BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: Various Love story… ( No.4 )
日時: 2015/09/29 17:33
名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html

よし次。
ちょっとビッチなシンタローと、優しい優しい優しすぎるセトさんのお話。






『もっと近くで…』

シンタローside



セトは綺麗だ。
話も上手くて、常に素直で。
あいつの周りの誰かが必要としている時、ちゃんとその誰かの隣にいる。
つまり、誰にでも優しい。

だが
誰にでも優しいという事は
誰も選ばないという事にも繋がる。



俺は、ちゃんとあいつの『特別』でいられているのだろうか?



深夜も近くなった頃。
御休み、という声と共に皆が自分の部屋に戻る。
今リビングに居るのは俺とセトの二人のみ。

「…ッさ、皆戻ったし…此処じゃ広すぎる。俺達も戻ろうぜ」

お互い眠くはないのだが、あまり広い場所に二人きりというのも落ち着かない。

「そうっすね…戻りましょうか」

ヒビヤがこのアジトに来た為、部屋数の問題で俺とセトは部屋を共にしている。
最初はモモがヒビヤと一緒に寝ると言ったのだが当の本人が尋常じゃない程嫌がり、一人が良いと言って聞かなかったので仕方なく俺とセトが同室になったのだ。
だがそれは俺にとっても都合が良かったので反論する事もなく快く受け入れた。

唯一気になる事といえば、すんなり納得した事に対するモモが俺に向けた得体の知れない何かを見るような視線くらいだろう。



Re: Various Love story… ( No.5 )
日時: 2015/09/29 17:36
名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html

はい続き。←
暫くずっとこの調子だけどご了承下さいです。←最早敬語じゃない





部屋に着き、ベッド脇のランプだけ点けてとりあえず横になる。
セトは毎度の事ながら、緊張している様子だ。
毎晩寝床も一緒なのだから、良い加減慣れてくれないものだろうか。
そんな事を考えながら、俺は口を開く。

「そういえば…今日エネの奴、なんか機嫌が良かったんだが…お前何か知ってるか?」

そんな他愛もない会話に溶け込むように、さりげなくセトの太股の内側に触れる。

「しッ…知らないっすけど…何かシンタローさんと関係があるんすか?」

少し驚きを見せたものの、すぐ普段通りに戻り話を進めるセト。
まだまだ初段階だ
もっと、確実に


昂らせていかなければ


俺はこいつが
何かあるまでは絶対に行動に移さないが、微かにも求めるような動作を示せばそれに応えないという選択をしないような奴だと知っている。
また、そうなってしまえば歯止めを効かす事なく情事に至る。


"瀬戸幸助"とはそういう人間だ。


「直接関係があるわけじゃないんだが…やけに絡んでくるし何時にも増して煩かった」

先程触れた所を、今度は軽く撫で回す。
そして陰部にズボンの上から軽く触れ、少しずつ刺激を強めていくと、少し肩を震わせる相手の姿がある。
熱を持たせる事はこれで出来ただろう。
ズボンの中心部分が押し上がるように膨らんでいるのが触れただけで分かる。

「ッ…そうだったんすか…でもあんまり悪く言っちゃ可哀想っすよ…ッ…?」

少し吐息の混じる声で告げながら、俺の陰部に触れてくる。
先程俺がやったのと同じように、ズボンの上からゆっくりと。
俺の方にも熱が籠ってくる。
身体は熱いのに、不思議と鼓動は落ち着いていて。
それ程安心していられるのは、相手がセトだからなのだろう。

「別に良いんだよ…お前が優しすぎるだけだろ?」

返事は、来なかった。
その代わりに、俺に覆い被さるように上に乗ってくる。








これで、求めるものが与えられる。








Re: Various Love story… ( No.6 )
日時: 2015/09/29 17:39
名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html

続き。
今回上手く分けられそう。多分だけど。








セトが首筋に顔を埋め、其処に舌を這わせる。
一方の俺は段々と鼓動が速まり、息遣いも荒くなってくる。

服を脱がされ、言われるがままに後ろを向くと、背筋を舌が這い回る。

「ぁ…ッん、…も、良いからッ…早く…ッ…」

「駄目っすよ…ちゃんと段階は踏まなきゃ…」

そう言ってまた前を向かされると、再び陰部に触れられる。
だが今度のは先程とは違い、直に激しく擦られた。

「ぅあッ…やぁ、あ、んッ…!!」

望んだのは此方だ。拒んだりなどしない。
だが過ぎた快感は留まる事を知らず、遂に欲が弾ける。
溢れ出した液を指で掬うと、舐めとって見せる相手。

「…昨日の今日なのに、こんなに沢山出たっすよ…?」

そう言葉を零し、後ろのすぼまりに指を挿れ、掻き回しながら段々と深くしていく。
最も奥のコリコリとした部分…前立腺に指が当たり、思わず身体が跳ねる。
ゾクゾクとするような快感に、声が次第に高くなっていく。

「シンタローさん…イきそう…?」

「…ッ…あぁ…も、無理ッ…ぁ、ッく…ぅ…ッ!!」

果てるのも二度目なのに、精はまだ尽きる事を覚えない。

「お前…まだだろ…?もう良いから…早くくれよッ…」

そう言ってセトの首に手を回すと、限界を告げるような恍惚な表情を浮かべながらズボンを下ろした。

「もう…どうなっても知らないっすから…」

そう告げられた直後、熱く質量のあるものが俺のすぼまりにあてがわれる。
程なくして、少しずつ入ってくる。
少しでも快感を外に逃がそうと声を出すがそれも無意味に、身体にまた熱が籠っていくだけで。