BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- tgbt /自分の発言には気をつけろと言ったのに ( No.51 )
- 日時: 2024/01/04 19:45
- 名前: 天狐。 ◆9ICskfK2Ms (ID: B6dMFtMS)
またまたお久しぶりですかね、精神的にあれなのが続いた&生徒会など、部活や勉強に力を入れていた ため小説書けてませんでした……申し訳ないです。
(これからも勉強、部活、生徒会で多忙になるため掲載頻度は減ります。多分。)
〜登場人物〜
・剣持刀也
・伏見ガク
⚫︎ ※がっくんの友達として適当に名前をつけたキャラ登場します (本名呼び、ニックネーム呼び)
〜注意事項 等〜
・cp:tgbt
↪︎ gktuなので地雷の方はお気をつけください
・2人は付き合ってます
・伏字などに関しては1番上のスレを閲覧推奨です
⚫︎これらが大丈夫、御本人様には関係のないこと などを把握している方のみどうぞ
〜
授業、部活が終わりもう帰ろうかと思った。その時スマホからLINEの音が鳴った。がっくんからだ。
『とやさんヤバい、大学の友達から質問攻めされてる』
は?急に何なんだコイツ……
『何どうしたって言うんだよ。詳しく言ってくれないと僕としても何も出来ないんだよ。』
何で質問攻めされてんだよ……教えてくれないと話が進まない。
『間違ってとやさんと付き合ってるってこと言っちゃったんだよ……』
……やらかしてやがる。あれほどがっくんに自分自身の発言には警戒しろって言ったのに。
『何をしてんだお前は……』
『まぁそれで質問攻めされてると。今どういう感じですか?』
『その子って何歳!?会わせろよガク〜!!って感じなんだねぇ。どうしたものなのか…』
『じゃあ僕そっちに行きましょうか?今学校も部活も終わったので行けますよ?』
『いやいいっすよ?!今俺、まだ大学だからとやさん家に帰っててくれよな〜。』
『あ、そうですか。じゃあ先帰ってますね。友達はまぁ連れてきても大丈夫です。』
『はいよ〜』
…よし。急いで帰って部屋汚かったら片付けなくちゃ……
〜
そして特にトラブルに巻き込まれることなくがっくんの家についた。
合鍵を使い、扉を開ける。見事に散らかっていた。
というか、昨日はまぁ……うん、夜色々やってて…その、ベッド周りが散らかっている。
その他も、ベッド周りを中心に散らかっている。
僕は学校で使っている鞄を椅子の上に置き、片付けを始めた。
〜
やっと終わった。運良く、この家から大学までは距離が少しあるから帰ってくる時間までに余裕ができている。
完璧すぎ。
そしてガチャ、と音が玄関の方で聞こえた。
その後「ただいまとやさん……」とげっそりとした声色で言ったがっくんがいた。
「あ、おかえりがっくん。………その他の人たちは友達、ですか?」
「そうだぜぇ〜。まったく……テメェらしつけぇんだよ!!!」
『え、だって気になるじゃん。あのガクに交際相手が出来てたんだぜ!?』
「失礼だな、倫也…。オレだってやれば出来るんだからな??」
『俺は感激だよ……お前がその彼女という人物を幸せにしてくれることを願ってるわ……』
「何様だヅカ。ってか言われなくてもしてるから。」
……ガク呼びされてるんだ。そりゃそうだよな、学校同じなんだから。
あと口調違うの珍しい、な。僕の前とはキャラがまた違う、というか……
「…あの、がっくんとその…智也さんと、ヅカさん…?でいいんですかね。一旦リビング行きません?玄関で立ち話するより上がった方がいいでしょうから。」
『名前呼んでくれたこの子!!智也であってるよ〜』
『ヅカだけどこれあだ名だからね君?本名は…いいや、もうヅカで。』
「あ,よかったです。」
「……あ、そういえば、とやさん。はいっ。」
そう言い、がっくんは腕を広げた。馬鹿かコイツは。
いきなりカップル仲を見せつける行動をとるとかどうかしてる。
でも帰ってきたらハグをするという謎ルールを作られたし、守んないと罰があるから、仕方がない。
大人しくハグをしよう。
僕はがっくんの胸に飛び込んだ。
『!?!?』(智也&ヅカ)
「………ん。がっくんなんか……いつもと違う香水、というか匂いがついてますね。お風呂溜まってるのでもう早く入ってください。」
「えぇ“ッ!?いつもと違う香水……?」
「……あ、わかった。智也、こっちこい。」
『………あ?何ですか何ですかぁ。』
「とやさん、コイツの匂いじゃないっスか?」
「………あー、なんか似てる気がします。智也さんの匂いですね。」
「うわマジかよ……じゃあお風呂行ってくるっス!!」
「はい、いってら。服もいつものとこ置いといてるからね。」
「ありがとな!!!」
、
そして僕と智也さんとヅカさんの3人でいる空間になった。
『……え、待った待った。あのさ君、もしかしてガクと付き合ってる??』
「!?え、っぁー……………え、っと……」
言っていいのか不安になった。この人たちは、同性で付き合うことに否定的な人かもしれない。それで僕だけが引かれるとかならいい、まだ。だがこれは僕とがっくんの関係性を聞かれている。だからがっくんも引かれるだろう。
『…おいヅカ。この子困ってんだろ。』
『ごめんな〜ウチのヅカが。いろいろ聞きたいことはあるんだけど……一旦自己紹介とかお願いしてもいい?』
「あ、いえ、大丈夫です。その質問にはがっくんが来てから話しますね。そして僕の名前は剣持刀也、です。
高校2年生、16歳で剣道部に所属してます。」
『こッ、高二!?まだわけぇッ………』
「っんふはっw若いも何も、ヅカさんもお若いじゃないですかw」
『俺よりも剣持くんの方が若いじゃん……事実上。』
「あー、まぁそれはそう……ですね…」
『あっははw まぁ、じゃあ次俺らも自己紹介しないとな!!』
『智也俺の次な〜』
『はいはい。早くやれ。』
『早くやれって何なんだ……えっと俺の名前は大塚 景。よくヅカって呼ばれてるぞ〜!!あとガクと同じ学年。自己紹介はこんな感じだろ!!』
「がっくんと同学年…なるほど。ありがとうございます。」
大塚さんって結構熱血系、というか……そういう系の人なんだな。
『んじゃ、次智也な。』
『ん。俺は渡辺 智也。あんまあだ名とかないけど、呼ばれるとしたら……普通にトモ、とかかな?まぁ好きな
風に呼んでね。んで俺もガクと同学年だな。』
智也さんは結構冷静、というかそういう感じか。キャラが全く違うんだが!?
がっくんはなんか楽観的な感じでヅカさんは熱血的で智也さんは冷静的…??類は友を呼ぶ、っていうけど、
そんなことないじゃん。
いやまぁ、十人十色って言葉もあるけども。
「智也さんも同学年……お2人ともそうだったんですね。がっくんよりもなんか大人っぽくて、勝手に年上
かと。」
『剣持くん褒めるの上手いね……お世辞でも嬉しいわ。』
「お世辞じゃないですよw素直な感想言ったまでです。」
『そうかそうか〜w』
たわいもないことを話していた。そしたら、
「とーやさんただいまぁッ……これでアイツの匂い消えたか、?」
「ん、がっくんおかえり。見事に消えてますよ。」
「よ、よかったぁ………んで、お前らとやさんに変なことしてねぇだろうな?」
『してないって。自己紹介しあってただーけ。』
『剣持くん良い子だな!!性格いいことが丸わかりだったよ。』
「とやさん性格いいっスよ、そりゃあ。」
『そうだなw んで、2人揃ったし……聞きたいことある。』
『そうだな。んじゃ、単刀直入に聞く。』
『ガクの……恋人って、剣持くんであってる?』
「……ん、そうだよ。もしかしたら引かれるんじゃねぇかなって思って、極力会わせたくなかった。」
『…そういうところはやっぱガク、真面目だよな。』
『スッゲェ俺らのこと考えてくれてたっぽいけど、生憎俺らそういうの気にしない人なんだよなぁ〜』
『いやでもまさか、こんな良い子がガクの恋人だったとは…』
『……ってことはお前高校生と付き合ってんの!?』
「え、そうだけど。」
『………すげぇな。』
『剣持くん、ガクのことなら何でも聞いてね。何でも答えてちゃうわ。この子いい子すぎるし美形だから……』
『んね。何でも答えたげるわ。』
「え」
「は?勝手に色々言うのやめろよ。智也だけじゃなくてヅカもな??」
「え、いいんですか。早速聞きたいんですけど。」
「とーやさん!?!?」
『ノリがいいね剣持くんw 何を聞きたいんだい?』
「ここじゃなくて、智也さん達と話してる時とか…あれだ、プライベートってどんな感じなんですか?」
「……家にいる時とはまた違う…んですか?」
『あー、全く違うな。見た感じ。』
『いつも口悪いし、スマホ見てる時はニチャァってしてるし。』
「な“、そんなニチャニチャしてねぇよ!!!」
「あ、口悪いことは否定しないんですね。」
「……まぁ実際そうだと思うっスからね。」
「自覚ありでしたか。」
「んで何でそんなニヤついてるんですか。変なやつでも見てるんですか?」
「い、いっやぁ……変なやつとかじゃないんスけど……」
「…早く答えてください。答えを濁すのは禁止ですよ。」
「え、えぇっ………と、とやさんとのLINE見返してただけ、っスけど……」
「……何ちゅう趣味ですか。そんな見返してて楽しくないだろ。」
『いや、恋人なら楽しいんじゃね……』
『そうだろ。俺ら非リアだからしらねぇけど。』
『悲しいこと言うのやめてくんねぇかな、ヅカ。』
『現実を受け止めろお前は。リア充だろうが非リアだろうが、生きてんだから別にいいだろ。』
『ガク達に嫉妬してそうだな。2人はお幸せに。』
「あ、ありがとう…ございます。」/「ありがとな〜」
『んで……ちょっと言ってもいい?』
「何をだよw」
『………ゴミ箱の中にコンドーム捨ててあるの見えてるんだよね。』
「!?!?!?」
え、な、見えてたの!?もっと念を押して他のものも一緒に捨てて隠しとけばよかった。
『あ、それ言っちゃうんだ。』
「あー、っ………ま、じかぁ……w」
『まぁ仲が良さそうで何よりって感じだなw』
『剣持くん急いで掃除したでしょ、家。』
「……何でわかったんですか。」
『勘ってやつよ。舐めんなぁ?w』
「ゔ、…………」
「っと、とりあえずヅカさん達もお風呂入っちゃってください!!!」
『それまあ急だね!?いやいいけど!!逆に入らせてもらっていいんですか!?』
「黙って入れよお前ら。」
『ガクが冷たい……』
〜end〜