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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.11 )
- 日時: 2016/03/03 19:48
- 名前: クロハlove (ID: WVWOtXoZ)
「うぼわぁ!?」
みっともない声をあげてソファーから落ちるシンタロー。
その声の主も驚いたようで凄く謝っていた。
彼女の名前は小桜茉莉。メカクシ団の一員だ。みんなからはマリーの愛称で親しまれている。
マリーは終わらない世界を作ってしまい、今もなおその事を根にもっている。
実際は彼女の祖母、アザミが作ってしまったのだが。
マリー「ごっ、ごめんね!!シンタロー!!そ、そんなびっくりするとは思わなくて…」
「いいんだ、お前のせいじゃない…。ヘタレなオレが悪いんだ…」
ヘタレの意味を全く知らないマリーは頭に疑問マークしか浮かんでいなかった。そりゃあ、こんな小さい子にはわからないだろう。
だが、この子はもう140を過ぎている。
それを初めて知ったときはどれだけおどろいたのだろう。
マリー「えっと、シンタロー。紅茶飲む?大丈夫だよ!!冷たいから!!」
「あぁ、ありがとな。もらうわ」
こうしてマリーとシンタローのお茶会(?)が始まろうとしていた
のだが…。
「…ぅあ゛!?」
突然シンタローが頭が痛いのだろうか、呻きだす。
しかし、頭が痛いわけではない。
彼の能力、『焼き付ける』能力が発動してしまっているのだ。
思い出したくない出来事、繰り返し死んでいく仲間達の姿…。
この能力は全てを思い出してしまう。嫌な出来事も全部…。
そして、音もなく彼は倒れた。
ガシャン!!
紅茶をいれていたマリーがかえってきたと同時に何かの割れる音。
割れたのはカップだろう。
マリーは割れたカップを気にも止めずシンタローに近寄った。
その瞬間、ドアの開く音がした。
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