BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【ハイキュー】受け入れられない想い【及影】
- 日時: 2014/11/12 03:33
- 名前: あきな (ID: YUWytwmT)
及川side
影山「俺……及川さんの事、好きです」
及川「……は?」
唐突に言われたその言葉。俺が、ずっと言いたくて言えなかったその言葉。
お前は、そんなに簡単に言ってしまうんだ。
この想いが、どれだけ罪な感情なのかも知らずに。
及川「……本気?」
影山「はい。本気です」
ここで、「嘘です」なんて返ってきたら、どれだけよかったか。
俺はお前が好きだよ。でも、俺も飛雄も男。
気持ちが伝わればいい……なんて、普通の恋をする女の子が思うことだ。
俺の気持ちなんか……伝わる必要ない。
及川「うっわー、飛雄ちゃんってばそんな目で俺のこと見てたの?」
それは、どっちの台詞だ。
そんな目で飛雄を見てたのは、俺だろう。
及川「正直気持ち悪いよ」
こんな台詞を吐いて、お前にそんな顔をさせて、好きっていう感情を押し殺す。
これは、飛雄の将来のため。
結婚も、子供も。俺たちじゃできない。
俺の感情は、飛雄にとって邪魔な存在でしかないんだよ。
影山「俺……は……」
震える声で何かを言おうとした飛雄が、なにも言わずに走ってどこかへ消える。
及川「ほんと……バカだよね」
飛雄も、俺も。
俺は、体育館の壁にもたれて座った。
壁も、床も、冷たく硬かった。
- Re: 【ハイキュー】受け入れられない想い【及影】 ( No.1 )
- 日時: 2014/11/12 14:03
- 名前: あきな (ID: lDBcW9py)
影山side
影山「俺……及川さんの事、好きです」
気づいたら、言ってしまっていた。
この感情に気がついた時から、誰にも……及川さんにも気がつかれてはいけないと思っていた。でも、俺と一緒に話したり遊んだりするときの及川さんの……たまに見せるある表情を見て、もしかしたら俺と同じなんじゃないか。
なんて、思ってしまったんだ。
及川「うっわー、飛雄ちゃんってばそんな目で俺のこと見てたの?」
当たり前の反応。
及川「正直気持ち悪いよ」
当たり前の言葉に傷ついた。
あわよくば、気持ちが通じてくれないだろうか……なんて思っていた。
こんな気持ちが、伝わるはずがないのに。
影山「俺……は……」
「それでも、及川さんが好きです」
そう続くはずだった言葉は、最後まで言えなかった。
俺自身を否定されてしまうのが、怖かったんだ。
俺は、その場から逃げだした。
こんな想いなんて、いらなかった。
でも、それでも、まだ及川さんと笑いあえる関係になれたら……なんて考えるんだ。
この想いは消さない。
絶対、俺のことを好きになってもらうんだ。
諦めてなんかやらない。
- Re: 【ハイキュー】受け入れられない想い【及影】 ( No.2 )
- 日時: 2014/11/29 09:10
- 名前: 虹次 (ID: 7HladORa)
いいですなぁ
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