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俺の目の前から三葉が消えた。
…正確に言えば三葉の死体が転がって居る。


刺した当の本人(優一郎)は笑ってる。
…いや、泣いてる様にも見える。


床には赤黒い液体が拡がって。
まだ伝えたい事を言って居ないのに死ぬ何て。


"なぁ君月。此で俺だけを見て呉れるよな？"

"巫山戯るな！
俺がどんだけ三葉の事好きだったか知って



言ってる途中の刹那。
腹部にじんわりと染み込む血が流れた。


"俺だけを見て居れば良いんだよ？"


泣きながら笑ってる狂気の顔が恐くて。
愛が狂気へ変わり凶器に変化した様な…。

俺はもう頷くしか無かった。



end