BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 映画・漫画・フリゲで何でも書くよ!リクエストあり
- 日時: 2015/03/23 10:29
- 名前: レーズンパン (ID: C5nAn.ic)
現在『FAIRY TAILでBL・GL・NL何でも書くよ!』(だった気がする)でやってるレーズンパンです。
他のジャンルも好きなので、迷っていたところ自分が好きなもので書こうと決めました。
もちろんBL,GL,NLなんでもありで!!
あ、リクエストもします!!
※受験生なので若干更新も遅れます。
フェアリーテイルでリクエストしようと思っている方は、一行目に書いてある
FAIRYTAILで以下略)でリクエストをどうぞ。
知ってる&はまってるジャンル
はまっているのは☆マークがつきます。
※☆マークは変わることがあります。
・鬼灯の冷徹
・銀魂
・バッテリー
・ジブリ(知ってるのは天空の城、もののけ姫、トトロ、宅急便です)
☆てにをはさんの『妖怪少年探偵團』シリーズ
・進撃の巨人
・SKET DANCE
・ポケモン(ケモナーでもあるので、何でも可)
・らき☆すた
・ぬらりひょんの孫(9巻までしか持ってません)
・SOUL EATER(10巻までしかry
・東方(一部のキャラ
・うぽって!
・家庭教師ヒットマンREBORN!
・デュラララ!!
・コープスパーティ
・ヘタリア
・暗殺教室
☆カゲロウプロジェクト(好きだけどまだ詳しくは知らない)
☆獄都事変
・青鬼
などなど。
もしかしたら他のにもはまるかもしれません!
ではでは、レーズンパンでした。
リクエストお待ちしております!
- Re: 映画・漫画・ゲームで何でも書くよ!リクエストあり ( No.15 )
- 日時: 2015/03/21 23:37
- 名前: レーズンパン (ID: C5nAn.ic)
獄都事変というキヨのホラゲー実況みた。
大 ハ マ リ し た 。
主に斬島くん、どうやら自分は黒髪金髪がすきになりやすいようだ。
加えて喧嘩強い、冷静、頭はいい、肌が白い、髪はそれなり。
この条件に一致したら私は萌える。
『斬島くんといっしょ』 ALL CPなっしんぐ 会話文
斬島(以下斬「…ない」
佐疫(以下佐「どうしたの?斬島、顔色悪いね」
斬「佐疫…オレの、カナキリをしらないか?」
平腹(以下平「ふぉー?斬島ァー、カナキリなくしたのかぁー?」
田噛(以下田「だるいことに首突っ込むんじゃねーよ平腹…」
斬「うそ…だろ…確かに昨日は机の上に…」
平「オレしらねーよ?だってオレ昨日はスコップで亡者つついてたし!」
佐「なにやってるんだよ…亡者をちゃんと送り届けなきゃ駄目でしょ?」
平「まー過ぎたことだしいいじゃん!なー、田噛ー♪」
田「うるせぇっ」
ドゴッ
平「いってぇー!ひでーよ田噛ぃー!!」
田「あーだるい…」
斬「あ、あぁ…嘘だろ…」
佐「大丈夫、じゃないね…」
谷裂(以下谷「何してんだ、騒がしいな」
田(騒がしいのは平腹だけだけどな、言わないけど。めんどくさいし)
斬「た、谷裂…オレの…カナキリをしらないか…」
谷「あー?…そういや、肋角さんが珍しく刀持ってたな」
斬「!!!!!!!」
佐(今までにないくらい目を見開いている…)
田(今までにねぇぐらい表情がでているな…)
平「今までにないくれー斬島が希望に満ち溢れてるー!!」けらけら
斬「谷裂、礼を言う!!」ダダダダダダダダダダッ
谷「お、おう!?」びくっ
佐「…谷裂、君は斬島にとって救世主だね」
田(つーか白馬の王子か…言わないけど、めんどくさいし)
平「つーか白馬の王子だよなー!」けらけら
END
- Re: 映画・漫画・フリゲで何でも書くよ!リクエストあり ( No.16 )
- 日時: 2015/03/23 22:36
- 名前: レーズンパン (ID: C5nAn.ic)
たがみんかわいいよたがみん!
斬島かわいいよ斬島!!
『だるいだるいで伝わる恋』 平田 微佐斬 ギャグ?
だるい。
田噛は寝ぼけた頭で、その一言が頭を独占した。
いつも田噛はだるいと呟いているが、それは精神的なもの。
今のだるいは面倒くさいとか、そういうものではなく。
(のど、頭、節々…痛い、だるい)
ああ、俗に言う風邪か。
獄卒は半永久的に死なない、だが風邪くらいはかかる。
けほ、けほとかわいた咳が漏れた。
「…うー」
動きづらい体をツルハシで支え、タンスにしまってある体温計を出した。
自分には縁のない物だと思ったが、まさか使うことになるとは。
佐疫や斬島が使うところはたまにみる、たしか脇に挟んで—
「それは口に咥える奴だぜ、田噛ぃー」
「ああ、そうかよ…って、え?」
いきなり聞こえた声に、思わず頭を上げる。
その行為のせいか、クラリと体が傾いた。
倒れる、と思ったが体をその声の人物に支えられた。
「うぉあー、大丈夫か?」
「な、んでいるんだよ…平腹…」
目が痛くなるような金色の目、それに映し出される自分の顔はとても赤い。
「今日は…、起こしに来るの佐疫…だろ…」
「斬島が風邪ひいちまったから、血相変えて看病中!」
ああ、そうかよ。
小さく呟いたら、平腹が体温計を田噛の口に押し込んだ。
「んくっ」
「いーちぃ、にーぃ…あり、数えなくてもいいんだっけ?」
平腹が押し込みすぎて、口内の奥の壁にあたる。
苦しくて胸を叩こうにも、体は言う事を聞かなかった。
「んっぐ…!ひふぁ、ふぁら…!!」
「あ、わりい!」
上手く呂律が回らないが、平腹といえばすぐ気づいたようだ。
続く
- Re: 映画・漫画・フリゲで何でも書くよ!リクエストあり ( No.17 )
- 日時: 2015/03/24 21:16
- 名前: レーズンパン (ID: C5nAn.ic)
「…どあほ」
「悪かったってー」
ケラケラと平腹は悪びれもなく笑った。
田噛は頭をかかえたくなったが、自分の体調を考え抑える。
しばらく平腹に肌をぷにぷにといじられたが、体温計がなったので外すと。
「さ、39.5度…」
「おぉー、斬島の1度下だなー」
「はぁっ!?っけほ…」
今の自分も相当高熱なのに、斬島はさらに上の40.5度なのか。
それは佐疫も瞳の色と同じくらいに、顔を青くするのも納得がいく。
揺れる頭を回転させると、目の前に平腹の端正な顔立ちが現れた。
「っ!!」
「よーし、田噛はオレが看病する!!」
「はぁっ…?」
それは嫌だ、不安な事この上ない。
「谷裂は?」
「今日は亡者確保で帰るのは夜!」
「木舌は」
「二日酔いでずっと部屋にいる!」
「…肋角さんは、」
「書類の仕事がありすぎて部屋から出られない!!」
詰んだな。
いつしかの平腹の言葉が、自分の頭でめぐった。
エンジェルと謳われる佐疫も、愛しい愛しい斬島の看病だ。
そして、独りでこの状態は絶対に無理。
ああ、これはもう。
「…否定するのも、面倒くせぇ。好きにしろ…」
「!っはーい!!」
ピクニックの準備をするかのように、楽しそうに平腹は看病に必要なものを取りに行った。
「けほっけほっ」
「もー、斬島ったら…雨の日に傘も差さず仕事するから…」
一方、佐疫は斬島の看病を優しげな顔でこなしていた。
普段はどちらかというと佐疫の方が風邪を引きやすいが、佐疫はちゃんと予防をしている。
今でもマスクをつけて—といいたいところだが、つけていない。
「うう、すまない。というかお前、風邪が移ってしまうぞ?」
「斬島が楽になるなら、喜んで移るよ」
「…心が楽じゃない」
斬島の悲しげな顔とは裏腹に、佐疫は優しげに微笑む。
「大丈夫、俺は風邪ひかないよ」
「…はぁ、けほっ…」
「ほら、治す事に専念しようか—」
「佐っ疫ぃー!!」
唐突に部屋に突進してきた平腹の顔の真横に、佐疫は銃弾を撃ち込んだ。
それは微かに平腹の髪をかすり、壁に穴を開ける。
「…佐疫、ここは俺の部屋だ」
「ごめんね斬島、ちゃんと補償するから」
「オレの心配はー!?じゃなくてっ」
平腹は叫びたい気持ちを田噛の顔を思い出して堪え、佐疫に事情を話した。
「…へぇ、田噛もか。最近は風邪が流行っているのかな?」
「それならもう俺はいいから、田噛の方へ行ってやれ」
「それはヤダ、それに多分…平腹が看病するんじゃないかな?」
え?という風に、斬島は平腹を見つめる。
平腹はよくぞいってくれた!というように胸を張った。
「せーいかーい!という訳で、用具をくれ!!」
「分かった、ちゃんと看病するんだよ?」
「分かってる!!」
平腹は一通りの用具を受け止めたあと、扉に手をかけた。
ふいに佐疫が、「平腹」と呼び止める。
「んー?」
振り向くと、佐疫は怪しげな笑みを向けていた。
「ときに、自分を犠牲にしてでも護るものだよ。男の子はね」
「?おー」
意味が分からず、平腹は部屋を出た。
その意味は斬島は理解したようで、顔を赤くしている。
「お前、そんなことを平腹に教えてどうする…」
「まあいいじゃない、俺も後でしてあげるよ」
「いや、いい」
「けほっ…」
ふいに頭に冷たいものが貼られる。
目を開くと、平腹が冷えるシートを貼ったようだ。
「どうだー?気持ち良いかー?」
「…答えるの、だりぃ」
「そっかー」
次に平腹はリンゴを取り出す。
剥くのか、こいつにできるのか。
不安になる一方だが、平腹は果物ナイフを持っていない。
すると、平腹は。
リンゴを、齧った。
「っは?」
「んぐんぐ…うみゃい…」
美味しそうに食べるのをみて、田噛の腹がなる。
恥ずかしさもあったが、苛立ちのほうが募っていった。
「て、てめぇ…リンゴ俺にもよこせ…」
「?あげるぜー?」
「じゃあ食うのをやめろ…っ」
いつもならツルハシで刺すか素手で殴るかをするが、今回はそんな力もない。
平腹はリンゴを食べる手を止め、口を動かし続ける。
「もぐ…んー、これぐれーかな」
「何がだ…」
「田噛さ、今ぜってー力でないだろ?」
それは当たっている。
「だから、細かく砕いた」
「は、」
「あと…飲み込むのも辛いって説明されたから—」
田噛の頬を、平腹の両手が包む。
文句を言う前に。
口を塞がれた。
続く
- Re: 映画・漫画・フリゲで何でも書くよ!リクエストあり ( No.18 )
- 日時: 2015/03/25 12:14
- 名前: レーズンパン (ID: C5nAn.ic)
は?
キスされた。
初めてだぞ。
嘘だろ。
苦し…くない。
嫌じゃない。
頭の中で様々な思考が流れる中、甘い味が口の中で広がる。
そしてたどり着いた答えは—
(こいつ、口移ししやがった!!)
目を瞑っているので、平腹の顔が見ることができない。
ぬるい平腹の舌が、リンゴを奥へ奥へと送る。
平腹の冷たい手の温度が、やけに心地よかった。
「っんく…」
「ん、んー…」
こくり、こくりとリンゴのすり潰し(この場合噛み潰し)を飲み込んでいく。
なるほど、確かに食べやすい。
同時に平腹の唇が、離れた。
「っはー、旨いか?」
「ン…ハッ…アッ…な、何で…」
また平腹はリンゴを手に取り、齧り始める。
田噛は止めろ、というように平腹の手を掴んだ。
「どした?」
「どした…じゃねえよ…ッハ…お前…」
キスするんじゃねぇ!
その言葉が出ず、代わりに出たのは。
「風邪…移るぞ…」
相手を労わる言葉だった。
平腹はキョトン、とリンゴの手が止まる。
「っあ…今のは…ちが…」
「キス、嫌だった?」
いつもの平腹の目とは違う、真剣な目が田噛を貫く。
嫌だった?と訊かれれば、違うと頭の中で答えが出る。
本当に、嫌じゃなかった。
むしろ続けば、いいと—
(そんな訳ねぇそんな訳ねぇ!!)
男のキスが良かった?そんな荒唐無稽なことがあってたまるか。
でもあるのだ、今ここに。
自分が実例じゃないか。
嫌に決まってんだろ、と答えたい。
でも答えたくない。
—本心が分かってるんじゃないのかな?
昔の佐疫の言葉が思い浮かぶ。
俺の、本心は—
「…嫌っていうのがだりぃ」
「!」
平腹は少し、顔をゆがめた。
ああ、そういう意味じゃないのに。
「…察しろ、アホ。嫌なんて言葉、言わせんなよ」
「…あぁー!そういうことか!!」
平腹はやっとこの意味合いに、気づいたようだ。
これで恋人同士だー!なんて恥ずかしい事を叫びやがって。
心の中で悪態をつくが、平腹を見たらそんなものも消えた気がした。
次の日、斬島と田噛は風邪が治ったのだが。
平腹がノックダウンした。
「だから止めろっつったのに…」
「何をしたの?平腹」
ニヤニヤしながら佐疫が問いかける。
まさか、平腹を差し向けたのもこいつの仕業か?
睨みつければ、俺じゃないよと佐疫が首を振った。
「平腹、俺の言葉の意味…理解してなかったみたいだしね」
「言葉ぁ?」
「ああ、でも本能で理解したのかもしれないな」
にこやかに笑う佐疫の隣で、意味ありげに斬島が呟く。
やはりなにかを吹き込んだようだ、面倒くさいのでこれ以上追求しないでおこう。
「…借りをかえさねぇと、後々面倒くせぇな」
「看病するの?」
佐疫の言葉は必ず当たる気がする、田噛は気だるげに頷いた。
「…平腹、成功したみたいだね」
「だな…本当に、自分が風邪を引き受けるとは」
自分を犠牲にしても護る。
平腹は見事に、それをやってのけたのである。
END
- Re: 映画・漫画・フリゲで何でも書くよ!リクエストあり ( No.19 )
- 日時: 2015/03/26 17:26
- 名前: レーズンパン (ID: C5nAn.ic)
平田(腹噛)は夕景イエスタデイが似合う。
好きだよー、遥貴ー。
『夕景イエスタデイを平田でパロディ』平田 歌詞を元に作られた話 学パロではない
だりい。
仕事先の廃病院に向かうとき、色々な獄卒に出会った。
太陽を浴びて、まぶしげに皆が楽しそうに会話している。
田噛はそれが、無性に腹立たしく感じた。
騒がしい、うるせえ!
そんな気持ちをこめて辺りを睨むと、それに気づいた大多数は一気に静まる。
かわりに湿りきったようなひそひそが響くが、そっちの方が気楽だった。
徹夜明けの田噛からすれば、うるさいのは相当嫌なのだ。
だが、そんな田噛の気持ちも関係なく。
「たっがみぃー!おはよーぅ!!」
目の前から現れたのは、寝癖がたっている平腹。
平腹のペースは要領の良い田噛でも掴めず、ため息をついてばかりだ。
気楽に伸びをしている平腹が、やけにいらついた。
それと同時に、平腹に会うと田噛は目のあり場を失くしてしまうことに気づいた。