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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 銀魂 銀土 ( No.1 )
- 日時: 2023/01/18 06:35
- 名前: hikaru0221 (ID: xFdKC5ra)
俺は坂田銀時。
今、真選組屯所に遊びに来てる。
もちろん土方の仕事が終わるのを縁側に座って待ってるんだが…
「土方くーん。まだ終わんないの?銀さん待ちくたびれたんだけど」
あら?返事がない。
いつもなら「うっせぇ、だまってろ」みたいな言葉が飛んでくるはずなんだけど。
俺は後ろを振り返る。土方は床で寝てた。
何勝手に寝てんだコイツ。
銀さんがわざわざ遊びに来てやってるのに。
くまもこんなにつくって。いったい何日寝てないんだ?
俺が土方の顔を覗き込んでいると、土方の目が開く。
「なにジロジロ見てんだ。気持ち悪ぃ」
「あ、ごめ――」
いつの間にか土方の顔に自分の顔を近づけすぎていた。
早く離れよう。すねられたら面倒くさいし。
あれ?なんで腕なんて回しっちゃってんの?
言ってることとやってることが違うんだけど。
俺の首に土方の腕が回され、体を引き寄せられる。さっきよりも顔の距離が近くなった。
「ちょっ、土方///」
俺がその近さに戸惑っていると、唇になにか柔らかいものが触れる。
「?!///」
「キス...嫌か?」
何なのこの子。可愛すぎじゃない?
「いや...むしろ好き」
「じゃあ、もう一回――!」
今度は俺から口をつける。長く、深く...絡める、濃厚なキスを。
俺は土方から唇を離す。土方は目を細めて言う。
「甘い」
「疲れたときは甘いものが一番だろ」
「お前のは甘すぎる。...タバコどこだ?」
「ヒッッド」
そんな軽口をたたきあうことに幸せを感じる自分自身に驚く。
俺も変わったもんだ。前は喧嘩ばっかしてたのに――。
土方――。
「お疲れさん――」
俺はタバコを吸う土方に聞こえないように呟く。
――End
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