BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- *オリBL.
- 日時: 2014/12/01 17:57
- 名前: ROL (ID: qF9RkhdN)
内気で引っ込み思案な臆病弱者
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無邪気で安直な単細胞の人気者
*こちらへの投稿は初めてですので、規約に抵触している等ありましたら申し訳ありませんがご指摘お願いします><;
*更新不定期注意
*色々あるのでこりゃダメだと思われましたらすぐにお逃げください
【桑島 輝虎】
(クワシマ テルトラ)
17歳、男、168cm
引っ込み思案、人見知り、口下手の三拍子が揃った臆病者
友達は少なく、クラス替えしたばかりのクラスに馴染めないでいる
勉強は得意だが運動神経は全くない
視力が悪く眼鏡をかけている
恋愛には奥手だと自分では思っている
制服はきっちりと着、校則に何一つ違反せず真面目に過ごす優等生
【沖山 龍人】
(オキヤマ タツト)
17歳、男、182cm
子供っぽく小学生のような性格だがリーダーシップに溢れ、クラスの皆から信頼されている
運動神経はいいがテストの成績はクラス最下位で学年でもかなり下の方
鈍感で相手からの好意に気づかないことが多く、色恋は苦手
制服を着崩し、耳にはピアス穴があいている 明るい茶髪は地毛
メインは2人、他の登場人物は追々
- Re: *オリBL. ( No.1 )
- 日時: 2014/12/01 18:24
- 名前: ROL ◆JLJujCt7Bg (ID: qF9RkhdN)
新しいクラスには、5月の中旬に入った今も慣れていない。
決していじめられているとかじゃなくて、ただ、何となく馴染めないのだ。
クラスの子はみんな明るくていい人達で、根暗でボソボソ喋って何言ってんのかわかんないような僕みたいなヤツにだってみんなが優しい。
それは偽りなんかでも表面上だけなんかでもなくて、本当の優しさ。
でも、それでも僕はこの場所にいるのが、少しだけつらい。
僕はこんなところにいていいヤツじゃないんだって、僕の中の暗くてモヤモヤした部分が訴えかけてくる。
高校2年生なら存分に青春を満喫するべきだ。
わかってる。
でも僕は人見知りで、口下手で、どうしようもなく臆病なんだ。
だから今日も、僕は窓際の一番後ろの席で縮こまっている。
「桑島!」
不意に声をかけられて顔を上げると、クラスメイトの、…名前を思い出せない。
「…お、…おき……?」
「うん、沖山な!桑島なにしてんの?」
沖山くん…は、にっと歯を見せて明るく笑いながら、僕に話しかけてくる。
眩しい。この人クラスの人気者じゃないか。なんで僕なんかに、どうしよう、何か答えなきゃマズい。
「……に、人間観察…」
「…ふーん?」
相変わらず笑ったまま、沖山くんは首をかしげる。
僕も引きつった笑いを浮かべる。せめて愛想笑いくらいには見えますように。
「よくわかんねーけど一緒に飯食わねー?オレ今日友達休みでさー」
僕の知らないあいだにクラスの中で暗黒の根暗狩りでも始まっているのだろうか。
沖山くんはなおも笑顔で僕に誘いを掛ける。
追い詰められた僕は、曖昧に笑ったままどっと冷や汗をかいた。
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