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- 不毛な恋【ハイキュー!!BL・月山】
- 日時: 2014/08/11 12:21
- 名前: 莉桜 (ID: ztRXnpN9)
ハイキュー!!ではツッキー命な莉桜です(*´ω`*)
駄作投下しますので、出来れば見てくださ〜い!!
【シリアス系、報われない系、幸せじゃない感】
↑が地雷の方はブラウザバックした方が良いかもしれません;;
- Re: 不毛な恋【ハイキュー!!BL・月山】 ( No.1 )
- 日時: 2014/08/11 12:55
- 名前: 莉桜 (ID: ztRXnpN9)
何気ない日常の中で、ぼんやりと特に興味もそそられない不倫の話を扱うドラマを見ていた。
不倫関係にある女の友人がその女に、不毛な恋だね。と苦笑混じりに言うのだ。"不毛な恋"とはどんな恋だろう。不毛というからには、何の成果も進歩も得ることの出来ない、恋。そういう意味なんだろうか?
だが、人は恋をしていけば自然、良くも悪くも変化するものだろう。確かにそれは進歩とは違う退化かも知れないが、何も得ないという訳ではない。不毛な恋の存在を、俺は静かに否定した。
「山口、何考えてるの?」
「あ……ごめんツッキー!!気にしないで!」
「何かうざいんだけど、そういうの。お前は俺だけ見てればいんじゃない?」
その言葉に、頬が赤く染まりそうになって、慌てて俯く。今ここにいるのはツッキーと俺だけで、当然お前の示す人間は俺なわけだけど、それは言葉のあやと言う奴だ。だから絶対いい気になっちゃいけないんだ。
今俺らはツッキーの家でドラマを見ていた。珍しく俺を家に誘ったツッキー。理由は、わからなくはないけれどそんなものはなんだっていい。一緒に居れさえすれば俺は幸せだから、大丈夫。それにこの後にどうなるかはわかっている。体を重ねるのだ。俺と、ツッキーが。他でもない、俺が。たとえその時ツッキーの心を占めているのが誰であろうと、それでも現実を見ればツッキーの視線の先にいるのは俺だから。本当は俺だってツッキーの幸せを祈ってる。けど、それでも、仕方ないだろ。愛は誰にも邪魔出来ない、とか言うように
日向と影山が付き合っていることだって俺らには邪魔出来ない、どうしようもない事実なんだから。
○
はい、駄作ごめんなさい!苦笑
山口がだらだらと考えてるだけです、はい、すみません
- Re: 不毛な恋【ハイキュー!!BL・月山】 ( No.2 )
- 日時: 2014/08/12 20:46
- 名前: 莉桜 (ID: ztRXnpN9)
日向と影山が実は付き合っていることなんて、本人たちは隠しているようだけどバレー部全員が知っている周知の関係だった。勿論、ツッキーも俺も。そんな二人の中学の時の面識は一度きりで、高校に入ってからすぐ互いを意識するようになったのだと日向がこっそり、俺にだけと教えてくれたことがある。ツッキーと俺なんかとは違って出逢ったばかりの、けれど愛し合っている二人。
それを聞いて、俺が酷く嫉妬したのは、誰にも言えない黒く濁った秘密だ。
「月島と山口っていつから一緒にいるんだ?」
目をキラキラとさせながらそんなことを聞いていた日向は、俺とツッキーが恋仲であると勘違いをしている。俺はあえて、それを正さないままに答える。
「小学校からだよ」
「すっげー!!なあなあ、月島って小学校の頃からあんななの?」
「んー、ツッキーはあんまり変わってないかな。昔から大人びてて、俺のヒーローだもん」
俺の、というのを強調していることに気付いているのかいないのか。キョトンとした日向は、ふわっと笑いながら言った。
「山口ってホント月島大好きだな!」
当然だよ、と一拍置いて震え混じりの声が出た。俺がツッキーに恋をするのは、もう運命みたいなものだと思う。仕方ないことだと思う。それが例え叶わない、無意味な恋慕だとしても。相手から決して望まれてはいない汚い感情だとしても——仕方ないんだ、恋をしてしまっているのだから。そしてそれと同じくらい仕方ないこともある。目の前の男の子によって奪われた彼の体温はもう俺にはずっと冷めたままで、二度と温くはなってくれないんだろう。仕方ない、だから。
「日向、わり。遅くなった」
「影山!!」
影山が顔を出した途端、そこに飛びついていく日向。先生の目もまだあるというのに、凄い度胸だと思う。否、日向だと何でも許されるのかな。可愛いから、真っ直ぐだから、人目を惹きつけ更には人を魅了して。ツッキーの、心までも持っていった彼なら、ホモだろうと許されるんだ。それすらも嫉妬の原因となって俺を襲って囲って、それらは結局浄化されないまま心の中を渦巻く。むしゃくしゃして髪を掻き毟ると、二人が不思議な顔をこちらに向けてきたので、苦笑した。何でこの二人はこんなに素直何だろう。俺と違って穢れてない、彼らが羨ましくてしょうがない。
ため息が零れそうになったとき、視界の端っこで何かが動いた。ガラガラという音が平行して聴こえてツッキーの教育相談も終わったのだと把握した。月島!と日向が叫ぶのを絶望に染まった目でみながら、ツッキーの方には顔を向けないようにする。ツッキーはエスパーだ。俺の心を覗いてくる。今のツッキーにそれをされると、ますます嫌われてしまうから。俯いて、黙ったまま部活に向かう三人の後ろを歩く。楽しそうに話している三人の会話に加わることなく、
——俺が今足を止めても、ツッキーは気付かないんだろうな……
溢れそうな涙を堪えながら体育館へと足を進めた。
- Re: 不毛な恋【ハイキュー!!BL・月山】 ( No.3 )
- 日時: 2014/08/12 22:56
- 名前: MEO (ID: 2XDHCgd7)
はじめまして!MEOといいます。
月山すごくいいです!山口くんかわいい…
ツッキーはかっこいいですよね!!