<プロローグ>静かな病院の中____少女は白いベッドの上に居る。否。ベッドなのかはあくまで少女の予想だ。なんせ、少女は事故のせいで目が見えないのだから。体も、右半身しか動かせない。耳や口は問題ないようだが...遊びたいな...昔みたいに。せめて、夢の中でも楽しく過ごせたらいいのに。そう、切実な願いをもって、少女は眠りについた。そして、夢へ向かった。