BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: ハイキューパロディ設定他 ( No.2 )
日時: 2015/11/07 01:14
名前: 七詩 ◆Ww9Me2u6TE (ID: a7WresCQ)

化け猫パロディ続き



 雨はますます勢いを増して、大地が住むアパートの部屋の雨戸をばしばしと叩いている。
 黒猫は引っ越し用段ボールと湯タンポとバスタオルでできた即席コタツですやすやと眠っていた。
 ふう、と一息ついて、大地はゆっくり天井を見上げた。先程黒猫と共に風呂に入ったおかげで体は暖まっている。猫は水が嫌いだったかもしれないが、泥を落としつつ体を暖めるには風呂に入れるのが手っ取り早いだろう。気絶していたようだが、暴れられなくて良かった。そんなことを考えていると、段ボールの中からがさごそという音がした。

「ん、起きたか、良かった」

 大地が近寄ると、黒猫は少々驚いたように固まっていたが、やがてにゃあと一声鳴いた。

「よしよし、そこそこ元気みたいだな」

 黒猫はふん、と軽く鼻をならすと、段ボールから出ようと足をフローリングへと踏み出し——転んだ。
 どうやら体に力が入らないらしく、ふにゃあと弱々しい声が上がった。

 腹が減ってるのか。何があったかな。そう言いながらキッチンへ向かい、冷蔵庫を漁る。台風が近づいているというので買いだめをしておいて良かった、と、大地は牛乳と鯖の缶詰めを取り出しながら呟いた。

 二枚の浅めの皿に、潰して柔らかくした鯖と牛乳をそれぞれ入れる。

「柔らかい方がいいだろ、空腹の時は」

「にゃー」

 むぐむぐと頬張る黒猫をまじまじと見る。よく見ると随分目付きが悪い猫である。そもそも半開きのような目をしている上に、耳から額にかけての毛が長く片目は隠れそうなくらいで、それが更に目付きを悪く見せていた。
 だが真っ黒な毛並みは泥さえ落としてしまえば中々に綺麗で、体は大きいが太っているわけでもなく、しなやかそうな体をしていた。




***
すみません切ります
続きは書けたら書きます。
せめて黒猫じゃない黒尾さん出してあげたいので


ざっくり内容
色々あって力尽き倒れてたクロ猫を大地さんが拾って、黒尾さん最初は猫のフリしてたんだけど早々にバレて、でも行くところもないので大地さんのところに居候する話。

じつは化け猫な黒尾さん
黒尾さんに水をかけると魔力的な何かが抜けてクロ猫になりしばらく戻れなくなる。マタタビを嗅がせると魔力的な何かが暴走して人間のまましばらく戻れなくなる。

化け猫によっては、好物を食べたりしても人間になっちゃう子とかもいました(福永君でした)。

他にも化け猫を飼ってる人たちがいて、その人たちとも交流したりとか……


そんなパロディでした。