長室に入った。

「おや、マナ君では、ないですか。
今日は、どうしましたか?」

校長先生は、不思議そうに今日は、どうしたのか質問をした。

「実は、レナの事をお願いに来ました。
あたしは、レナの親代わりみたいなものなんです。
他の人には、迷惑をかけません。
レナを学校に連れて来る事を許して下さい。
よろしくお願いします」

あたしは、レナを抱き抱えながら頭を下げてた。
そして校長先生にレナを学校に連れて来る事を許してほしい事をお願いした。

「この子がレナ君なのですね
校長としては、学校に赤ちゃんを連れて来るのは、許可する事ができませんが……
マナ君が日頃学校のために働いてくれてますからね……
良いでしょう。
レナ君を学校に連れて来る事を許可しましょう。
そのかわりに問題は、起こさないで下さいね」

校長先生は、自分の髭を触り考え込むとレナの顔を覗き込んでレナを学校に連れて来るのを許可してくれた。

「ありがとうございます、校長先生」

あたしは、深々と頭を下げてレナを学校に連れて来る許可のお礼を伝えた。

「レナ君の事で困った事が合ったら先生方に相談しなさい。
これから人に会わないといけないだよ。
すまないが用事がそれだけならば出て行ってくれないかな?」

校長先生は、机の上に置いてある電話を持つとあたしが出て行く事を命令した。

「忙しい時にすいませんでした。
それでは、失礼します」

あたしは、深々と頭を下げて校長先生にあたしのために時間を作ってくれた事のお礼と校長先生の時間を使わせた事を謝った。
それから直ぐに校長室を出て行った。
それからあっという間に放課後になった。
生徒会の仕事がかなりの量だったからレジーナとの待ち合わせに遅れそうだった。

「マナ、後は、私がやっておくから帰って良いわよ。
今日、レジーナにあれを渡すんでしょう。
それだったらレジーナをあんまり待たせたら駄目よ」

六花は、生徒会の書類を整えながらあたしの方を向いた。

「六花は、何でもお見通しだね。
ごめんね、では、後の事をお願いね、六花」

あたしは、両手を合わせて六花に謝ると後の事をお願いした。

「だてにマナの親友をしてないわよ。
それじゃあ、頑張りなさいよ、マナ」

六花は、書類を机の上に置くとあたしに近づいた。

「ありがとう、六花」

あたしは、六花の気持ちが嬉しくてニッコリと笑った。

「じゃあね、レナちゃん、マナ」

六花は、レナの手を軽く触るとあたしの方を向いた。

「あい……」

レナは、六花の挨拶に答えるように小さく返事をした。

「うん、じゃあね、六花」

あたしは、帰る準備をしてレナを抱き抱えて六花の方に右手を振って別れの挨拶をした。
生徒会室を出てから学校の正門に向かうと先にレジーナが待っていた。

「マナ、遅い!!
あたしを待たせるなんていい度胸ね」

レジーナは、腕を組んで怒ったようにあたしを睨んだ。

「ごめんね、生徒会の仕事に手間取って少し遅くなったよ。
これで機嫌を直してよ、レジーナ」

あたしは、レジーナに両手を合わせて謝るとレジーナのほっぺたにキスをした。

「ひゃん!?」

あたしがレジーナのほっぺたにキスをするとレジーナは、驚いたように少しだけ悲鳴を出した。

「もう仕方がないな。
今回は、これで許してあげる」

レジーナは、あたしにキスをされて少しだけほっぺたを赤らめ照れたように横を向いた。

「ありがとう、レジーナ。
それでは、レジーナ、行こう」

あたしは、レジーナの方に右手を差し出してニッコリと笑った。

「うん、行こう、マナ」

レジーナは、あたしの差し出した右手を握りしめてニッコリと笑い返すと歩き出した。
あたしは、レナを抱き抱えながらレジーナと三十分くらい歩いたら目的地に着いた。

「着いたよ、レジーナ」

あたしは、お婆ちゃんのお墓の前に来るとレジーナの方を向いた。

「えっ、着いたよってここってお墓だよね」

レジーナは、驚いたようにお婆ちゃんのお墓を見つめた。

「うん、お婆ちゃんのお墓だよ。
お婆ちゃんにレジーナとレナを紹介したかったんだよ」

あたしは、お婆ちゃんのお墓の前に立つとレナを抱きかかえながらレジーナの肩を触った。

「お婆ちゃん、紹介するのが遅くなってごめんね。
この子は、レジーナ、あたしの恋人であたしの運命の赤い糸の相手だよ。
それでこの赤ちゃんは、あたしとレジーナの子供のレナだよ。
レジーナ、お婆ちゃんに挨拶してよ」

あたしは、レジーナの方を向いてお婆ちゃんに挨拶をしてほしい事をお願いした。

「うん」

レジーナは、小さく頷いてお婆ちゃんの墓場の前に立った。

「マナのお婆ちゃん、始めまして。
あたしは、マナの恋人のレジーナだよ。
マナは、あたしが必ず幸せにしてあげる。
だから安心してあたしとマナを見守っていてね」

レジーナは、自分の胸を触ってニッコリと笑ってあたし達を見守ってほしい事をお願いした。
光羽根がお墓の上に天から落ちてくると透明のお婆ちゃんの姿が現れるとやんわり微笑んでいた。

『マナの事をお願いね、レジーナちゃん』

お婆ちゃんの声が頭に聞こえてきたと思うとお婆ちゃんの姿が消えた。

「今のがマナのお婆ちゃんなんだよね。
優しそうなお婆ちゃんだったね……」

レジーナは、お婆ちゃんが現れたお墓を見つめながらしみじみと呟いた。

「うん、そうだよ。
お婆ちゃんは、本当に優しかったんだよ……」

あたしは、お婆ちゃんが立っていたお墓を見つめるとしみじみと呟いた。
あたしは、直ぐにレジーナの方を向いた。

「実は、レジーナに渡したい物があるんだよ。
良かったら受け取ってくれないかな?」

あたしは、ポケットから箱を出してレジーナに箱をレジーナに渡した。
レジーナが箱を開けると箱の中から小さな赤色の宝石が付いている指輪が出てきた。

「わ〜〜〜綺麗な指輪だね。
でもこの指輪、どうしたの?」

レジーナは、指輪を手に取りじっくりと指輪を見つめた。

「この指輪は、お婆ちゃんの形見なんだよ。
お婆ちゃんが運命の赤い糸の相手に渡しなさいってお婆ちゃんから貰ったんだよ」

あたしは、レジーナの持った指輪を優しく見つめた。

「そうだったんだね。
でも運命の赤い糸ってなんなの?」

レジーナがキョトンと首を傾げて運命の赤い糸は、何なのか質問をした。

「運命の赤い糸って言うのは、結婚する相手の小指と自分の小指に見えない赤い糸が繋がってると言われてるんだよ」

あたしは、小指を立ててレジーナに小指を見せた。

「実は、最初にレジーナと出会った時にあたしとレジーナの小指に赤い糸が繋がってるのが見えたんだよ」

あたしは、小指を立ててレジーナの小指と自分の小指を絡ませて見せた。

「マナもだったんだね。
あたしもマナと初めて出会った時にあたしとマナの小指に赤い糸が繋がってるのが見えたんだよ」

レジーナは、嬉しそうに小指を立ててあたしに小指を見せた。

「そうだったんだね……
レジーナ、好きな人に指輪を渡すのは、意味があるんだよ」

あたしは、レジーナに渡した指輪を見つめるとまたレジーナを見つめた。

「それは、どういう意味なの?」

レジーナは、運命の赤い糸の意味が解らずにキョトンと首を傾げた。

「それはね……
レジーナ、あたしと結婚して下さい」

あたしは、真剣な表情でレジーナを見つめてレジーナにプロポーズをした。

「えっ、あたしと結婚したいって本気で言ってるの?」

レジーナは、あたしのプロポーズに驚いてあたしを見つめた。

「うん、そうだよ。
それともレジーナは、あたしと結婚するのが嫌なの……?」

あたしは、小さく頷いてか不安そうにレジーナを見つめてレジーナがあたしと結婚するのが嫌なの質問した。

「うんん、嫌じゃないよ。
あたしは、マナと結婚する!!」

レジーナは、目をキラキラさせながら両手を広げてあたしと結婚する事を伝えた。

「ありがとう、レジーナ、大好きだよ」

あたしは、レジーナがプロポーズを受けてくれるのが嬉しくてニッコリと笑った。

「あたしもマナの事が大好き!!」

レジーナは、にっこり笑いあたしに抱き着いた。

「ふぇ〜〜〜ん」

あたしがレナを抱き抱えていたからレジーナが抱き着いた拍子にレナがあたしとレジーナに挟まれてびっくりして泣きだした。

「よしよし、驚かせてごめんね、レナ」

レジーナは、泣いているレナをあやすようにレナを抱き抱えて宙に浮かび上がるレナの体を揺らした。
レナは、レジーナの揺らす感じがゆりかごみたいに安心して泣き止むと眠り始めた。

「レナが泣きやんでくれて良かった……」

レジーナは、レナが泣き止んでくれて心底安心したように微笑んだ。

「くすっ、レジーナもレナの前では、かたなしだね」

あたしは、レジーナとレナのやりとりが微笑ましくてクスクスと笑ってしまった。

「マナの意地悪……
レナは、あたしとマナの大切な子供だもん。
気にするのは、当たり前だよ」

レジーナは、あたしに笑われると恨めしそうにあたしを見つめてレナがあたし達の子供だから気にするのは、当たり前な事を伝えた。

「そんな顔をしないでよ。
レジーナに意地悪を言ったわけではないんだよ。
ただレジーナがレナを大切に思ってくれて嬉しんだよ」

レジーナをなだめるように優しくレジーナの頭を撫でた。

「レナを大切に思うのは、当たり前だよ。
だってレナは、あたし達の子供だもん」

レジーナは、あたしに頭を撫でられると気持ち良さそうに微笑みレジーナが抱いているレナを優しく見つめた。

「うん、そうだよね。
レナは、あたし達の大切な子供だもんね。
……ねえ、レジーナ」

あたしは、少しだけ俯くと直ぐにレジーナの方を向いた。

「レジーナ、愛してるよ」

あたしは、自分の思いを表すようにレジーナのほっぺたにキスをした。

「あたしもマナの事を愛してるよ」

レジーナもあたしの思いに答えるようにあたしのほっぺたにキスをした。

「レジーナの事を大切にするからね」

あたしは、レジーナに向かって最高の笑顔を向けた。
こうしてあたしとレジーナは、将来を誓いあった婚約者となった。
レナの事や色々と心配事が山つみで不安がないと言ったら嘘になる。
でもあたしのそばには、運命の赤い糸で繋がれたレジーナがいてくれる。
それにあたしとレジーナの子供のレナもいてくれる。
それだけで全て乗り越えられると信じてる。
あたしとレジーナは、互いの思いを確かめるようにレジーナの唇とあたしの唇をくっつけてキスをした。

〜終わり〜