*エレリ(初夜)*心臓が五月蝿くなってきた…そりゃ兵長と初夜だ、緊張ぐらいしてしまうだろう。躯を洗いつつも妄想に浸っていた。時計は10時を廻ったあたり、兵長の部屋の前で佇んでいた。「や、やばい…」さっきよりも激しく脈打ち、心臓が飛び出そうなほどの鼓動だった。「俺が兵長を啼か(((っ!?」目の前のドアが勢いよく開いて俺の鼻に強い衝撃を与えた。「いたのかエレン、さっさと入れ。」「は、はい!!」