BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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SSQ短編詰め(腐・百合有かも)
日時: 2014/07/10 22:25
名前: 綾鷹餅 ◆QJGK5FnnM6 (ID: YzjHwQYu)

はじめまして…!このサイトを初利用するため、使い方がわからないかもしれませんが、生温く見守ってくださると嬉しいです!

さて、このスレッドについてですが、新・世界樹の迷宮(略称SSQ)のショートストーリー(?)をボソボソと書いていきたいと思っております!需要なんてないことくらいわかっております!!←←
なお、私は未クリアです←←
現在グラズヘイムエリア2で死にかけです…(白目)

↓書く(かもしれない)CP↓
・BL
サイアサ(サイモン×アーサー)
アーサイ(上記の逆)
アーサイアサ(リバ)
その他色々(?)
・GL
ラクロザ(ラクーナ&ローザ)
・NL(ないかも…)
主フレ(主人公とフレドリカ)

前置きが長くなりましたが、閲覧していただけると嬉しいです!
よろしくお願いします!!

SSQ短編詰め(腐・百合有かも) ( No.1 )
日時: 2014/07/10 23:23
名前: 綾鷹餅 ◆QJGK5FnnM6 (ID: YzjHwQYu)

【サイアサ短編】密林の旅で

ここは樹海の地下9階。原始の大密林の最奥部へと続く道を探し、入り組んだ道をただひたすらに歩んでいたところだ。

「しっかしあっちぃなぁ…」
ふぅ、と袖で汗を拭い、見えない空を仰ぐ少年。
「アーサー、気を抜くな。樹海はいつ何がくるか分からんぞ」
低いテノールの声に、アーサーと呼ばれた少年はふくれ面をする。
「でもよぉサイモン、いくら何でも暑すぎるぜここは…」
むしむしとした湿気、まとわりつく空気。
少年がため息吐くのも仕方ないのかもしれない。
と、突然サイモンと呼ばれた青年はアーサーに小瓶を放り投げる。
「ほら、これ飲んどけ」
「おわっとっと…、あぶねーよ!!」
絶妙な角度で少年の手に収まった小瓶には、自分の体力を回復させてくれるメディカという薬だ。
「でもさんきゅーな、サイモン!」
「戦闘中に倒れてもらっちゃ困るからな」
静かに微笑む青年をよそに、アーサーはメディカを一気飲みする。
「ぷはー!生き返る!!」
いい笑顔で少年は言うと、先頭を行くジン(主人公の仮の名)に呼びかける。
「おーいジン!!メディカはまだ大丈夫なのか?!」
ジンは軽く頷くと、地図を黙々と書いてゆく。
「ちょっとアーサー!敵が来ちゃうでしょ!静かにして」
フレドリカの忠告に少年は「へいへい」と言って頭の後ろに手を組んだ。



日は暮れ、今は地下の8階。神秘の泉の小部屋に居た。
「じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみぃ〜」
この部屋は敵が来る心配もなく、泉の水は皆に精気を与えてくれる。
女性陣の就寝の挨拶を聞きながら、アーサーは火の前に座っていた。
「……ふぅ。」
ぼうっと炎を眺めながらアーサーは暗闇を意識しないようにしていた。

「ジンもサイモンも…もう寝ちまった、よなぁ…」

この部屋は安全な筈なのに。
不安が自分を襲う。
見張り役を引き受けたはいいが、こうも静寂があたりを包むと、恐ろしくて仕方ない。
「…、情け、ねぇな」
ひやりとした空気。昼とは全く違うその全て。

交代までは時間がまだある。

「…時間ってのは…気まぐれなんだな…」
早く進んだり、遅く進んだり。
実際は自分の体感温度の問題なのだが、今のアーサーはそう思うしかなかった。

「…アーサー。大丈夫か?」
「サイモン…」
眼鏡をかけ、少し眠そうにする青年を切なげに呼んだ。
「まだ交代の時間じゃないだろ…?」
とはいえ、今の状況のほうが遥かにマシだ。アーサーは心の中でそう思った。
「…目が覚めてしまってな。お前こそ顔色が悪いようだが…大丈夫か?」
心配そうなその瞳が、アーサーの心に刺さる。
「あ…ああ。大丈夫だ」
無理に笑ってみせると、サイモンは僅かに眉をひそめる。
「嘘を吐くな」
小さくなった火を跨ぎ、サイモンはアーサーの隣に座る。
「お前の嘘は簡単に分かるんだぞ」
半分心配、半分脅しのその言葉。
アーサーはどうすることもできなくて、ただ、うつむいた。
はぁ。小さなため息と、突如体を包んだ青年の香り。
「…?!」
ふわりと被せられたのは、サイモンの白衣。
「馬鹿。お前が隠し事をしていると暴きたくなるんだ」
白衣の中から見上げたその顔は、とても…穏やかで、優しかった。
「……っ、」
ただ幸せな気持ちが自分の中を駆け巡るのを感じた。
少年のマリンブルーの瞳から、涙が零れた。
「さんきゅー、な、サイモン…」
昼間とは全然違うその声色に、青年は何とも言い難い感情を覚えていた。
「…ああ」
一言言って、サイモンはアーサーの肩を抱き寄せた。
「ここから先は僕が見張る。お前はもう寝てなさい」
「っ、でも…」
アーサーの肩から染みていくサイモンの手の暖かさが、少年を包み込む。
「いいから。…寝なさい」
有無を言わさぬその優しくも強い口調に、アーサーはサイモンの膝に頭を置いた。
「…へへ、なんか…変な感じだな」

もしかしたら自分もこんなことをしてもらっていたのだろうか。
覚えていない、思い出せない過去を想う。

「俺…サイモンに助けてもらえて、良かった……」
譫言のように呟いたその一言に、サイモンは微笑み返した。
「僕もお前を助け出せて良かったよ」

その言葉はアーサーの耳に届くことなく、少年は穏やかな寝息を立てていた…。

「おやすみアーサー」
青年は幸せそうに微笑んで、少年の髪を撫でながら本を読み始めた。


長い夜は、始まったばかりだ。

SSQ短編詰め(腐・百合有かも) ( No.2 )
日時: 2014/07/10 23:33
名前: 綾鷹餅 ◆QJGK5FnnM6 (ID: YzjHwQYu)

〜あとがき(感想)←〜

一時間ほど(3DSを)ポチポチしてましたが…なんだこれは…(絶望)
私はもっとかわいい!!サイアサを!!望んでいたのに!!(憤怒)
ううう…もっと頑張って書きます…_(:з」г)_
またそのうち更新しますねー!

↓(SQシリーズナレーション風に)↓

【君はこの作者の短編小説をひとつ読み終わった。】
【君はこのスレッドを閉じてもいいし、
また新たな作品に期待を膨らましてもいい。】
【選択肢の権利は君にある。】
【さぁ、選びたまえ。】

Re: SSQ短編詰め(腐・百合有かも) ( No.3 )
日時: 2015/11/29 00:10
名前: まめだいふく (ID: j9SZVVec)

サイアサ私も好きです('∀')
といっても新・世界樹2しかもってないですがね(´∀`)アーサーが一番好きです。次も楽しみにしてます。


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