BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

レッドJ ( No.2 )
日時: 2018/03/22 15:36
名前: 闇帝 (ID: kVKlosoT)

〜河川敷〜
「とうとう現れたな、レッドJ!今日こそは貴様の息の根を止めてやる!!!」
キャンキャンと言う音が似合いそうな声で、子供はそう言った。
「あぁ、小僧か。」
見覚えのあるその子供に、オレはそう言った。
しかし、本人はそれが不服らしく、またキャンキャンと怒りだす。
「いつまでもこぞうなどと呼ぶな!!私にはオロチというちゃんとした名前が有るんだぞ!!」
「うるせぇなぁ・・・・・・もう少し声落とせ。耳障りだ」
女みたいに甲高い声で怒鳴られると、頭が痛くなる。
そんなに騒がなくても、十分聞こえるっつーの。
しかしそれを言えば、また
「貴様が耳障りなことなど知るか!!」
と怒鳴ってくる。
オレを倒せないくせに、生意気だ。
流石にイラッときて、オレは人間に化ける。
「騒がずとも聞こえとる!!声を落とせ!!」
突然の変化に驚いたのか、小僧はポカンと口を開けて突っ立っている。
ただ人間に化けただけなのにな・・・・・・面白い。
オレはいまだ驚きから抜け出せずにいる小僧に近づく。
そして、そっと顔を近づけて・・・
そっと、キスをした。
「っ?!?!?!/////」
「ふっ・・・顔が赤いぞ?大丈夫か?(笑)」
「・・・っ!!///うるさい・・・・・・っ!!/////」
顔を真っ赤にして、小僧・・・いや、オロチはそう言った。
そんな顔されると、ますます虐めたくなる。
「なぁ、オロチ」
「・・・なんだ」
「明日も、ここに来いよ。・・・また遊んでやる」
そう言ってオレは、オロチの耳を甘噛みした。
「ひゃあっ?!////」
「良いか?絶対だからな」
オレはそう言って返事も聞かずに飛び去った。
「誰が行くか!!」
そう叫ぶオロチ の声を聞きながら。
・・・さあて、明日は何をしてやろうか。