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・君月は三葉の事が好きだったんだけど
三葉は目の前で亡くなった設定…




君月side

今も目を瞑れば浮かんで来るあの光景は。
もう二度と戻れないあの時は。
俺が想って居た人は目の前で死んだ。
あの糞生意気でツンデレで珠に魅せるデレが
もう二度と視れない。

その時始めて俺は
"一度起きて仕舞った事は戻れない"と知った。
知らなかったや知らん振りでは済まない罪悪感
"ごめん"と言ったってもう戻れないあの時。

今俺が何処に居るのか？
其は塀の外。今戦ってる相手が仇取る相手。

そう想いながら刀を振り下ろした刹那。
俺の腹部にじんわりとした生暖かい血が出た。

でも良い。
貴方に逢えるなら俺は死んだって。

その矢先。


“君月起きろ！馬鹿！”

五月蝿い声に仕方無く起きた。
優一郎と言う人が今にも泣きそうで。

もうちょっと生きて居ないと？
何て俺はそんな巫山戯た決断をした。


end