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Re: 東京腐種短編集【シチュリク募集】 ( No.1 )
日時: 2015/02/22 11:07
名前: ゆりまる (ID: ex27zm0y)

はいもちろんカネアヤです。
いきなり媚薬プレイ行きますか←
カネキ→→→→→アヤト・・・的な!!
裏行くと思いますんで、無理な方は飛ばしてくだちい。


ーーーーーーアヤトside

作戦決行まで、約一時間程度の空き時間があった。
やはり俺と眼帯は行動を共にすることになっていた。
適当にスマホをいじる俺。コーヒーを淹れている眼帯。
二人きりの空間。……つまり、暇。

「…」「…」

会話なんてある訳がない、というかしたくもない俺は、革張りのソファーに腰掛けて、作戦決行の時間まで暇を潰していた。
すると、目の前に影が落ちる。
何かと思えば、眼帯がコーヒーカップを差し出してきた。

「……飲む?」
「………んだよいきなり、いらねぇよ」

なぜわざわざ俺に淹れたのか。
コイツの思考は理解不能だ…正直、気持ちが悪い。
そんな奴に渡されるものなど、素直に受け取れる訳がない。
だが、ここで眼帯は案外強情だったことに気づかされる。

「せっかく淹れたんだから、飲んでよ」
「はぁ?……つかなんで俺なんかに渡すんだよ」
「……いいから。それとも…」

飲めないの?

その言葉に苛立ち、引ったくるようにカップを取ると、一気に飲み干した。
……なんだこれは。

「…クッソ不味い」
「……あは、酷いな」

珍しく笑みをこぼしたカネキを見て、俺はますます顔をしかめる。
気色悪い。
口内も心も最悪な中、急に身体に変化が訪れた。
身体中が熱いのだ。

「っ……あ、ちぃ…」
「…どうしたの? アヤト君」

意識がぼんやりとしていく中、眼帯が俺の首筋に触れた。
その瞬間、大袈裟な程に体が大きく跳ね、声が零れる。

「ひっ…!? っあ…?」
「お…やっぱり効果抜群みたいだね」

些細な刺激を敏感に拾う身体。
心は嫌でも、体は更なる快感を求めている。
これはどう考えても……。

「テメェ…何、仕込みやがった…?」
「分かるでしょ…媚薬だよ。」
「っ…なんでだよ……っ!」

肩を押され、抵抗もできないままソファーに押し倒される。
その上に眼帯が馬乗りになり、俺を欲のこもった目で見下ろした。

「君の体って、すごく興味あるんだよね」
「なっ…」
「だから…僕のものにしてみたくて、さ」

赫子を出そうとするが、体を動かせない為に出せなくなる。
クソ…なんで、なんでなんでなんで…!
せめてもの反抗に、眼帯を睨み付けて悪態をつく。

「この変態野郎…っ!」
「…何その顔。君もまんざらじゃないの? 誘ってる風にしか見えないな」
「っ、んんッ…やめ、んっ…」

唇を重ねられると、深く深く口付けられていく。
舌を忍ばせられ、噛もうとしてもカネキの方が一枚も二枚も上手である。
それを物ともせず、舌で口内を蹂躙される。
息が続かず、力の入らない手で薄い胸板を叩こうとする。
口が放されると、二人の間に銀色の糸が引いた。

「っは…ぁ、はぁ…なんなんだよ…ッ」
「もうへばってるの?…そんな訳ないよね、ここはこんなになってるんだから」

自身を直に触られると、ビクンと体は跳ね、甘い声が漏れた。
屈辱に晒されていく自分に、罪悪感と快感を覚える。
これじゃまるで、俺が変態みたいじゃねぇかよ…。

「ダメダメ、大きな声出したら聞かれちゃうよ?」
「ッ…ならテメェがやめればいいだろうが…!」
「…なんで君なんかの為に、僕が我慢しなくちゃならないの?」

理不尽すぎる相手の言葉に、思わず息を飲む。
眼帯の口元が弧を描く。

「君はもう、僕のものなんだよ…アヤト君」

その声に、俺は溺れていくしかなかった。



* * * * * *

オチは人間と間違えたナキちゃんが喰べました(にっこり)
ナキ「おい!! それじゃ俺がアホみてぇな感じになっちまうじゃねぇか!!」
アヤト「元々アホだろ」
うふ、この二人は個人的に好き←

え?作戦はどうなったって? カネキの行動を察したタタラさんがなんとかしたよ。
命令形口調のキチカネ(鬼畜カネキ)が書きたい人生だった。お粗末様でした。