BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: デュラララ!! シズイザ小説!?【BL】 ( No.4 )
日時: 2015/02/11 23:16
名前: 夢埜 ◆okR9D5EASs (ID: vG.R/Y1J)

「こういう時だけ季節にあった行動するのって、どうなんだろうねぇ」
 パソコンに打ち込んでいた文章を打ち終わると、座っている椅子にもたれかかる。キィ、と椅子が微かな音を立てた。
「しっかしまあ・・・」
 小さく溜め息をつき、大きな窓から街を眺める。
「こんなイベントに参加するなんて、みんなヒマなんだねえ」
(帝人君は園原杏里と、正臣君は沙樹と一緒だし・・・・・・波江さんも愛しの弟君のところだ。新羅とセルティは相変わらずだろうし、ドタチンもいつもの奴らと居るはずだ)
 そして立ち上がり、愛用のコートを羽織る。
「シズちゃんは目障りだけど、俺の愛する人間達に会いに行こうじゃないか」
(シズちゃんは・・・・・・)

Re: デュラララ!! シズイザ小説!?【BL】 ( No.5 )
日時: 2015/02/11 23:17
名前: 夢埜 ◆okR9D5EASs (ID: vG.R/Y1J)

 折原臨也が池袋に着いて、およそ1時間ほど経った頃だった。12月の冷たい空気とは裏腹に、所々に甘い空気が生まれていた。臨也がそんな街の様子を眺めて楽しんでいた時、
(シズちゃんは・・・・・・目障りだ)
 彼は、平和島静雄を見つけた。いつもの、ドレッドヘアーの男とロシア人の女と共に歩いていた。苛立ちが生まれる。それは彼の中でどうしようもないほどに大きくなり、止まることなく膨らみ続ける。
(あいつのことしか、考えられなくなる)
 コートのポケットにナイフがあることを確認して、臨也はその後を追った。