BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸 ( No.9 )
日時: 2018/05/25 17:09
名前: 苺 (ID: e2TPmAz7)


これは、ドキドキプリキュアの百合の小説です
この話は、相田 マナの視点で書かれています

〜ドキドキプリキュア!二人を繋ぐ赤い糸〜
☆第六話☆

久しぶりにまこぴーの仕事が休みになった。
だからお兄さんの家にあたしとまこぴーと六花とありすの四人で集まる事にした。
お兄さんって言うのは、あたしと六花とありすにプリキュアに変身するアイテムをくれた人だ。
そして赤ちゃんのアイちゃんが生まれた卵を持っていたりと謎が多い人だ。

「ごめんね、少し遅くなったよ」

あたしは、お兄さんの部屋に入るとありすと六花は、もう来ていて椅子に座っていた。
だからあたしは、両手を合わせてありす達に謝った

「うんん、私とありすも今来たところだから気にする事はないよ。
それから真琴は少し遅るって言っていたよ」

六花は、軽く首を横に振り今来た事を伝えるとまこぴーは、少しだけ遅れる事を言った。

「それでお兄さんは?」

あたしは、この家の主のお兄さんの姿が見えなくて軽く周りを見渡した。

「お兄さんは、少し用事が出来たから出かけてくるって言っていたよ。
それからアイちゃんの事を宜しくとも言っていたのよね」

六花は、ゆりかごで眠っているアイちゃんの方を向きながら述べた。

「そうだったんだ。
でもお兄さんって普段は、何をしている人なのかな?」

あたしは、お兄さんの事が何も知らない事に気がついて六花達に聞いてみた。

「私もお兄さんが何をしているのか解らないよ。
お兄さんに聞いても話をはぐらかして教えてくれないのよね」

六花は、お兄さんの事を思い出して苦笑いを浮かべた。

「それでアイちゃんは?」

あたしは、アイちゃんがどうしているのか気になり質問をした。

「アイちゃんは、静かに眠っていますわ」

ありすは、アイちゃんの眠っているゆりかごの中を覗き込みながら述べた。

「ならアイちゃんを起こさないように静かにしないといけないよね」

あたしは、右手の人差し指を立てて口元を押さえて静かにしなさいのポーズを取った。

「ごめんなさい、急の仕事が入って少し来るのが遅くなったわ」

声がした方を向くと部屋の入り口にまこぴーが立っていた。
まこぴーは、こちらの方に急いで近づいてきた。

「まこぴ〜〜〜〜、会いたかったよ!!」

あたしは、まこぴーに会えたのが嬉しくてまこぴーに抱き着こうとした。
でもまこぴーは、あたしが抱き着くのを避けた。

「本当にそうなの?
マナは、私よりもあの子……レジーナの方が大事じゃないの?」 

まこぴーは、冷めた眼差しでじと〜とあたしを見つめた。

「そんなのまこぴーもレジーナと同じくらい大事だよ。
だからどちらが大事なんて選べないよ」

あたしは、大きく首を横に振りどちらも選べない事を伝えた。

「真琴は、レジーナに嫉妬してるだけダビィ」

妖精のダビィがあたしとまこぴーの間に立った。

「ちょっと、ダビィ!?」

まこぴーは、慌ててダビィに両手の伸ばしてダビィを捕まえようとした。

「最近真琴は、マナがレジーナの事を構ってばかりで寂しいと思ってるダビィ」

ダビィは、まこぴーの両手を軽々と避けると話を続けた。

「もう止めてよ、ダビィ!!」

まこぴーは、顔を真っ赤にしてダビィを捕まえようとした。

「でもマナに会えて嬉しいと思ってるダビィ」

ダビィは、言いたい事を言い終わると満足したようにまこぴーに捕まった。

「もうダビィのバカ、バカ、バカ〜〜〜」

まこぴーは、涙目になりながらダビィをポカポカ叩いた。

「まこぴー、ダビィの言っていた事は、本当なの?」

あたしは、まこぴーがあたしの事を思っていることが解ると嬉しそうにニコニコしながらまこぴーに近づいた。
 
「ち、違うのよ、マナ」

まこぴーは、顔を赤らめて慌てたようにおどおどしながらあたしを見つめた。

「えっ、じゃあ、まこぴーは、あたしの事なんか嫌いなんだね……」

あたしは、少しだけ寂しそうにまこぴーを見つめた。

「マナの事は、き、嫌いじゃないよ……」

まこぴーは、顔を赤らめながら小声で呟いた。

「それなら好きって事だよね。
あたしの事が好きだなんて嬉しいな〜〜〜」

あたしは、嬉しそうにニコニコしながらまこぴーの顔を覗き込むようにまこぴーをを見つめた。

「うっ……」

まこぴーは、あたしに本当の事を言われて恥ずかしそうに顔を赤らめて俯いた。