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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.10 )
- 日時: 2016/03/03 17:56
- 名前: クロハlove (ID: atRzAmQi)
世界はハッピーエンドに包まれた。
一匹の蛇の生きたいという願いから何度も何度も繰り返された世界が…。
その犠牲となった少年少女たちもまた、思い思いの生活を始めた。
しかし、みんなのヒーローとなった彼はどうなのだろうか…。
色々な事を記憶しているあの少年は__
「何でオレはお前の都合で歩かなきゃいけねえんだ…。お前も身体があるんだからそっち使えよ…」
彼の名は如月伸太郎。
あの終わらない世界で犠牲になった一人である。
そして、その世界からみんなを救ったヒーローでもある。
『うるさいですよご主人。私だって歩きたくないんですからね』
「だからってこれはないだろ!?オレは外に出たくねえんだよ!!だったら家で曲作ってる方がマシだっての!!」
全然売れないのにですか〜?と画面の中の少女が言う。
彼女も、また犠牲者の一人だ。
今はもう元の身体を取り戻している。
シンタローが暑いなかとある場所へ向かっているのも彼女のせいである。
とある場所…それは一人ぼっちが集まっり、楽しい時間を過ごした場所である。
少年少女はそこの事を『アジト』と称している。
アジトと呼ばれるそこは『メカクシ団』という赤い目を持った少年少女が住んでいる。
シンタローや画面の少女エネ…貴音もその一人だ。
「ちーっす」
シンタローはそう言い、アジトへ入る。
いつも煩いそこはやけにシンとしていた。
何故なら今日はアジトに依頼があったらしい。
その事を知らないシンタローは首を傾げながらソファーに座る。
携帯の電源をつけると、エネの姿はなかった。
どうやらどこかへ行ったようだ。
ほっ、と一息ついたのもつかの間、
「こんにちは、シンタロー」
後ろで幼い少女のような声がした。
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