BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- ざまぁみやがれ。銀魂 沖→銀←土
- 日時: 2014/11/29 23:39
- 名前: 有田 (ID: nWEjYf1F)
はじめまして!初投稿です。沖→銀←土方の短編となっております。メガネいじりは仕様ですwwちなみにぱっつぁん大好きです。
「土方さん、それは食べ物に対する冒涜ってやつですぜィ。」
見回りを終え、ひとまず腰を落ち着かせたファミレスにて。沖田は、最早ただの脂肪と化したケーキを、げんなりとした顔で見やる。
「は?何いってんだお前。むしろこれは食材への感謝を表した結果だろうが。」
「死ん...」
死んでくだせィ。そう言おうとした瞬間、カラン。と客の来訪を知らせるチャイムが響いた。
「...あ。」沖田の視線を辿って、土方もそちらを振り返った。銀時だった。今日も気だるげな顔をして、後ろには新八を連れている。どうやらこちらに気がついたようだ。ニヤニヤとこちらに近付いてくる。
「あれぇ?多串くんたちじゃないのぉ。」
まただ。この人はいつも「多串くんたち」そういう言い方をする。たまには自分の名前を呼んでくれてもいいんではないか、沖田はそう思う。内心ムッとしつつも、それをおくびにも出すことなく沖田はいつもの調子で反応した。
「おや、旦那じゃないですかィ。あとメガネ。」
「メガネって何ですか!!アンタみたいなのがいるから僕のメガネキャラが定着してくるんじゃないですか!!」
「おいおいぱっつぁん。お前はメガネキャラじゃねぇよメガネだよ。」
「そうです。なにがキャラだメガネごときが。調子のらないで下せェメガネが。」
「メガネメガネうるせぇよ!!このどSコンビが!!」
どSコンビ。新八がそう言ったのを聞いて、沖田は自然と自分の口角が上がっていくのを自覚した。コンビ。二人組。銀時と同じ括りに入れられるのが嬉しくて仕方がない。
「なんだよぱっつぁん。何が不満なの?メガネが不満なの?」
「当たり前じゃねぇか!!」
「しょうがねぇな。メガネに付け足すとすれば...」
そう止まって、銀時がこちらを見た。その目は笑っている。沖田はそれにニヤリと返して、新八に向き直った。
「「『ただの』メガネ。」」
ぴったりと重なったそれ。新八はごちゃごちゃと何か言っているが、沖田は歓喜していた。銀時が自分とメガネいじりを企ててくれたこと。少しも狂わず合わさった言葉。全てが嬉しい。なのに。
「おいモジャモジャ。多串って誰だよ。」
「あ、多串くん居たんだっけ忘れてたー。てかメガネより存在薄いってどうなのあらやだウケルー。」
「なんだとテメこらぁ。そのモジャ髪むしってやろうか、」
ほら、もうすっかり2人の世界。本当にむかつく。イラついたように眉を潜めつつも口角は上がっている土方の顔がむかつく。このマヨネーズ野郎が。この...「ねぇ沖田くん?」
銀時に名前を呼ばれ、ぱっと顔をあげる。と、見れば3人とも沖田をみていた。
「...?」
「聞いてなかったの?俺さぁ、多串くんって絶対若ハゲだと思うんだよね。沖田くんどう思う?」
「...旦那。甘味屋行きません?」
「...ん?」
「奢りますぜィ?」
「行く行く!イチゴパフェより餡蜜な気分だったの今!」
ちらり、と土方を見ればこちらを睨みつけている。
「んじゃ、そういうことなんで。土方さんはその脂肪の塊に精々感謝の気持ちを表していてくだせェ。」
...ざまぁみやがれ、マヨネーズ野郎。
- Re: ざまぁみやがれ。銀魂小説 ( No.1 )
- 日時: 2014/11/29 22:04
- 名前: いちご (ID: nWEjYf1F)
沖→銀////
とても楽しく読ませて頂きました!
第二段待ってます!
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