PR
BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ハイキューパロディ短編他 ( No.28 )
- 日時: 2015/12/31 23:28
- 名前: 七詩 ◆Ww9Me2u6TE (ID: 5SQt.OF5)
※年末企画その2
※花国と年越しそば
※年齢操作あり・大学生設定……のつもり
「できましたよ」
湯気をたてる器をテーブルの上に置きながら、国見はテレビを見ている花巻に声をかけた。
「おーさんきゅ」
器の中の蕎麦からは鰹出汁の香りがふわりと漂っている。花巻はその香りにふっと目を細め、自分の目の前に箸を置く国見に笑いかけた。
「なんか奥さんみてえだな、国見」
「……はあ」
からかうような口調の花巻に、国見は適当に相づちを打ってキッチンへと戻ろうとする。なんの反応も見られなかったことが不満だったのか、花巻は口を尖らせた。
「なんだよー、もう少し反応してくれてもいいんじゃねえの?」
「天ぷらいらないんですか?」
「イリマス食ベマス」
ため息をついて天ぷらの大皿を持ってくる国見。そんな国見をじっと眺める花巻の視線に耐えられなくなったのか、大皿をテーブルに置く前に国見が口を開いた。
「……なんですか」
「いや、なんかさ」
そこで言葉を区切り、花巻は椅子にぐっともたれかかって手足を伸ばした後改めて国見に笑いかけた。
「幸せだな、って」
本心から来るその言葉は、本当に幸せそうな笑顔とため息を伴っていて。
「……な、んですか、それ」
「あれ、国見顔赤いヨ〜?」
「うるさいです海老天取り上げますよ」
「それは勘弁」
早く食べようぜ、と箸を取った花巻の顔を、国見はまともに見ることが出来なかった。
***
不完全燃焼……orz
初の花国がこれでいいのか……
PR