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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: イナズマイレブンで自己満小説! ( No.10 )
- 日時: 2019/01/24 08:51
- 名前: らむね (ID: u/mfVk0T)
練習が開始されて早々に身体に異変を感じる。いつもより動きが遅く感じられるし周りの声より自分の息が上がるペースがとても早い。首から上の顔が熱くなるのもわかる。どうしてだろうと疑問を解決させるべく脚を止めて息を整えようと深呼吸を繰り返す。
後ろから円堂の声がかかる。
「おーい!鬼道ー!大丈夫かー?」
返事をしようとして軽く噎せた為、喉に手をやって肩越しに振り返って片手だけを上げて平気だという合図をして見せれば、また練習は再開された。
暫くグラウンドをボールの流れに行ったり来たりと脚を動かしていると、ふと視界がぼやけた。地面が傾いた気がして脚を止めて俯く。いつの間にかまた自分の息が上がっていたようで下の芝生はしっかり見えたことを確認する。
(よし、大丈夫だ)
と確認が終わった直後「「ーーー鬼道ッ!!」」と周りからメンバーの声が耳鳴りがするほど大きく聞こえ、勢い良く顔を上げれば目の前にサッカーボールが飛んできた。咄嗟に反射神経の良い俺は左へ体を傾け躱すが、頭がグラッと揺れた気がした後、眩暈がして薄らと目を開けて状況を把握しようとしたが、ボヤけた視界で確認できたのは豪炎寺と後ろに映ったスタジアムの天井だけだった。
俺は意識を手放した。
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