BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 小学生のBL小説を書いてみた♪ ( No.3 )
日時: 2019/02/10 13:14
名前: ねがぽじ (ID: yd06hlbJ)

これは、小学生BL小説です。
登場人物は、白原充と大嵩雪火と咲坂つかさです。
登場人物は、全員小学生5年生です。
でも回想シーンの時は、全員小学2年生です。

〜白原充の場合〜

〜その三〜

〜気づかされた思い〜

俺は、大晦日に親の命令で部屋の大掃除をする事になった。

「まったく年末の大掃除なんかやりたくないよな……」

俺は、大掃除を命令した親に不満を言うように呟くと自分の部屋の大掃除していた。
机の奥の方に一通の手紙が合ったのが気が付いた。

「あっこれってあの時の手紙では、ないかよ……
本当に懐かしいよな……
でもあいつのおかげで雪火の気持ちに気付いたんだよな……
あいつは、今どうしているかな……」

それは俺が小学2年生の時だった。

(ここからは、充が小学2年生の時の回想です)

俺は、学校から家に帰ろうとしたら机の中に何か入っていた。

「あれ、机の中に手紙が入っているよ。
これは、なんだろう」

俺は、机の中に入っていた手紙を開いた。

「えっと……『放課後に体育館裏に来てください。
充様に伝えたい思いがあります』か……いったいどんな用事なんだろう……?」

俺は、手紙に書かれていた内容を見ていた。
俺の後ろから誰かに話しかけられた。

「充、どうしたんだ?」

声をした方を向くと雪火が立っていた。

「誰かに放課後、呼び出されたみたいなんだよな」

俺は、雪火に手紙を見せて雪火にアドバイスを貰おうとした。

「へ〜〜とうとう充にも春が来たのかよ。
頑張れよ、充。
後でどうなったか教えろよな。
今日は、寂しく1人で帰るよ」

雪火は、ニヤニヤしながら俺をからかうと1人で先に帰る事を伝えた。

「ありがとう、雪火。
後で今日の事を教えるよ」

雪火が軽く手を振って帰るのを俺も雪火に向かって右手を振って雪火を見送った。
それから体育館裏に向かった。

「あれ、誰もいないよな……?
まさか悪戯だったのか?」

俺は、一度辺りを見渡してため息を吐いた。
俺は、体育館裏を離れようとしたら後ろから話しかけられた。

「ごめんなさい、待たせてしまいましたわ。
わたくしの名前は、咲坂つかさと申します」

俺は、声をした方を振り返った。
そしたら青色の着物の着た大和なでしこみたいな上品そうな美少女が立っていた。

「いや、俺も今来たところだから大丈夫だよ。
それで俺に話ってなんなんだ?」

「それは、その……いきなりこんな話をして驚かせたらすいません……
実はわたくしは、充様の事をお慕いしております。
もし宜しければわたくしと付き合っていただけませんか?」

つかさは、顔を赤らめて一生懸命に俺に告白をした。

「えっ……え〜〜!?
だ、だって俺とつかさは、今日会ったばかりだよね。
なんで俺なんだよ。
ルックスだって頭だってそんなに良くないんだよ」

俺は、つかさに告白をされると慌ててつかさを見つめた。

「充様は、忘れているかもしれません。
でもわたくしと充様は、昔会った事がありますわ。
それともわたくしでは、充様の恋人に不釣り合いですか?」

つかさは、今にも泣きそうな表情で俯いた。

「うんん、つかさが俺の恋人に不釣り合いな事がないよ。
こんな俺で良かったら喜んでつかさの恋人にさせてくれよ」

俺は、軽く首を横に振りつかさの恋人にさせてほしい事を伝えた。

「本当にわたくしの恋人になってくださるのですか?」

つかさは、俺の言葉を聞いて嬉しそうに花が咲いたような笑顔を浮かべた。

「うん、本当だよ。
これからよろしくな、つかさ」

俺は、ニッコリと笑い右手をつかさの方に向けた。

「ええ、よろしくお願いしますわ、充様」

つかさは、俺の差し出した右手を握りしめてやんわりと微笑んだ。
それが俺に初めてできた恋人だった。
次の日に教室の机の上にランドセルを置いたら誰かに話し掛けられた。

「よ〜〜充、昨日は、どうだったのか?」

声をした方を向いたら雪火が右手を振りながら俺に近づいてきた。

う〜ん、雪火にだったら昨日の事を話しても良いよな。

「実は、昨日女の子から告白をされたんだよな〜〜
これで俺にも恋人ができたよ」

俺は、嬉しそうにニヤニヤしながら恋人ができた事を伝えた。

「えっ……?
すげ〜〜じゃん。
さすがは、充だよな」

雪火は、俺に恋人ができたと解ると一瞬寂しそうな表情を浮かべた。
でも直ぐに何もないようにニッコリと笑い俺に恋人ができた事を祝ってくれた。

「えへへ、羨ましいだろ、雪火。
雪火も恋人を作れば良いのによ」

俺は、上機嫌のようにニコニコしながら雪火に恋人を作ることを勧めた。

「俺は、充一筋なんだから良いんだよ」

雪火は、冗談なのか本気なのか解らないような笑みを浮かべた。

「なっ!?」

俺は、雪火の告白を聞いて照れたように顔を真っ赤にした。

「照れた充も可愛らしいよ〜〜」

雪火は、嬉しそうに俺に抱きついて俺の頭を何回も撫でた。

「別に照れてねえよ。
うざいから抱きつくなよ!」

俺は、雪火に抱き着かれるとうざそうに雪火の体を押して離れようとした。

「もう充ったらツンデレなんだからよ」

雪火は、俺を離してくれると楽しそうにクスクスと笑った。

「誰がツンデレなんだよ!
それよりも今週の日曜日は、暇か?
雪火には、ちゃんと俺の恋人を紹介したいからよ」

俺は、雪火のツンデレの言葉を聞いて直ぐに突っ込みをいれた。
そしてつかさを紹介したい事を伝えた。
 
「充の誘いなら用事が合っても優先するよ。
で何処に行けば良いのか?」

雪火は、俺の誘いを優先する事を伝えると何処で待ち合わせか質問をした。

「ほら、今年オープンした遊園地のさくらパークが合っただろう。
日曜日に朝9時に来てほしいんだよ。
俺と雪火とつかさの三人で遊びたいと思ってな」

俺は、俺とつかさと雪火の三人で遊園地に遊びに行く事を伝えた。

「つかさ……?」

雪火は、つかさの名前を聞いて少しだけ考え込みながら呟いた。

「雪火、どうかしたのか?」

俺は、雪火の態度を見て不思議そうに首を傾げた。

「えっ……?
うんん、なんでもないよ、充。
さくらパークの前に日曜日の朝9時に待ち合わせだな。
必ず行くよ、充」

雪火は、軽く首を横に振り何でもない事を伝えた。
そして必ず日曜日に遊園地に行く事を述べた。
それからつかさにも遊ぶ約束をした。
俺は、日曜日のさくらパークの前に向かった。

「少し早く来すぎたかな?
9時の20分も前だから誰も着ていないよな?」

俺は、さくらパークの前でつかさ達を探して辺りを見渡した。
つかさが先に来ていた。
つかさと目が合うとつかさが自分の方へ歩いてきた。

「ごきげんよ、充様。
今日は、お誘いいただいてありがとうございます」

つかさは、軽く頭を下げて俺に挨拶をした。
俺は、つかさの着物姿があまりにも可愛かったから見とれた。

「充様、どうかされましたか?」

つかさは、俺が何故見つめているのか解らずに不思議そうに首を傾げた。

「いや、なんでもないよ。
おはよう、つかさ。
今日は、俺の親友も来るから少し待ってくれないかな?」

「充様の親友ですか?
充様の親友でしたらとても素敵な方なのでしょうね」

つかさは、やんわりと微笑んで俺の親友が素敵な方だと伝えた。

「まあ、雪火は、変わった奴だよ。
でも悪い奴でないよ」

俺は、雪火の日頃の行いを思い浮かべて苦笑いを浮かべた。

「うふふ、それは、今から会うのが楽しみですわ」

つかさは、今から会う俺の親友の事を思い浮かべてクスクスと笑った。
それから直ぐに俺の後ろから誰かに話しかけられた。

「ごめん、充達は、もう来ていたんだな」

声がした方を振り向く雪火が立っていた。
雪火は、急いで走って来たらしくて息をきらしていた。

「俺も今来たところだから気にするなよ。
それでつかさ、こいつが俺の親友の大嵩 雪火だよ。
それから雪火、この子が俺の恋人の咲坂つかさだよ」

俺は、つかさの方を向いて雪火を紹介した。
次に雪火の方を向いてつかさの事を紹介した。

「よろしくな、つかさ」

雪火は、右手をつかさの方に差し出してニッコリと笑った。

「ええ、よろしくお願いしますわ、雪火様」

つかさもやんわりと微笑んで雪火の差し出した右手を握りしめて挨拶をした。

「それじゃあ、挨拶が終わった事だし沢山遊ぼうぜ。
最初は、やっぱりジェットコースターだよな」

俺は、遊園地で遊ぶのが楽しみでニコニコしながらジェットコースターに乗りたい事を伝えた。

「まあ、それは、凄く良いですわね。
わたくしは、遊園地に行った事がありませんでした。
ですからジェットコースターに興味がありましたわ」

つかさは、遊園地で遊ぶのが楽しみのようにやんわりと微笑んでジェットコースターに乗りたい事を伝えた。

「えっ、そうだったんたね。
それじゃあ、今日は、遊園地をたくさん楽しもうよ」

俺は、つかさにたくさん遊園地を楽しんでほしくてニッコリと笑った。

「はい、解りましたわ」

つかさも俺の笑顔につられてやんわりと微笑んだ。

「じゃあ、早速ジェットコースターにレッツラゴーだね!」

俺は、右手を上に上げて遊園地を楽しむ事を宣言した。
それから絶叫マシーンを中心に回った。
でもつかさがこんなに絶叫マシーンに嵌まるとは思わなかったよ。
絶叫マシーンを8連続乗ると俺も雪火ぐったりとした。
でもつかさは、平気そうに笑顔を絶やさなかった。
あんなに大人しそうなのに人は、見かけによらないよな……

「そろそろ飯にしないか?」

俺は、自分の腕時計で時間を確認をすると昼ご飯にする事を伝えた。

「実はわたくし弁当を作ってきましたの。
ですから宜しかったら食べていただけませんか?」

つかさは、鞄から弁当を出すと俺達に弁当を見せた。

「へ〜〜つかさは、料理が作れるんだな。
本当にすげーよ。
俺なんか料理は、全然駄目だからよ……」

俺は、つかさが料理を作って来てくれたのが感激したように目をキラキラさせながらつかさを見つめた。

「充は、凄く不器用だから仕方がないよ」

雪火は、俺の事を考えて楽しそうにクスクスと笑った。

「うるせ〜よ、雪火。
そう言う雪火は、どうなんだよ」

俺は、不機嫌そうに雪火を睨むと雪火が料理を作れるのか質問をした。

「俺は、簡単なチャーハンだったら作れるぞ」

雪火は、俺を自慢するようにニッコリと笑った。

「何でもできる奴は、良いよな……」

俺は、何でもできる雪火を羨ましそうに見つめた。

「あ、あの……それでしたらわたくしが充様に料理を作るのを教えましょうか?」

つかさは、顔を赤らめて俺に料理を作るのを教える事を伝えた。

「うんん、教えなくて良いよ。
俺は、料理を作るとか似合わないしね」

俺は、軽く首を横に振り料理を作るのが似合わない事を伝えた。

「充様に料理を手取り足取り教えようと思いましたのに残念ですわ……」

つかさは、残念そうに俺を見つめた。

「本当にごめんな、つかさ……」

俺は、すまなさそうに話した。

俺と雪火とつかさは、ベンチに座るとベンチつきのテーブルの上に弁当を広げた。

「それじゃあ、つかさ、弁当を早速貰うな」

俺は、お箸で卵焼きを一つ掴むとそのまま食べた。

「う〜〜ん、この卵焼きは、美味しいよ。
ほら、雪火も食べてみろよ」

俺は、お箸で卵焼きを掴むと雪火の方に向けた。

「あっ……」

つかさは、俺のその様子を見て驚いたように小さく声をあげた。

「うん、確かに美味しいよな。
料理の腕は、かなりの腕前みたいだな」

雪火は、俺が向けた卵焼きを食べてしみじみと呟いた。

「えっ……いいえ、そんな事は、ありませんわ。
雪火様でしたらこれくらい料理を作る事ができるようになりますわ」

つかさは、軽く首を横に振り雪火ならばつかさよりも美味しく作れる事を伝えた。

俺と雪火とつかさは、つかさの手作り弁当を美味しく食べた。
俺は、弁当を食べ終わるトイレに行きたくなりトイレに向かった。

「ふ〜〜すっきりした……」

俺は、トイレから戻って来るとつかさが涙を流していた。。

「つかさ、泣いているのか!?
雪火、つかさに何を言ったんだよ!!」

俺は、つかさの涙を見ると慌てて雪火を睨んだ。

「ま、待ってください、充様。
雪火様は、悪くないのです。
わたくしが全て悪いのですわ」

つかさは、涙を拭いて慌てて俺をなだめた。

「そんな事を言ってもつかさ、泣いているんじゃないかよ。
雪火に何かされたんだろう」

俺は、心配そうにつかさを見つめた。

「本当にわたくしが全面的に悪いのですわ……」

つかさは、自分の涙を右手で拭くと無理してやんわりと微笑んでみせた。

「で、でもさ……」

俺は、心配そうにつかさを見つめた。

「悪かったな、つかさ。
ごめん、今日は、帰るわ。
後は、二人で楽しんくれよ」

雪火は、罰悪そうに謝ると俺達から離れていことした。

「ちょっと雪火!?
まったく雪火の奴なんなんだよ……
雪火なんかほっといて俺とつかさの二人で遊ぼうぜ」

俺が雪火を呼び止めようとしたがさっさと雪火は、去って行った。
それから俺とつかさの二人で色んな乗り物を乗って遊んだ。
でも雪火のことが気になって遊園地を楽しめなかった。
それから数日立っても雪火と気まずい日々が続いた。
つかさと遊園地のデートをしてから一週間がたった。
つかさにある場所に付き合ってほしいと言われた。
俺は、了承してつかさと俺の2人で目的地に向かった。

「今日は、付き合っていただいてありがとうございます」

つかさは、申し訳なさそうに俺に付き合ってくれた事をお礼を伝えた。

「別に行くところもなかったしね。
つかさが気にする事は、ないよ」

俺は、ニッコリと笑いつかさが気にする事がない事を伝えた。

「充様、着きましたわ。
ココが何処なのか解りますか?」

つかさは、たくさん家が建ち並んでいるところで立ち止まり俺の方を向いた。

「えっと……見覚えがあるみたいだけれどもよ……
ここって何処だったかな?」

俺は、見覚えが合ったけれども何処なのか解らずに質問をした。

「ここは、わたくしの思い出の場所ですわ。
5歳の頃にお母様とはぐれて心ぼそくて泣いていました。
その時にある男の子が話しかけてくれました」

俺は、ふとここで小さな女の子が泣いている姿を思い出した。

あの時の女の子がつかさだったんだ……

「うふふ、あの時は、充様も一緒にお母様を探してくれましたわよね。
でも充様もわたくしと一緒に迷子になって泣き出しましたわ。
でも近くに通りかかった警察官に保護されましたわ。
あの時からわたくしを優しくしてくれた充様が好きになりましたわ。
でもこれでお終いにしましょう。
わたくし達は、別れた方が良いですわ」

つかさは、真剣な表情で俺を見つめて別れ話を話し始めた。

「えっ、つかさ、なぜだよ!?」

俺は、つかさの別れ話を聞いて慌ててつかさに何故別れるのか質問をした。

「わたくしは、転校します。
それに充様は、自分の気持ちを誤魔化したら駄目ですわよ。
充様は、雪火様の事が好きなのですわよね」

つかさは、真剣な表情で俺を見つめて俺が雪火の事を好きなことを指摘した。

「えっ!?
な、何を言っているんだよ、つかさ。
雪火も俺も男だぞ」

俺は、俺が雪火の事が好きだと指摘されると顔を真っ赤にして慌てた。

「あら、わたくしも男ですわよ」

つかさは、やんわりと微笑んで爆弾発言をした。

「えっ……え〜〜〜〜〜〜!?
だ、だってつかさは、こんなに可愛いのによ!」

俺は、大声を出して驚いてつかさをまじまじと見つめた。

「うふふ、ごめんなさい、充様。
実は遊園地の時に雪火様に充様になぜ男な事を言わないのか攻められました。
それでわたくしは、充様を騙している事が苦しくなり泣いてしまったのですわ」

つかさは、事の真相を伝えると申し訳なさそうに苦笑いを浮かべた。

それでつかさは、泣いていたのか……

「良い思い出をありがとうございました。
わたくしは、自分の気持ちに正直な充様が好きですわ。
だから自分の気持ちを誤魔化さないで下さい。
さようなら、充様」

つかさは、俺に感謝の気持ちを伝えるとように俺の口の近いほっぺたにキスをした。
そのままつかさは、去って行った。
そしてつかさはその日の内に転校して行った。

(回想は、終了です。ここからは、現代話です)

「あれから3年後に雪火と付き合うとは思っていなかったんだよな……
でもつかさは、今何をしているなかな……?
幸せならば良いのだけれどね……」

つかさの事を思い出して優しく微笑んだ。
そして俺は、つかさから貰ったラブレターを机の奥に終い込んだ。

〜つづく……?〜