BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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兄から妹への影響【BLとGL】
日時: 2014/09/15 20:44
名前: 三毛猫 (ID: 0.f9MyDB)

初めまして、三毛猫です。
女なのに百合好きな私です。
こういうのを書くのは初めてなので変になってしまうかもしれませんが、よろしくお願いします。
コメント大歓迎です!

受験生なので更新は遅くなります。
気長にお待ちください。

Re: 兄から妹への影響【BLとGL】 ( No.1 )
日時: 2014/09/15 20:57
名前: 三毛猫 (ID: 0.f9MyDB)



     プロローグ  的なもの


 私、立花雫たちばなしずくは兄、立花葵のことが大好きだった。いつも兄にべったりで「お兄ちゃん。お兄ちゃん」といつも読んでいた。ブラコンというほど。成績優秀で運動もできる。おまけにルックスもいい。何もとりえもない自分からは兄は世界一かっこよかった。
 あの光景を見るまでは。

 あの様子を見てから、世界の価値観が変わった気がした。
 自分が変わった気がした。


Re: 兄から妹への影響【BLとGL】 ( No.2 )
日時: 2014/09/16 00:07
名前: 三毛猫 (ID: 0.f9MyDB)



 雫は制服に着替え、静かに自分の部屋のドアを開けた。そして階段を下りてリビングに入る。すると、キッチンの奥に男性が立っていた。
「おはよう、お兄ちゃん」
 雫の声に反応してか、作業を止め振り向いた。
「おはよう、雫!」
 にこりと雫に笑顔を送った葵は「今日は雫の好きなパンケーキだぞ」と声を弾ませた。
「嬉しい。ありがとう」
 それとはうらはらに物静かな雫。小さい頃からおとなしく、あまり感情が表に出せなかった。
 父と母は仕事の都合で海外に行っている。本来なら両親達に着いて行かなければならないのだが、雫と葵はこの学校で卒業したいと日本に残ったのだ。帰ってくるのは年に二回ほどなので大体は葵と過ごしている。家事は基本的に葵がやってくれているので不自由はない。葵がいたから寂しくもなかった。
「お兄ちゃん。今日は何時くらいに帰ってくるの?」
「今日は買い物にいくから、6時くらいかな」
「買い物……。私も行く」
「分かった。5時に雫の学校に迎えに行くから」
 雫は女子高、葵は男子校で学校は違かった。


「雫、いい加減兄離れしなさいよ」
 雫の友達、藤島愛美ふじしままなみは雫に向かって怒鳴った。
「……いきなり何よ」
「いつでもお兄ちゃんお兄ちゃん言ってるから好きな人もできないんだよ!」
 愛美は両親をぶんぶん振り回す。
「好きな人なんてできなくてもいい」
「いいや、つくれ。絶対につくれ」
「強制されるの、嫌い」
「もしくはーー」
 愛美は素早く鞄から本を取り出し広げた。
「こっちを好きになりなさい」
 雫の目の前に広げられた本。その本には男と男が絡み合っているイラストが描かれてあった。
「私、そういうの駄目だから」
「いや。これは素晴らしいですよ!」
 急に敬語で同性愛について語り出す愛美に恥ずかしくないのかと疑問に思う。
「それじゃ。お兄ちゃんが迎えに来るから」
 教室のドアに手をかける。
「雫のことを思って言っているのに」
「私のことを思っているならそんな世界に連れ込まないで」
 そして雫は教室から出ていった。
「ったく。シスコンブラコン兄妹め」

Re: 兄から妹への影響 ( No.3 )
日時: 2014/09/28 03:46
名前: 三毛猫 (ID: 12rag1tu)



 次の日の放課後。
 雫は早く葵に会いたいと鞄に教科書などを詰め込む。
「雫、帰るの?」
 愛美は不思議そうに首を傾け、問いかける。
「愛美。……お兄ちゃんと約束してるの」
「今日って委員会じゃなかったっけ」
……すっかり忘れていた。どうしようと悩む前に自分のケータイを手に取る。
「連絡は早いよね」
「お兄ちゃんにも時間があるから」
 電話番号をカチカチと滑らかに打っていく。アドレス帳を開くより早い。すぐに発信音が聞こえた。
「雫、待っててあげるから。その後遊び行こうよ」
「……うん」
 葵を待たせたくない。自由な時間だって欲しいはずだ。わがままは控えないようにしないと。
「もしもし、お兄ちゃん」
『ん、雫。どうしたんだ?』
「ごめん。今日委員会あった。先、帰ってて」
『……分かった。いつぐらいに戻る?』
「7時ぐらいには帰るよ」
『分かった。待ってるからね。じゃあ』
「うん。ばいばい」
 通話を止めケータイを閉じると横からため息が聞こえた。
「何」
「ほんと、そんなんじゃ彼氏できないよ」
 雫はテキパキと委員会の用意をし、教室のドアに手をかける。
「お兄ちゃんができたら、……つくるよ」

Re: 兄から妹への影響 ( No.4 )
日時: 2014/12/05 19:41
名前: 三毛猫 (ID: I.inwBVK)

皆様、お久しぶりです。
見ている人はいないと思いますが。

一応大人小説カキコに行ってみたのですが、その必要はないと判断しました。
そんな描写は書けないので。
偶にちょこちょこ書いていきたいと思います。


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