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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- 大ガマ ( No.5 )
- 日時: 2018/03/22 15:39
- 名前: 闇帝 (ID: kVKlosoT)
〜大ガマの屋敷・大ガマの部屋〜
前略、大ガマ殿に抱きつかれています。
確かキュウビの代わりに書類を届けに来たはずなんだが・・・なぜこうなった。
「・・・大ガマ殿」
「なんだ?」
「離してくだs『嫌だ』・・・即答ですか」
大ガマ殿は腰まわりに手を回し、強く抱きしめてくる。しかも、かなり強めに。
暑いし苦しいし、何より立とうとした瞬間抱きしめられたので、ほぼ正座状態。
さすがの私も、足が痺れて来た。
「・・・大ガマ殿。足が痛いので離してください」
「離したらお前、逃げるだろ?」
・・・まぁ、そうですが。
しかし、いくらなんでもこれはキツイ。
仕方がないので、モゾモゾと体を動かし体の向きを変える。
結果、大ガマ殿の膝の上に座るかたちになった。
「・・・これなら、足も痛くないですし。貴方も仕事できるでしょう?やりにくくはありますが」
そう言って頭を預けると、彼は嬉しそうにニカッと笑う。
(本当は書類なんて必要ないし、仕事ももう終わってるんだけどな・・・)
ただ、一人の蛇の少年に会いたかったがために用事を作った・・・なんて、口が裂けても言えない本家大将であった。
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