BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: カゲプロ小説を書く!! ( No.12 )
- 日時: 2016/03/04 06:45
- 名前: クロハlove (ID: TKLsfDAG)
「どうした?何か割れる音がしたが…ってシンタロー!?」
「え〜何々?何かあった…どうしたの、マリー。何でシンタロー君が倒れてんのさ」
マリー「あ、あのね!!一緒に紅茶飲もうとしたらシンタローが…!!」
寝てるだけなんじゃない?と言おうとした少年に少女が殴る。
どうやら鳩尾にヒットしたようで「ぐはっ」と発しながらその場に倒れた。
彼女らの名前は木戸つぼみと鹿野修哉。
今まで何処かに行っていたのだろう。
額には凄い汗をかいていた。
カノ「いったいなぁ〜。女の子なんだから加減ぐらいわかるでしょ!?」
キド「もしもし、キドだが…。セト、今すぐ戻ってきてくれ。ちょっとシンタローがな…」
カノ「あ、無視?無視なのね、僕のことは」
キド「そんな大声で騒ぐなって。とりあえず、今日は打ち切れ。明日は入ってたか?…ああ、わかった。明日、シンタローの側についてくれ。何するかわからないからな」
カノ「…。しょうがない…。マリー、僕は割れたカップを片付けるから、マリーはタオルを二枚持ってきて。あ、一枚は水で濡らしておいて。シンタロー君、熱あるっぽいから」
マリー「うん、持ってくる!!」
とてとてと、走っていくマリー。
しかし、走るのが遅い。なぜなら、彼女は引きこもりだからだ。
その為、外に出ると先程のキドの電話相手、セトにおぶられているらしい。
カノ「おお、意外と早かったね」
どうやら、タオルを持ってきたらしい。
カノもちょうどカップを片付け終わったところだった。
カノはすぐにタオルを受け取り、濡れている方を倒れているシンタローの額にのせた。
そして、もう片方のタオルで濡れている床を拭いた。
誰も気づかないのだ。彼はまだ幸せになれていないことを、苦しんでいることを…。
ただ、私が教えてあげよう。
彼の苦しみをみんなが知るのは邪魔者が入らなければすぐそこだ。
邪魔者が入らなければ…だが…