ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

春介様　リクエスト・影菅

何の変哲もない数字の文字列を渋々板書する。
期末テスト、それは学生達にとって逃れられない壁であり、そして脅威。
しかもテスト一週間前は部活が無いので、大好きなバレーが出来ないし、菅さんにも中々会えない。

菅さんとバレー不足で死ぬ。

「ふあぁ…」

「影山！！またお前か！廊下出てろ！！」


最悪。

廊下は凍えるような寒さで満たされていた。
今本当に春かよ、ていうか欠伸だけで廊下出されるとか鬼畜の所業

「菅さぁぁあん…」


「呼んだか？影山」

優しい声に顔を上げると、菅さんが天使の微笑みで立っていた。

「ヒーロー参上！！…なんちゃって」

恥ずかしそうに頬をかく菅さん
ああ、このままお持ち帰りしてあんな事やこんな事をしてしまいたい。

「…影山？何にやにやしてるの？」

「ほぁあ！！何でもないっす！！」

そっか？と首を傾げる菅さんの手には大量の料理器具の入った箱があった。

「菅さん、それ…」

「ああ、家庭科の調理実習の。チョコレート作るん　　だ。
　大切な人にプレゼントするって企画」

へえ、と首をもたげる。
すると、菅さんはあっ、と思い付いたように口を開いた。

「その時、感想貰わなきゃいけないんだけど

　影山、そん時は宜しくな」


最後菅さんは顔を真っ赤に染めてじゃあ、と走り去った。
えっ、それって


「菅さん！！それって！！！」


「影山ぁぁぁぁあ！！反省してんのかぁああ？！」
　

数学ゴリラの鉄槌が影山に下るまで、後三秒


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

春介様

駄文で申し訳ないです
はい、宜しいですよ

ありがとうございます