BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 小野寺と桐山 ( No.1 )
日時: 2019/09/03 12:20
名前: ナビ (ID: 0H2MybmK)


(ちょっと待てよ・・・?なぜこの人が?)

隣の人を見て硬直してしまう。
あの憧れにも似た感情で見ていた人物が自分の隣で寝ていたのだから。
見知らぬ部屋は、ちょっと高めのホテルのようで室内で加湿器が起動してる音がしてる。

目を瞑るその人を少し眺める。

(うわあ、睫毛長い。綺麗な肌だな・・・)

安らかに眠るその人に、まるでおとぎ話の眠れる森の美女が目の前で寝ているのを見ている気分だと思った。
海のように青いサラサラな髪から覗く白い肌と小さな顔、細い首から鎖骨までじっくり見てハッと気づく。

(同じ男の身体をマジマジと見るなんて変態か!オレは!)

重いため息をついて頭を抱えて、その人に背を向け顔を見ないようにしてから冷静さを取り戻す。
一先ず状況を整理する為に昨夜の行動を思い当たるところから蘇すことにした。