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- 「もう一度だけ」と貴方は言うけれど【オリジナルBL】
- 日時: 2011/01/11 17:45
- 名前: パナジウム(仮)@名前部集中なう ◆gkJKyRKQ9E (ID: 9L4Q1bFg)
ハローノシ
おはようございます、こんにちは、こんばんは、お久しぶり!
約8ヶ月前に勉強で忙しくなった後破滅したどっかの誰かになります。大体こんなマイナーな人覚えてるわけないし、なんか名前一緒だとやらしい感じがするため、ちょこっと変えました(((((ちょこっとどころではないwwwwwwww
名前は仮です。適当に名付けてください。仕方ないんです、私名前のセンスないもの(笑)
さて、こちらの小説を覗く前に注意事項です。こちらが守れない方のご来場は固くお断りしています。
*この小説掲示板様のルールが守れない方。
*荒らし目的で来た方。
*非常に見にくい文字の使用をする方(ギャル文字とかね)。
*BL、同性愛、腐女子等を含む小説が全く駄目!という方。
*某I原の突き出した不透明な条例に賛成の方。
後半は完全に私怨ですね(笑)
私は上記の方と全くうまが合わないタイプでして;; 特にギャル文字見るとウィンドウを閉じてしまうっていう性質をもっています。
感想(ないと思いますがwww)の際は、できるだけ一般的な文字でお願いします^^
あ、条例云々は小説の性質上、条例に反対するような台詞が含まれるため、賛成側の方は不快になるのではないかと言うモノです。
むしろ“BLラブ!俺はBLが好きだ!愛している!”って池袋の乙女ロードの中心で叫べる方は大歓迎でs(((((
キャラ表 >>8
プロローグ >>1
叫んだ >>4
ずっと待ってる >>7
ずっと待ってる(悠side) >>13
【番外編】
昔話 >>11-12
繋がっているよ >>16
- Re: 「もう一度だけ」と貴方は言うけれど【オリジナルBL】 ( No.3 )
- 日時: 2011/01/08 01:01
- 名前: パナジウム(仮)@名前募集中なう ◆gkJKyRKQ9E (ID: 9L4Q1bFg)
>>さとるっち様
あわわ、そんなあんなプロローグをそんなえ?これは夢?((((混乱中
こんな某I原批判ものになりつつある小説を評価していただいて;;
実際にこんな未来になってほしくないんです←
だって恋愛なんて人の自由じゃないですか!それを規制しようなんてゲフンゲフン((((
そんなお邪魔だなんて!
あの…お茶出しますんで、もっとお邪魔になってください!(笑)
コメントどうもありがとうございます^^
- Re: 「もう一度だけ」と貴方は言うけれど【オリジナルBL】 ( No.4 )
- 日時: 2011/01/08 01:04
- 名前: パナジウム(仮)@名前募集中なう ◆gkJKyRKQ9E (ID: 9L4Q1bFg)
闇の中に、浮かぶ、ネオンの、輝き、
掴めそうで、掴めなくて、何度も願った、
叶わない、そう、知ってても、何度も、何度も、
言葉は、虚無へ、消える、
届かない、声を、何度も、何度も。
【叫んだ】
夢を見た。
昔、付き合っていた同時の夢。
優しく頬に触れる大きな手と、耳元の空気を震わす甘い声。
抱きしめられた夢は、とてもリアルで。
そばにあった古い携帯を見つめる。以前まで、彼と僕を繋いでいたもの。
もう壊れて、塗装も禿げて、お世辞でも綺麗とは言えない。
「…悠」
それでも、この世界の中で生きる僕の中では一番“綺麗”なもの。
彼の名を呟き、そっと抱きしめる。
「会いたいよ…、悠……!」
枯れたはずの涙が、
—————————零れた。
「りっくーん、お疲れー!」
「あ、雪ちゃん。お疲れ様ー」
朝、流れた涙を無理矢理止め、大学へ急いだ。
僕の目の前にいる栗色のストレートロングの女の子は、安藤雪ちゃん。
中学時代からの友達で、親友と言っても過言じゃない。
…ってあれ?なんで雪ちゃん僕に話しかけてるの?まだ講義中じゃ…
「りっくん、講義中ずっと上の空だったでしょ?だからさ、どう?近くにできた美味しいケーキ屋にでも!」
“だった”ってことは、講義終わったってこと?え?まじで?僕講義半分もきいてなかったよ?
あー……うん。
「ノート、見せてくれるなら」
「やったぁ!」
尽かさずノートが差し出される。
というか、勘のいい彼女のことだ。僕が上の空だった理由も、分かってくれてるのだろう。
ニュースで何度も流れる無表情なアナウンサーが言う、僕らにとって残酷な言葉。
「…お兄ちゃんと悠君もいれば、もっと楽しかったのにね」
未だざわつく教室の中、そこだけ音がないように感じる。
五年前の今日、どれだけ泣き叫んだか。どれだけ抗ったか。
その苦労をしっている彼女だから、こうして僕の前で言えるのだろう。
彼女が言っているのは、“昔に戻りたい”というのと一緒だ。
「……今更悔やんでも、仕方ないよ。ほら、行くんでしょ?早くしないと混むよ?」
荷物をまとめながら、そう呟くように言う。
頷く雪ちゃんを見ると、バックを肩にかけた。
今から丁度五年前。
漫画内での同性愛や近親相姦を規制が作られる。
それに便乗した国は、“未来を守るため”と称し、法律で同性愛や近親相姦を禁止した。
僕、中原璃玖と雪ちゃんははその被害者の一人。
僕は元々、東雲悠という一個上の中学時代からの先輩と付き合っていた。
雪ちゃんは、自分と血の繋がったお兄さん(ちなみに悠と同じクラスだった)を。
深く愛し合っていた。これはまぎれもない事実。
でも、どんなに深い愛も、法律の前では無力に等しかった。
国の力で僕らや、他の人たちも恋人との仲を引き裂かれた。
悠や雪ちゃんのお兄さんは、外国への“留学”という理由をつけられ、僕らと離れ離れになった。
「美味しーねぇ」
雪ちゃんは笑ってるけど、きっと無理してるんだろう。
苺をちまちまと食べながら、そんなことを思う。嗚呼、クリームが甘い。
ぼーっとしてると、雪ちゃんがこっちを見つめてきた。
「…何?」
問いかけると額に手が伸ばされる。
途端に小さな痛みが額を襲った。いってぇ……。
「そんなしけた顔しないでよ。どんなに悔やんだってさ、時間なんて戻ってこないのよ?バッカみたい!」
…確かにそうだ。
居たたまれなくなって目を逸らしてしまう。
「目、逸らさないで。こっち見て!いい?璃玖がそんなんじゃ、悠君だって戻ってくる気失せるっての!」
雪ちゃんが泣きそうな目で見つめてくる。
なんて僕は残酷なことを言わせているんだろう。また涙が零れそうになる。
「…ごめん」
「ったく、もうそんな顔しないでよ?」
ケーキに添えられていたチョコプレートを口に含みながらそう言われる。
ちょ、女の子なんだから口に物入れたまま喋んないでよ。
思わず笑いが零れる。
「…あれ?携帯、りっくんの鳴ってない?」
雪ちゃんの指摘で、マナーモードでバイブにしていた携帯が震えていることに気づく。
急いで携帯を開く。そして、声をひそめて話す。
「はい…」
『久しぶり。璃玖』
「………っ」
小さな機械の塊から聞こえる、愛おしい声。
雪ちゃんが“誰?”と口パクできいてくる。
「悠……!?悠、なの?」
「っ!?悠君!?」
声が震える。何度も、何度も待ち望んだ声。
規制だらけで止まった恋物語の一つが、ゆっくりと動き始める。
【叫んだ】
(外に飛び出して)
(貴方の名前を)
(叫びたい)
一話終
(/お疲れさまでーすノシ
- Re: 「もう一度だけ」と貴方は言うけれど【オリジナルBL】 ( No.5 )
- 日時: 2011/01/08 01:31
- 名前: 清水 ◆Dq9zTDROkE (ID: OYLS3/iM)
初めまして。
腐女子の清水です。
面白い小説ですね!
頑張って下さいね。お気に入り登録させてもらいますね。
- Re: 「もう一度だけ」と貴方は言うけれど【オリジナルBL】 ( No.6 )
- 日時: 2011/01/08 14:59
- 名前: パナジウム(仮)@名前募集中なう ◆gkJKyRKQ9E (ID: 9L4Q1bFg)
>>清水様
こんな小説をお気に入り登録ですか?15個しか保存できないのにそんな、勿体ないです(キリッ←
コメントありがとうございます^^
- Re: 「もう一度だけ」と貴方は言うけれど【オリジナルBL】 ( No.7 )
- 日時: 2011/01/08 22:42
- 名前: パナジウム(仮)@名前募集中なう ◆gkJKyRKQ9E (ID: 9L4Q1bFg)
いつしか、それは、綺麗な、思い出になる、
僕の、壊れた、携帯の、ように、
今は、鉄の塊と、感じる、その端末は、
いつか、とても綺麗な、思い出になる、
やっと、繋がった、その声は、言うのだ、
【ずっと待ってる】
電話から流れてきたのは、ノイズ混じりの優しい声。
嗚呼、なんで…今更、と。自問自答を繰り返す。
「…悠、どうして?」
なんで自分に電話がかけられたのか。法律が成立した時、強引に国に変えさせられた携帯とアドレス、番号。
教えたくても、悠には教えられなかった。
だから、悠にはこの番号が知られるはずがない。
……諦めていた。もう、思い出になってしまったものだと。
自分の中にある悠への愛を必死に押し殺して、生きてきたのに。
「愛してるから、そんなの簡単だよ」
…なぜ、そんな簡単に愛してるなんて言うんだろう。
朝、さんざん泣いたせいだ。だから今日は涙腺が緩みに緩んでいる。
目尻に溜まってしまう涙を拭うのはきっと、そのせい。
「……悠、会いたい。今、何処?」
悠には見えない、そう知っていながらも笑みを作る。
いや、会えると決まったわけじゃないけど、今から笑顔の練習。久しぶりに会うんだ、だから笑顔でいたい。
「璃玖が昔住んでたアパートの近くに、部屋借りた。今、アパート前に居る」
悠の話曰く、アパートの管理人に話したところ、引っ越したと言われて最初は絶望したらしい。
でも、管理人さんは僕らのこと応援してくれてたからか、新しいアドレスと番号を悠に教えてくれたらしい。
一部屋六畳の上、風呂は共同。しかも住民は個性が強くて、楽しかったけど、勉強に向いている環境ではなかった。しょっちゅう文句言って、喧嘩もしたけど、今はあそこに住んでて良かったって感じる。
「ねえ、りっくん。悠君なんでしょ?お兄ちゃん、どうなってるかきいてもらえる?」
「あ、うん」
雪ちゃんの瞳にも、一つの希望の光がさしていた。
確か、雪ちゃんのお兄さんである泉さんと悠は、同じところに飛ばされた。
悠が戻ってきているってことは、お兄さんが帰ってきていても不思議じゃなかった。
「ねえ、悠。雪ちゃんのお兄さんは?」
『ん、嗚呼…泉のことか。あいつもこっち戻ってきてる。ただし、俺が借りた部屋とは結構離れてる場所に住んでるよ』
多少の音漏れで、お兄さんがこっちに戻ってきていることを確認した雪ちゃんは、余ったケーキを無理矢理食べて、立てあがり帰る準備をし始める。
会いに行くのだろう。僕だってそうする。
「わかった。今アパートの前だよね。そっち急いで行く!」
『嗚呼、待ってるよ。ずっと、待ってる』
“待ってる”。
心の奥深くに響いた、昔と変わらない優しい声音、少し色っぽい発音、声から溢れ出す僕へ向けられた愛。
たった一言。でもそれに、きっと全てが詰め込まれていた。
電話があちらから切れ、無機質な音が聞こえてくる。
それをきいたと同時に、僕も雪ちゃん同様に準備をする。
「お金は私が払っとくから、りっくんは先行ってて」
「うん、ありがとう!」
急いで店を出た。
先程まで迷惑なほど晴れていた空は曇り、いつしか雨が降り注いでいた。
それも、かなりの大雨。
滑って上手く走れない。でも、早く悠に会いたいという気持ちが僕を焦らせた。
案の定、濡れて滑りやすくなったマンホールの上で転ぶ。
痛覚なんて、雨の冷たさと気温の寒さに、感じなくなっていた。
走る、走る、走る、走る。
途中で道を曲がる。こっちの方が近道だからだ。高校生くらいの子たちが行き来するファッション街を抜ける。
信号なんて待ってられなくて、信号が赤のまま道路を渡る。
—————————ネオンの光なんて、安っぽいものじゃないような大きい光。
—————————近くに雷が落ちたとでも感じる、大きな音。
【ずっと待ってる】
(お前を待たせた分)
(悲しませた分)
(いっぱい待つから)
(ちゃんと俺のとこへ)
(腕の中へ)
(飛び込んできて)
二話終
(/一回データ消えました(笑)
一応、最後に何が合ったかっていうのは次に明かそうかと;; 多分、皆様の壮大な妄想りょk……想像力ならすぐに分かってしまうでしょう。
ネオン云々は一話目の一番最初とかけてみる。今後もこれができるといいなぁ(笑)
BGM Ch/ro/e(li/ly)、上か/ら目/線(巡/音ル/カ)、マス/ターオブパ/ペッツ(初/音ミ/ク、巡/音ル/カ)
前回 ロー/リンガー/ル(初/音ミ/ク)
なんというボカロ厨なんだ俺wwwww