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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 俺のオリジナルキャラクターで腐った小説書くー ( No.15 )
- 日時: 2015/03/24 16:01
- 名前: whiterabbit (ID: MgUgGnIS)
シロは起きない。ずっとずっと、寝たきりだ。
でも、時々、シロの手が、私の首に触れる。その度に私は、シロになら殺されてもいいんじゃないか。シロが目を覚まさないなら、このままずっと寝たきりなら、いっそシロの手で。
なんて考える。でも、そんな勇気はない。
…あの日。シロと約束した。
『ずっと一緒にいよう』、『離れない』と
なのに、私はシロの傍を離れた。
その夜、シロは私のことを殺そうとした。
「どうして離れたんですか?約束しましたよね?なのに、貴方は裏切ったんです。僕は貴方だけを、貴方だけを愛していたのに!!!!」
そう言い、ナイフを振りかざしたシロを、私は突き飛ばした。打ち所が悪く、短く唸って意識を飛ばしたシロを見て、すぐに救急車を呼んだ。
私は、それ以来シロの傍を離れていない。
シロがいつか目を覚ますなら、今度こそ傍にいてあげたい。
私は、シロが好きだから。
愛しているから。
だから、早く夢から覚めて。私はここにいる。
目が覚めた貴方に殺されてもいい。
それだけ愛しているから。
「シロ、早く起きてね。待ってる。ずっと。ずうっと」
シロは言った。
「次は裏切らないでください」
と
その目は、
肉を欲する獣の目だった。
私は、
静かに頷いた。
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