BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- カノキドとか‥主にNL小説書く
- 日時: 2014/10/16 19:21
- 名前: 綾乃(黒音 (ID: .HplywZJ)
カノキドとか、カノキドとか‥‥とりあえずよろしく〜
- Re: カノキドとか‥主にNL小説書く ( No.38 )
- 日時: 2015/04/24 19:19
- 名前: 夏輝 (ID: A4fkHVpn)
ねこ
そうなんだw
うん!
- Re: カノキドとか‥主にNL小説書く ( No.40 )
- 日時: 2015/04/24 19:59
- 名前: 春介 (ID: nnuqNgn3)
- プロフ: http:/ハイキュー&ダイヤのBL
ふわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?
凄い凄い凄い…!
シリアス系ヒビヒヨォォォォ!!!
良い、凄く良い!
同棲してるのかな?
ヒヨリたんはどうしたのでチョウネ.
ブンサイタベテイイ?
- Re: カノキドとか‥主にNL小説書く ( No.45 )
- 日時: 2015/04/24 21:24
- 名前: 春介 (ID: C6aJsCIT)
- プロフ: http:/ハイキュー&ダイヤのBL
ど、どうなるのでしょう…?ハラハラ
ヒヨリとヒビヤの喧嘩…!
良い!ですね!
- Re: カノキドとか‥主にNL小説書く ( No.46 )
- 日時: 2015/04/24 21:49
- 名前: 綾乃. (ID: .HplywZJ)
惚れた弱みというのは、恐いものだ。
普段なら憎たらしく思える行為も、彼女がやれば 愛しく思える。
それこそ こき使われたり、暴言を吐かれることもあるけど 僕は必要にされてる。そう思うことで、我慢ができた。
そして 彼女のわがままな口調は、5年たった今も変わらない。
『絶対に探さないで』
テ‐ブルに置かれた 一枚の紙。
周りを見れば、ヒヨリも ヒヨリの荷物もない。
僕の溜息だけが静かな部屋に消えていった。
「嘘 でしょ‥」
どうしようか。
探すか 探さないか。いや、答えなんて 決まっている。
決まってるのだが‥以前、ヒヨリに 重いといわれた記憶があるのだ。
あの時以来、僕の気持ちは 伝えないようにしている。
消えてなんて言われた日には 部屋に閉じ籠ってやろうと思う。どこかのおじさんみたいに。
「あ‥」
そうだ、おじさんに聞いてみたらいいんじゃん。
‥てか コノハの家は‥。ないか。貴音さんがいるし。
ヒヨリも、行くとは思えない。
何故か 二人の仲は、ぎくしゃくしている。言い方は悪いが、騙されていたからだろうか。遥さんとコノハが 本当は同一人物だと、ヒヨリは知らなかったのだ。まぁ、気持ちはわからなくもないが‥。
「はぁ‥」
本日 二度目の溜息。
「どこにいるんだよ、ヒヨリ」
あの事件以来、ヒヨリがいないと 妙に不安になるのだ。
見つけ出すのにもかなり時間がかかった。あの日。
結局、皆には お世話になったし。
おばさんの言う通り、一人じゃ 何もできなかった。
じゃぁ 今回も‥
なんて 甘えていいのだろうか。
良く考えたら、自立する機会じゃないのだろうか。
もう、一人でも大丈夫なんだよ という‥。
『プルルルルルル』
相変わらず、いいタイミングだね。
こういう時だけ 空気が読めるんだから。
予想通りだろう電話の相手に 少しだけ期待を膨らませた。
「おばさん」
「相変わらずだね、ヒビヤくん」
「そっちこそ」
前は イライラしていたおばさんとの会話も、今では楽しく思える。
滅多に会えないからこそ、電話やメ‐ルでのやり取りが 一つの楽しみなのだ。
そして 今日の一番大きな話題。
「ヒヨリちゃん‥」
「え、おばさんの家にいるの?」
「うん‥どうする?」
そりゃぁ今すぐにでもおばさんの家に行ってヒヨリに会いたい。
だが、それよりも今は ヒヨリが無事だということに安心した。
*
ガタンゴトン‥
電車に揺られて30分。
着いた先はおばさんの住んでる町。
以前貰った地図を片手に、片っ端から家を探す。
「あ、ここかな‥」
表札に如月 と書かれている、綺麗で 大きな家。
来るのははじめてで 少しドキドキする。
このドキドキがどこからくるのか、今の僕にはわからなかった。
取りあえず、インタ‐ホンを押す。
少し時間がたち、ガチャ‥とドアが開いた。
「久しぶり、ヒビヤくん!!」
ちょっと高めの ソプラノの声。
前会った時より かなり伸びた 綺麗な髪。
それらは 明らかに僕の鼓動を速まらせた。
「‥久しぶり。ヒヨリは?」
それを隠すように、僕は 本来の目的へ。
速く、ヒヨリを見つけて、帰って‥。
「待って!!あまり怒らないであげてね?」
心配そうな顔で、こっちを見てくるおばさん。
はいはい わかったよ。
どうにも逆らえないのだ、この人には。
でも 抑えきれないこの感情。ヒヨリへの 勝手に消えた怒りと、おばさんへの よくわからない感情。
交互に ぐるぐると混ざる。
「‥で。そんなところで 何してるの?ヒヨリ」
ちょこ っとスカ‐トの裾が見えた。
一瞬びくっと身体を揺らすが、すぐに前に出てきて 僕を睨み付ける。
「探さないでって言ったわよね?」
ヒヨリのその一言に、僕は怒りに全てを任せた。
「どれだけ心配したと思ってんだよっ!!探すにきまってるじゃん、大切なんだからっ!!」
最期の方は 鼻声になってしまった。ださいなぁ‥、男なのに
ヒヨリを見れば びっくりした顔。自分で言ってて、僕もびっくりした。
「‥ちょっと、二人で話してきたら?」
おばさんに言われ、僕たちは外に出た。
場所は公園。
「‥ごめんなさい」
先に口を開いたのは ヒヨリだった。
「ううん。僕も 大声だしてごめん」
「あのね、私 実は不安だったの。いつもヒビヤは、私の隣にいるのに モモさんの話ばかりするから‥」
意外だった。まさか家出の理由が、良い方向で僕に絡んでいるとは。
‥ということは。つまり、
「僕のこと 好きなの?」
「うん」
拭きながら、小さめにそう言った。やっと、ヒヨリの気持ちが聞けた。何年も待ってた、この答え。
嬉しい‥はずなのに。なんで、頭に浮かぶのは おばさんのことなんだよっ‥
まさか 今頃自分の気持ちに気づくなんて。でも、ヒヨリが好きなのは 事実。
「ねぇ‥、モモさんに 言うことあるんじゃないの?」
口調こそは荒々しいものの、身体は 少し震えていた。
そんなヒヨリをぎゅっと抱きしめ、僕は言った。
「おばさんに言うことなんてないよ。僕は ヒヨリが好きだから」
嘘。嘘。本当はおばさんに直接、言いたいことがあったんだ。
『好きでした。』
そんなメ‐ルを送ったのを覚えてる。
好きでした、じゃなくて 今も好きだけど。
その気持ちは許されない。
だから、諦めようと 気持ちだけは伝えた。
これでいい。
ヒヨリがずっと好きで 追いかけて、数年の時間をダメにした。
それを取り戻そうと、今 頑張っている。楽しいんだ。ずっと続けばいい。
ほんと、惚れた弱みって恐いね。
今は好きじゃなくても、ヒヨリに 全てを捧げてる。
感情を殺して 自分を殺して。
それでも『好きにならなきゃよかった』 なんて、一度も思ったことがない。
なんでだろうね。
*
- Re: カノキドとか‥主にNL小説書く ( No.47 )
- 日時: 2015/04/24 21:55
- 名前: 春介 (ID: C6aJsCIT)
- プロフ: http:/ハイキュー&ダイヤのBL
おおおお…!?
まさか、ヒビヤがモモを好きだっとは…!
なんか、ヒヨリちゃん可愛い。
またヒビヒヨへの愛が膨らんできた…!
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